自分のココロの声に従うな
私たちは、1日に平均で60,000回考え、50000回は過去について、48000回はネガティブなことを考えます。
こんにちはフクシンです。今日も見ていただいてほんとうにありがとうございます。
今日は、自分のココロの声に従うなということをお伝えしたいと思います。
自分の心の声に従うことは、自分自身を信じ、自分の人生を自分で切り開くことにつながるんじゃないですか?
僕もそう思っていました。
でも、一日に平均60000回考えているうち、過去、未来のこと、考えますよね。過去は後悔、未来は不安。その声に従っててもタメにならない。
皆さんも、例えば、自分の意見を言えずに流される。自分の価値観や能力を信じられず、劣等感を感じる。仕事とプライベートの両立に悩み、疲弊する、社会で生きていくことのプレッシャー、結婚や出産などライフイベントに直面しキャリアに悩む。
いろんな悩みを抱えると思います。
あの時こうしておけばよかった、これからどうなるんだろう・・・
自問自答することってありますよね。
こうした自分の声、頭の中のひとりごと チャッターというらしいですが、今日はそんな自分の頭の中のひとりごととの付き合い方を、
イーサン・クロスの著書「Chatter: 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」
の内容に触れながら、ぼくなりの考えをお伝えします。
ぜひ、最近、悩みを抱えていて出口が見つからないって方、自分に自信が持てないって方、将来が不安な例えば20代30代のビジネスパーソンに聞いていただくと、すっきり自分がどう考えれば悩みを解決できるかがわかるようになります。
今日、お伝えしたいのは
今だけにフォーカスしろ
です。
チャッターって何
言葉は、他人とコミュニケーションをする道具。でも、自分自身とも言葉でコミュニケーションをします。
「あーどうしてあんなことやってしまったんだ」「あーしなきゃよかった」という過去の後悔。
「これからどうなるんだろう」「うまくできるのかな」未来への不安。
頭の中でつぶやく。
そんなところからでてきたSNSがTwitterですよね。
こういう時って、頭の中で独り言が勝手に回り続ける、だからとりあえずTwitterにつぶやく。TwitterだけじゃなくてもSNSでストーリーズなんかで軽く発信する。
そんなことありますよね。
でも、過去にうまく行ったこと、未来に楽しみなこと。
こういうときは、独り言はあっても勝手に回るほどではない。
ネガティブな時ほど、独り言は頭を駆け巡る。そして誰かを責める。もしくは、自分自身を責める。
そんなことありませんか?
チャットとチャッター、言葉は少し似ていますが、チャッターは、私たちの行動に大きな影響を与える可能性があります。例えば、チャッターに支配されると、私たちは不安や恐怖を感じ、行動を起こせなくなったり、逆に、無謀な行動を起こしたりすることがあります。
チャッターは、ネガティブな思考に支配されていることが多い。失敗するのではと怖がらせようとする。傷つくのではと不安にさせる。恥をかきたくないと妨げようとする。変化することを恐れて抵抗する。
視野を狭めて可能性を制限しようとします。
その結果、悩みを抱えたりします。
人が種を引き継いでいくためにはリスク回避が必要で、そのために一時的に情報を左脳に保持し、操作したり処理する機能にチャッターは語りかけます。
だから、こうしたチャッターは、生き残っていくために必要なことです。
いつ、いかなる時も、人は大量の情報を受け取っており、無数の光景や音といった刺激が点火する思考や感情、注意力のおかげで私たちは重要でないことをフィルターをかけて取り除き、重要なことに注目できるようになっています。
注意力のほどんどは、無意識に注意力を必要とするタスクに集中します。それ以外のことは無視して。
こうして、一つの問題に注意をむけ、他のことを見えなくする。
例えば、喧嘩したすぐ後には、落ち着いて本を読んだりできないですよね。
時に、社会的孤立や攻撃的な行動にも出たりする。
チャッターに駆り立てられるがまま行動すれば、悪い結果を招いてしまう。
でも、たとえばその苦難を乗り越えた結果や、そのコントロールができれば、自分の大きな資産にもなり得ます。
では、どうしたらこのチャッターをコントロールできるようでしょうか?
