響きは自分や他人と向き合わせる【ダンスで見る自分との向き合い方10】
響きが自分の方に返ってくる。
今日は「音の響きが自分を変える」というお話をしていきたいと思います。
タップダンスって、皆さんあまり馴染みがないかもしれませんが、こういう靴を履いて、カタカタと鳴らしたりするんです。これって、すごく深く潜在意識とつながっています。
タップの響きは、自分自身をどう変え、他人にどう影響を与えるのか。
タップダンスは、ダンスとリズムだけと思う方も多いかもしれません。
でも、今日はその靴音が僕たちの心や行動に影響を与える、それによって響きが他人と繋がる そんなことをお話ししたいと思います。
タップの自分との向き合い方
まず、響き。
タップシューズのかかととつま先には、それぞれ金具がついていて、それが床と当たることで音が生まれます。また、踏む板によっても音が変わります。例えば、板の厚さや材質によって響きが異なります。
特に、分厚い板の上で踏むと、響きが自分の方に返ってきます。すると、すごく気持ちがいいんですよね。この気持ちよさは、潜在意識に働きかけているような感覚になります。
この響きが、自分を客観視させるきっかけになるのです。
タップを踏むと、その音は必ず自分に返ってきます。
でも、初心者の間は、形を真似しようとするあまり、足にばかり気を取られ、音をしっかり聞けない。
でも、音を意識して聞き、真似をするようになると、格段にタップの質が変わります。
これは、メタ認知や客観視する力と通じています。
特に、いい板の上でタップを踏むと、自分がどんな音を鳴らしているのかを感じやすくなります。この響きを感じることで、自分の状態を客観的に把握できるのです。
つまり、タップの音はただのリズムではなく、自分が生み出した音が自分に返ってくることで、リズムを作りながら自己認識を深めるツールになるんです。
タップを踏む時、僕たちは無意識にリズムや動きに集中します。この集中力によって、「今ここ」にいる感覚が生まれます。この「今この瞬間」に集中すること自体が、自分を見つめ直すきっかけにもなります。
また、タップの音は、自分の心の状態を映し出すものでもあります。
例えば、怒っている時には強く荒々しい音に、焦っている時にはリズムが乱れ、落ち着いている時には正確な音になります。
このプロセスを通じて、自分の内面を客観的に観察できるのが、タップの面白さです。
他人への伝わり方
ここからは、タップの音が他人にどう伝わるのかをお話しします。
音には感情が宿ります。
例えば、歌。同じ音程や言葉を発していても、感情によって伝わり方が変わります。タップも同様で、音を通じて感情を伝えることができます。
軽やかな音は喜びを、
力強い音は自信を、
静かな音は内省を促すものになります。タップによって生み出された音は、単なるリズムを超えて感情そのものを表現します。それが、良いタップダンサーの条件です。
僕が目指しているのも、音で感情を伝えるタップです。ただ音を鳴らすのではなく、歌のようにエモーショナルに表現する。それこそが、いいタップダンサーになるための鍵です。
他人がその音を聞いた時に、心が共鳴する瞬間があります。例えば、誰かがリズムに合わせて体を揺らしたり、拍手したりすることがあります。
この共鳴こそが、タップの力なのです。
日常での使い方
この響きは、日常生活にも取り入れることができます。例えば、セルフケアとしてタップのリズムを刻むことで、ストレスを解消できます。学校や仕事で嫌なことがあっても、タップを踏むことで自分を取り戻すことができるのです。
また、他人とのつながりを作ることもできます。友人や家族とリズム遊びをするだけで、自然と笑顔が生まれます。
タップレッスンでも、リズムを通じて人と通じ合う瞬間を体験することができます。
タップの響きは、ただの音ではありません。自分の心を映し出し、自分を客観的に見つめ直すツールになります。
そして、他人と共鳴し、つながりを生み出す力を持っています。
特別な技術は必要ありません。ただ一歩踏み出すだけで、自分の響きを作り出すことができます。その一歩が、あなたの心を変え、周囲の人々にもポジティブな影響を与えるかもしれません。
あなたも今日から自分だけの響きを見つけてみませんか?
小さな一歩が、大きな変化を生むかもしれません。
今日はタップの響きが自己認識を深め、他人ともつながれるというお話をしました。
今日の話が少しでも心に響いたら、うちじゃなくても全然いいので、ぜひタップダンス、体験だけでも宝物になります。体験されてはいかがでしょうか。
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