霧の中のハリネズミ
何の授業か覚えていないが、一度見たことがあるこの作品。
プライムビデオで配信終了間近のところにあったから、もう一度見てみることにした。
(下書きにあったので投稿したが、確か今年の3月に書いたもの)
最後、こぐまに会えたヨージックの表情が晴れないのはなぜなのか?
そしてこぐまと星を数えながらも霧の中の白馬のことを思い出す。
ヨージックが霧の中をさまよっている間もこぐまはヨージックのことを何度も呼んでいて、やっとヨージックと会えたと思うとすごい勢いで話し出す。
「一体どこに行ってたんだ」
「君がいないと星を数えられない」
まるでヨージックに依存しているみたいだ。
それに対してヨージックは、「やっぱりこぐまと一緒がいい」
無表情であまり嬉しそうな表情が見えないが、そう思っている。
だけど、白馬のことを思い出している。
こぐまはヨージックに対して依存し、ヨージックも「こぐまには自分が必要だ。自分にもこぐまが必要なんだ。」と洗脳されているように見えた。
しかし、霧の中で出会った美しい白馬に惹かれている。
こぐまとヨージックは寂しさを埋めるために互いに依存し合っている状態であって、もしかしたら二人の間に愛情はないのかもしれない。