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ダンスも仕事も楽しいからやってるわけではない【ダンスで見るビジネスや社会との向き合い方07】
あなたは、趣味がありますか?
スポーツでも、プログラミングでもなんでも、やりたいことがある時、それはなぜ、やりたいと思ってるのでしょうか。
好きだから?
もう一つ質問です。
あなたにとって、そのやりたいことはなんと呼びますか?
趣味?
僕は、本業ダンサー、副業公務員として34年やってきました。
ダンスは使命
僕は20歳の時にダンスに出会いました。
それまで自分をどう表現したらいいのかわからなかった僕が、生まれて初めて自分で扉を開けに行ったのがダンス。
ダンスを20歳の時に始めて以来、ずっとこれまで続けてきました。
最初は、スタジオで習うだけの生徒だったのが、ニューヨークに行き、自分のチームを持ち、そして教える立場もさせていただいてます。
その間、いろんな人にも出会った。
いろんな景色も見せてもらった。
冒頭と同じ質問
なぜダンスをやりたいと思ったか、それは・・・
自分の使命だから
ダンスはあなたはなんと呼びますか、それは・・・
ライフワーク
僕は、こう答えます。
趣味という軽いイメージではなく、何か、無くしてはいけないもの。そのもの全てみたいな感じ。
みなさんにも、そんなものあるのではないでしょうか。
本業はダンサー、副業は公務員と言っていますが、ダンサーがお金にならなかっただけで、ダンサーは趣味以上はもちろん、仕事以上の何か大きいものが僕の中にはあります。
みなさんの中にも、そんな自分そのものを表す何か、あるのではないでしょうか。
では公務員の仕事は?
20歳で始めたダンサー。でも22歳になると大学卒業となります。なんとか社会から逃げられないか、プロになって続ける方法はないか。色々模索するのですが、社会の波に飲まれていきます。
そこで、僕が選んだのは、公務員
それは、暇だと思ったから。
新卒の時には全ての公務員試験に落ちて、まずは経営コンサルタントの会社に就職した後、1年経って受験すると、補欠合格で公務員になりました。
補欠合格ですよ。でも、入ってから補欠かどうかは関係ありませんでした。
では、その公務員の仕事
すぐに辞めて、プロのダンサーになるつもりでした。
でも34年辞めずにここにいます。
入庁した最初の頃、公務員の仕事は、バイトと呼んでました。
なぜやってるのって聞かれたら、
お金のため
でも34年経って、今は副業と呼んでいます。
なぜやってるのって聞かれたら、
やっぱり使命だから
そう答えます。
結局やりたいことは一つに集約される
最近、好きを仕事にするというキーワードをよく聞きます。
転職が当たり前の時代になってきてもいます。
好きを仕事にしようと思うなら、大事なのは自己理解
でも自分のことって自分が一番よくわかりません。
ダンサーは、決められた振り付けを自分なりに正しくする。
それは日々のレッスンの積み上げの上に成り立ちます。
でも僕は、ダンサーの姿にそれだけを求めていたわけではありません。
何か、自分を表現したい。世の中にない唯一無二の作品をクリエイトしたい。その表現方法がたまたまダンスだったわけです。
だから、自分のチームでもダンスだけじゃなく、映像やDTMで曲を作ったり、オリジナルにこだわった舞台づくりをした。
そう、ダンスを通して、オリジナルの自分を表現したかったというのが僕の本当のココロの中でした。
実は、このマインドは、公務員の仕事にも現れてきます。
僕は、どちらかというと、ルーティーンワークの傍ら、企画立案を通していくという仕事、また企画を審査していくという仕事も多かったように思います。
日本一の赤字からの脱却、地域にこだわったまちづくりをリーディングプロジェクトにするなど、自分で発想したものをカタチにしていく。そんな仕事にスペクタクルを感じていました。
ダンサーと違ったのは、それが求められるものであったということ。
そう、自分の表現が求められるカタチでリアルにできること
これが僕の本業だったのです。
だから趣味も仕事もない、本業も副業もない、自分は自分。
ダンサーでも、このことが全て物語っており、誰かに価値を提供できることがダンサーのビジネスとしての定義。
そのことを学んだ34年間でした。
以下は、元の文章をなるべく変えずに、潜在意識のお話を加えた形で整理したものです。ストーリーが自然に流れるように調整しました。
イントロダクション:あなたのやりたいことは?
あなたは、趣味がありますか?
スポーツでも、プログラミングでも何でも、やりたいことがある時、それはなぜ、やりたいと思うのでしょうか?
「好きだから?」
もう一つ質問です。
あなたにとって、そのやりたいことは何と呼びますか?
「趣味?」
僕は、本業ダンサー、副業公務員として34年やってきました。
この人生を振り返るとき、僕が見つけた答えがあります。それは、自分の中にある「潜在意識」が、僕の行動を導いていたということです。
潜在意識が教えてくれる
僕は20歳の時にダンスに出会いました。それまで自分をどう表現したらいいのかわからなかった僕が、生まれて初めて自分から扉を開けに行ったのがダンスでした。
最初は、スタジオで習うだけの生徒でしたが、やがてニューヨークに行き、自分のチームを持ち、教える立場にもなりました。その間、いろいろな人に出会い、多くの景色を見せてもらいました。
では、なぜ僕はダンスをやりたいと思ったのでしょうか?
その答えは、「自分の使命だから」です。
僕の潜在意識は、ダンスを通じて「自分を表現したい」「自分の本質を知りたい」という強い欲求を教えてくれていたのです。
いいダンサーは、自分の体が「どう動きたいか」「どんな動きが心地いいか」を知っています。それは、自分の本能や癖を理解しているということです。
振り付けを覚えるとき、ダンサーは自分の自然な体の流れに従って動きます。その人自身の動きのパターンを生かしながら、無意識に振りを取り入れていくのです。
しかし、自分のパターンにない動きが求められるときには、意識してその部分を直す必要があります。この「意識と無意識のバランス」をとるトレーニングが、ダンサーにとって非常に重要です。
これは仕事や人生の選択にも通じる考え方です。自分が自然に動きたい方向、つまり潜在意識が示す方向を知り、それを活かす。そして、必要なときには自分のパターンにない新しい動きを取り入れる。それが成長と使命の発見につながるのです。
自然の器
仕事ってみなさんにとってなんですか?
英語に言い換えるとジョブとも言いますが、この場合ビジネスを言い換えておきます。
僕にとってビジネスとは、誰かを幸せにして、自分が高まるもの
それがいいビジネスです。
いいビジネスとは、自分が好きなこと?
そういうよりも、何か使命みたいなもの。
自分が動き出さずにはいられないほど、やらなきゃと現場で思ってしまい、思わず動いてしまうことです。
それが僕の場合は、自分が誰かの価値になるものをクリエイトすること
それは、考えても明らかになりません。
結局、懸命に現場で動き回り、人と出会い、人に価値を与えられるのは何か、懸命に考えて、その結果が訪れる。
その過程の中で、ある時に気づくもの。
自然体で、ニュートラルでいて、誰かから与えられるような感覚の役割、それが使命です。
好きを仕事にするというのは、合っているようで、少し違うかな。
やらなきゃいけないって本能で感じるもの。
運命的なもの。
それが使命であり、仕事の正体です。
自分に与えられた役割みたいなもの
自分にはこれがあっているとか、これが与えられているとかいう感じ
仕事も同じ。
楽しいだけでは本当は得られない。本物は得られない。