ひとりカナダ旅行 ①
先日ひとり旅でカナダに行ってきた。
1週間以上の休みを気軽に取れるのは今年までかなと思って、絶対に海外旅行に行こうと思い立ったのが春のこと。なんやかんや出張や家族旅行などにスケジュールの候補を奪われていき、結局ぴったり1週間しか残らなかった夏休みに強制的に決定。
行き先はアメリカが優勢だった。ずっと行きたかったイエローストーン国立公園に行く時が遂に来たかと思ったからだ。別でヨセミテ国立公園にも行きたかったから、カリフォルニア方面に向かうのも悪くないかと思った。けれど、世界遺産の本やらを眺めている中でカナディアンロッキーの景色を見てしまった私はここに行きたい!と心躍ったのをきっかけに決定。(9月のイエローストーンは暑すぎるかも…?と少し優先度を落としたせいもあった)
ということで、あまり何も調べずに5泊7日のカナダ旅行に行くということだけが早い段階で決まった。
一人で海外に行くのは初めてではない。
一応、5年前に出張でアメリカに一人で行ったことがある。ただ、その時は1週間大学に泊まり込みで缶詰めだったので、周りの観光はほとんどせずに過ごしていた。英語で周りと話す機会だけはあったが、飛行機だけ取れば、宿泊場所や食事は勝手に決まっていた。
そのため、意識としては初めての一人海外旅行。国内旅行に慣れているとはいえ、やはり英語に苦手意識を抱える身としてはなかなか不安な旅行である。文化が違うというのもやはり少しの不安要素でもあった。ただこれは、正直分からない、知らないが生むものではあるので、対処のしようはある気がした(現地で付け焼き刃的に調べたりした)。
さて、一気に予約をしてしまおう。
飛行機…高い!宿…高い!カナディアンロッキーのツアー…高い!
分かっていたけれど、やっぱり苦しいなぁ…と思った私は、できるだけ安い飛行機、できるだけ安い宿を探した。
結果として、国内でもビジネスホテルやカプセルホテルくらいまでしか泊まったことがなかったのに、初めてドミトリー(女性用)に泊まることになるし、帰国する時は朝6時に出る飛行機になった。
その割に欲張った私は、カナディアンロッキーのついでにカナダの都市1つくらいは行ってみたいな〜と暢気にモントリオールにも1日だけ寄ることを決めていた。これは海外の都市でのんびり何も決めずに気ままに過ごすことに急に憧れを抱いてみた結果で、結局現地に行くまでモントリオールで何をして過ごすかはほとんど決めずにいた(行く2週間前にモントリオールの公用語がフランス語なことを知ったくらい調べていなかった)。
ということで、
1日目:夕方にバンフ(カナディアンロッキー観光の拠点)着
2日目:カナディアンロッキーのツアーに参加
3日目:カナディアンロッキーのツアーに参加
4日目:モントリオールに移動
5日目:モントリオール観光
6日目:帰国
というスケジュールになった。
前々日まで神戸に出張していたので、洗濯と荷造りを超特急で済ませて、落ち着く暇もなく迎えた出発当日。出発は夕方だったのでのんびり成田に向かい、カルガリー直行便に乗り込み、いざカナダへ。
カルガリー空港からバンフまではバスで約2時間。特に予約はしていなかったので、カルガリーに着いてからバスの席を取り移動開始。日本人運転手さんの英語での解説を聞きながらバンフに近付いていくと、どんどん景色がそれっぽい様相に!
こ、これもうツアー行かなくても良いんじゃない⁉️という興奮に包まれながら、車窓からの景色に夢中になっている間にあっという間にバンフに到着。宿に選んだドミトリーに荷物を置いて、遭遇した同室のメンバーに軽く挨拶だけして、足早にバンフの中心エリアに。ホテルやドミトリーが並ぶ道を観光客とすれ違いながら歩くこと約10分、お土産屋さんや食事どころが並ぶ中心エリアに到着した。日の入りが遅いためか、22-23時頃まで営業しているお店がほとんどだったが、ツアーで結構スケジュールが埋まっていたので、お土産はできるだけこの日のうちに買うなり下見を済ませておきたかった。
これは国内外どこのお土産屋さんでも同じことだが、とりあえずお土産屋さんなんて見てるだけでワクワクできる。カナディアンロッキーの有名な湖関連のグッズや、カナディアンロッキーに生息するグリズリーやヘラジカがカナダの服を着たぬいぐるみ、そして当然メープル関連のグッズがぎっしり並べられている。
その合間にカナダの服のブランドであるRootsにも赴いた。ビーバーがトレードマークのこのブランドの服は何かしら買いたいと決めていたので、ジップパーカーを下見。別日に白のジップパーカーを無事購入した。その際に偶然日本人の店員さんに接客してもらい、少し話もしたりした。前夜にはオーロラがうっすら見えたという話にワクワクしていた私だったが、結局滞在中にオーロラを見ることはできなかった。いつかオーロラを見る旅もしたい。
ゆっくりできるのはこの日くらいということで、事前に目をつけていたお店"PARK"で食事をとることに。日本でもひとり旅はよくするくせに、あまり一人で飲食店に入ったりしないので、友人と楽しそうに過ごす人々を見て、少し迷ったけど入ってみたすぎて思いきって一人凸!
メニューを見てもよく分からないけど、美味しそうな雰囲気だったものを勢いで注文!そして登場したのがこちら!
赤くて甘いビールと特大BBQリブ!さすがに食べ切れるか不安になってはいるものの、お腹が空いていたこともあって早速食べていく。
美味しい!!!!
柔らかく調理されたリブとBBQソースがマッチしていて、どんどん手が進む。食べ方の正解が全然分からなかったけど、各骨ごとにブロックを分けて、(気持ちばかりナイフで身を削ぎ落として食べた後)結局骨にかぶりつくという具合で黙々と食べていく。もっと楽に食べられるものにすれば良かったという後悔も若干あったものの、この美味しさなら頼んで正解!と割り切っていた。
そんなこんなで一人で入ることや量にビビりながらも、雰囲気の良いお店の中で、周りの客が楽しそうに話して飲んでしているのを眺めながら、こちらも美味しい料理を楽しむことができ、大満足だった。
あとは1日目はのんびり街を散歩して、2日目のツアーに備えた。
そんなツアーの内容は②で。。。