低スペ&旧式Macbook Proで自作モデルを作ってVtuberやってみようという備忘録 その4【モーション作成編】
おさかなと申します。
Live2D Cubism Editor上でのエディット作業が終わりましたので、次はモーションを作っていきます。
あ、このnote書くためにモーション一新しました。文末にあるのでよければ見ていってください。
モーション作成の基本
モーションを作らなくてもVtuberとして活動することはできますが、やはり、モーションを作った方がモデルが生き生きとして見えます。バイバイとかピースとかしているのって可愛いですもんね。
ではLive2D Cubism Editorでのモーション作成はどんな感じなのか、画面を見てみましょう。
狭っ!!!
ぶっちゃけサブディスプレイないと結構しんどいと思いますが、この狭いディスプレイの状態で作業しました。
この後に使用するVtube Studioでは待機モーションを設定できるので、まずはこの手が大量にある状態から、左右どちらも一つの手のみ表示されているデフォルトの待機モーションを作っていきましょう。
タイムライン上のモデルファイル名のプルダウンを開いていくと、Live2Dパラメータ、Live2Dパーツ表示、配置 & 不透明度というプルダウンが出てきます。
この中のLive2Dパーツ表示というプルダウンを開いて両手のパーツ表示の値に対し、右手デフォ・左手デフォの値以外を0にします。編集をした部分に黒い点が付いているのがわかるでしょうか。
そうすることでこのようにデフォルトの手以外は表示されなくなりました。
ちなみにこのまま再生すると途中でモデルが消えてしまいます。
この画像のオレンジのバーがアニメーションの再生部です、紫のバーがモデルの表示部なので紫よりもオレンジのバーが長くならないように注意しましょう。
ちなみに最終的なデフォルトのモーションはこんな感じです。
少し笑顔にして腕の調整を行った形になります。デフォルトのモーションに動きを出したいときに最終的に最後の動きに戻すために最後にも同じモーションを入れています。
モーションの編集点は、紫色のバー上の点をクリックすることで編集した点が全て選択されるので⌘+Cでコピー、最後の位置の紫色のバーをクリックして⌘+Vでペーストすると同じモーションを挿入できます。
詳しいタイムラインのパレットは下記の公式マニュアルも合わせて参照してください。
基本的なことがわかったらあとは有志が紹介しているモーション作成の記事を読んだり、自分で触ってみたりして覚えていくのが一番早いです。
私は初心者に毛が生えたようなものなのでモーション作成は独学です。
Macユーザーがモーション作成の時に気をつける事
ただ一般的に紹介されているLive2Dを使ったモーション作成でMacユーザーが注意しなければならない点がありますので今回はそこをお伝えします。
これはMacで使うトラッキングソフト「VTube Studio」での問題なのですが、FaceRigと違いVTube Studioはモーションを入力するとモーションが再生されすぐデフォルトの値に戻ります、ただ表示切り替えがあるモーションの場合デフォルトの表示に戻りきらないという点です。
「どういうこと?」という方向けにGIFを作ってみました。
こちらのモーションは指差しのモーションで、手が上がりきると手が指差しの状態になり、最後に手がデフォルトの位置に戻るときに同時に手もデフォルト状態に戻ります。(GIFの都合上指差しが上手く表示されていませんが実際のモーションはもっとゆっくりでちゃんと表示されます)
こちらが問題のモーションです。
デフォルトの状態に戻るときに一瞬手が半透明になっているのがわかるでしょうか。GIFなのでループかつ若干1.5倍速になっていますが、実際はこの半透明状態が違うモーションを入力するまで維持されてしまいます。
NGモーション後の待機モーションのスクリーンショットです。手が半透明に。
このようにならないために、ラストにもデフォルト(初め)のモーションをつける必要があります。勝手にデフォルトに戻ってくれるのがこのソフトの仕様(良いところだとは思ってない)と思っていたんですが…
ラストへデフォルトのモーションをつけるのは簡単です。
これがNGモーションのタイムラインです。
この再生終わりに0:00のスタート(デフォルト)のモーションをコピー&ペーストします。
こんな感じですね。これでOKモーションのように最後まで手が消えることなくモーションが再生されます。
これは表示切り替えのあるモーションに発生してしまうので、モーションの中でパーツの表示・非表示が出てくる場合は必ず行ったほうがいいです。
また、モーションファイルの書き出しの際、モーションファイル名に日本語は使わないようにしましょう。
VTube Studioで読み込んだ際、初回は普通に表示されますが2回目以降文字化けしてモーションがキーで入力できなくなります。そのためまた最初からモーションをVTube Studio側に設定しなければならないという超めんどくさいことになります。ローマ字でもいいので基本的には半角英数を使用しましょう。
Macでの書き出しの設定
モデルもできた、モーションも作った、モーションファイルの書き出しも終わった。となったら実際のモデルデータの書き出しをします。
この記事のシリーズのその3【Cubism Editorでのエディット】で、ディープブリザード氏の動画を紹介しました。
前回の記事でこの3つ目の動画の「facerig用にファイルを書き出す」の手前までと言ったのは、ファイルの書き出し内容が違うからです。
動画を参考にしつつ進めていき、さあ書き出すぞとなったら下記のような設定にします。
ディープブリザード氏の動画と何が違うかというと書き出しバージョンがSDK4.0 / Cubism4.0 対応になっているところくらいでしょうか。VTube StudioはSDK4.0に対応しているので動画でいう3.0に変更という手順は要らなくなります。(改めて調べてみたらFaceRigは2019/9/14にSDK4.0に対応してたみたいですね、FaceRigとは無縁なので知らなかったよ…)
そして出来上がった.moc3・.cmo3・.motion3.json・.model3.json・.cdi3.json・.vtube.jsonファイルと.1024フォルダを一つのフォルダにまとめておきます。
私は雑なのでこんな感じです。
汚いのと名前が…www
とりあえずここまででLive2D Cubism Editorでの作業はひと段落です。
ここからこのモデルで動画を作るにあたり必要なソフトをバシバシインストールしていきます。次回はVTube Studioについて説明していこうと思います。
いつもの通り参考になる記事の紹介と自分が行った設定などを紹介していく形になります。また、自分のモデルでボイスロイドやCoeFontなど読み上げソフトで口パクさせる方法なども説明していきます。(自分の声を聴かれるのが嫌なのでやってみた)
最後に冒頭で書いたモーションの修正です。
全体的に腕をもっと上に上がるようにして、それに合わせてワープデフォーマで上腕の腕の太さや長さを調整しています。角度Yがかなりキツめの角度で入っていたので少し角度を緩めて角度Zで調整した感じです。
私はリアルというよりアニメっぽい感じを目指しているので、表面っぽくてもそれはそれでいいかなーと。
それではまた。
このシリーズの前回のnote↓
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