チャッターに打ち勝つ方法を知る
この本では26の方法で説明されていますが、僕からはそのうち、気になったものを自分の経験から僕の言い方でお伝えします。
まず、自分だけで実践できるツールとしては
自分なら、自分にどうアドバイスするか考えてみるということです。僕はよく、迷います。でも少し違う視点から見て、僕が僕にアドバイスするとしたらどういうだろう。もしかしたら一番いい答えかもしれません。
また、過去を失敗と捉えるんじゃなくて、課題がはっきりした。そう考えるようにします。すべての仕事や出来事は僕は失敗するためにあると思っています。失敗しないと価値がない。だから、もっと失敗しましょう。
また、感情が昂ってどうしようもない時には、僕は紙に思いのまま書きます。しかもそれは捨てていい紙。こうやって復習してやろう。やり返してやろう。書き切って、その場は忘れます。で、いざその場面になったら結構スッキリしていることが多くて、結果その紙はシュレッダー行き。
こうして自分の中で消化されていきます。
心理学者ジェンドリンの心理療法にフォーカシングという、身体の中にある言葉にできない感じをキャッチし、言葉に変換して身体から出す方法がある
絵でも紙に書いてもいい、投げつけてもいい、とにかく、自分の中にある、ネガティブな感情エネルギーを外に出す
次に、誰かが悩んでいるときに自分ができることとしては
傾聴することと、触れること。
コーチング理論の中にオートクラインという技術があります。
クライエントが発した言葉を、カウンセラーが伝え返し、クライエントが自分の耳で聞くことで自分の考えに対する新たな気付きを得る。
キャリア・カウンセリングでは伝え返しをして、その人が持っているはずの答えを導き出すのが必要。クライエントが言っていることを伝え返すことで自分はこんなことを思っているんだと自覚し自己のイメージを築いていきます。この時に助言は逆効果です。相手の自己効力感と自主性を脅かす結果になります。
また、触れることも大事です。
これは前回の動画でもお伝えしたのですが、
人はだれしも、生まれたときには怖いものもなく、エネルギーで誰もが誰かと繋がりたいと思っている。
それは、母親から分離された時に感じた淋しさ、やるせなさ、空虚感がさらにそうさせると思っています。
だれしも、体温の温かさでホッとする。心がおちつく。
それは、大人になっても誰かに寄り添いたくなったり、頼りたくなったり、また、親切にしたらいい気分になったり、ハグで心が落ち着いたりしますよね。特に秋から冬にかけては、何かこころさみしく、人の温かみが欲しくなる季節
特に好きな人の温もりを手を握る、ハグから感じると、自分の人生には支えてくれる人がいて、頼ることができるのだと意識レベルで思いだす。
無意識では、エンドルフィンや、オキシトシンなどの物質が脳内に分泌されます。この効果が発揮するためには、その人に歓迎されるものでないといけません。
他人が悩んでいるときは、傾聴と心に触れるということをしましょう。
また、緑に触れたり、とてつもない大自然に触れたりするのも、自分の悩みがいかに小さいか、実感できます。
最後に、情報が現代は多すぎる。課題をシンプルにするためにも、周りのものも人間関係も、好きな必要最小限のものに限って、他は断捨離していく。すると、好きなものしか残らないから、幸せにしかならないはずです。
チャッターを自分の成長に役立てる方法を考える
目覚めている時間の3分の1~2分の1は今を生きていないとこの本では書かれています。
チャッターが頭を巡っている時間、ここから離脱して過去や想像上のシナリオへと脳によって導かれる
じぶんの頭の中で耳にする声は、時に心の病に典型的な異常な声へ転落することがある。その時は自分から発せられているとは思わず、別の存在から出たものと考える。
頭の中に何らかの形の声を持っている。
声に出して1分間に4000語を発するに匹敵するスピードでチャッターは巡ります。
でも、本当の自分はどうありたいのか。
周りの価値観に振り回されていないか。
右脳は自分の考えていることをイメージとして持ちますが、言葉という表現を持ちません。だからなりたい自分のイメージは抽象的です。
言葉にするのは、左脳です
人が満足を感じるのは、感情です。
お金もモノも、人も、感情的な満足を得るための手段です。
感情は、身体の感覚で感情を感じるのは身体です。
最終的に人が求めるのは、感情的満足=身体の感覚です。
チャッターは私たちが内なる対話をすることで生まれる思考の流れで、この内なる対話を観察すると、じぶんらしさに気付きが生まれます。
チャッターには、例えば、
「あんなことしなきゃよかった」と過去の後悔が独り言で聞こえてきますが、「一度やってみてよくわかった」とポジティブに言い換えることができます。
「これからどうなるんだろう」と未来の不安が独り言で聞こえてきますが、「未来はどうなるんだろう、楽しみ」とポジティブに言い換えることもできます。
アファーメーションは、肯定的な自己宣言や言葉の繰り返しを通じて、自己肯定感や自己信頼を高めるためのツールです。アファメーションを繰り返すことで、富や幸運も引き寄せることにつながります。
マスコミは、いろんな不安を煽ってきます。でも、全て聞く必要もなくて、知る必要もなくて、引き寄せの法則では、とにかくいい気分でニュートラルに過ごすことが、富も幸運も引き寄せる。
いい気分になれるよう、ニュートラルになれるよう、信じるものだけを信じてればそれでいいんです。
プラセボ効果って、この本でも紹介されてましたが、砂糖水でもお医者さんが、これ効くって言って信じて飲めば、病状は回復するというのが、実際にあります。そう、人はそんなすごくておかしな力を持っている。
人って面白いですね。
人の脳をたとえ騙されても、脳内の秩序を作り、チャッターに押し潰されないように伝えることが大事。
気分よく過ごすこと
よくなると信じ込むこと
それが大事
暇だと、自分の声を聞いちゃう。だから、
目の前の出来事に全速力で反応するだけでいい。
そう、今だけにフォーカスして、自分を信じて、リアクションしているだけでいい。そんなことを感じた共感することが多い一冊でした。