マウントされそうになったら○○と思え
マウント取られたことありませんか?
そんな時、あなたはどう対応しますか
あなたはマウント取ろうと思っていませんか?
それは、なぜですか?
こんにちはフクシンです。
マウント。いわゆる、「俺のほうが上!」って自己アピールをすることです。自分を大きく見せようと「国立有名大学の出身」や「一部上場企業に勤めている」と自分のステータスや実績などをアピールしてきます。
マウントとよく言いますが、ぼくが持つマウントのイメージは、総合格闘技のマウントポジション。相手に乗りかかり、手足が動けないようにロックしながら、上からこぶしを振り下ろす。そんなイメージです。
皆さん、マウント取りたいですよね。ぼくも、マウント取りたいと思っていた時期がありますし、今でもマウント取りたいな~って思うときも正直あります。マウントは悪いことばかりではない。だって、だれしも頑張ってるって人に認められたいし、自慢したい。そう思うのは自然だと思います。
世の中、いろんなマウントがあると思います。
今日は、ぼくが最近気になるマウントシーンをお伝えしたあと、公権力を使うぼくたちが気を付けなきゃいけないこと、最後にはぼくなりのマウントへの対処法、考え方などをお伝えしていきたいと思います。
僕は、人と未来をタップするキャリアコンサルタント公務員としてタップダンスのお話や、コミュニケーション、キャリアコンサルタントなど、ぼくの身の回りに起こるいろんなお話を発信しています。
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力で従わせる時代
人はなぜ力や暴力で社会や人を動かそうとするのでしょうか。
ちょっと最初はマウントとはイメージ話がそれるかもしれませんが、そんな話から始めたいと思います。
痛ましいニュースが毎日流れています。戦争、いじめ、暴力は単に武力だけじゃなく、最近ではSNSでの中傷被害なども言われています。
僕は最近テレビを観なくはなってきていますが、毎年大河ドラマは楽しみにみています。
今年の鎌倉殿の13人も毎週楽しみにしていますけど、最近必ず、誰かがなくなります。
源頼朝は、兄弟や家族であっても社会の秩序を創る過程では、自分以外の人間を信じることなく、主君として君臨していきます。今年に限らず、いつの時代の大河ドラマも、そんなシーンを伝えてきています。
これは明治・大正・昭和に入っても、そんなことが続いていき、ようやくいわゆる民主的な社会がつくられるのは戦後になってからでしょうか。
それでも、いまだに先日のような事件が起こります。
人は孤立するとほかの人とのコミュニケーションが取れなくなると、考えが偏っていく、妄想を抱き、思い込むのではないかと、アベマTVでひろゆきさんが言ってましたが、ぼくも同じようなことを思います。
人や社会は成長するものです。
いろんな体験や教訓を得て、クレバーになっていくもの。例えば、震災は阪神淡路大震災が僕は初めての大きな災害でした。多くの命が失われ、被害もありましたが、これを契機に災害への備えが当たり前に重要になってきています。
今、大きな地震でも、当時とは違って備えが、何よりも命が救われることが多くなってきたように思います。
いろんな経験を乗り越えて、社会や人は成長していくもの。
社会の秩序は作られてきたはず。今では、選挙という民主的な制度ができ、秩序を保っています。
でも、現代社会でも力でねじ伏せようとするのは、いまだにあります。
人は一人では生きられない
だから仲間をつくる
仲間をつくったら、仲間とそれ以外を区別する
自分の仲間以外は、敵とみなし、攻撃する。
こんなステップで、相手よりも優れているということをアピールしたり、権力を手にしたくなったりする。これは、もしかしたら向上心の裏返しなのかもしれませんが、そんなところは人間だれしもあるのではと思います。
また、こうして、マウントを取りたくなる。そんな風に思います。
それともう一つ、承認要求、いわゆる自尊感情、プライドを保ちたいということです。あるときには他人を引き下げることにより、自分の存在意義を実感して、プライドを守りたいという心理だと思います。
公権力の本当の使い方
僕たちは、普段仕事の中で公権力を行使して仕事しています。法律に基づいていろんな仕事をすすめています。
昔、お役所っていえば、ぶっきらぼうな人が窓口にいるイメージでしたが、最近ではずいぶん変わってきたように思います。新人の頃から接遇の研修も受け、今の窓口はずいぶん昔に比べるとですが、変わってきているように思います。でも、まだ職員間にも対応に差があるのも感じます。
お役所は福祉から教育、土木、保育、ごみ処理、上下水道、いろんな職場があり、実はそれぞれごとにスタンスが違います。
例えば、建築審査みたいな基準に合っているか審査する仕事、消防のように命を現場で守る仕事もあれば、市民の間に入ってする仕事いろんな仕事があります。
一概には言えませんが、それぞれの職場ごとに、ぼくの周りではですが、対応も少しずつ違うような気がします。
僕は、庁内のコントロールをする仕事が長かったのですが、それでも、市民の中に入って一緒に絵を描く仕事などもしてきました。また、公権力を行使する仕事もしてきました。
みなさんがイメージする警察のような部署が持つ公権力の行使とは少しイメージが違うかもですが、社会のルールを守るために公権力の行使は行われます。言い換えると、市民の生命と財産を守るため。一般的には。
だから、公務員は、対等にお話できることが大切だと思います。
公務員がマウントしないこと。そのために気を付けるべきは、専門用語、これはご法度。例えばバレエのパの用語を言われてあなたどんな動きか分かりますか?といつも言います。それと、自分たちの業界でしかわからない略語。これもご法度。
そして、何より、同じ目線で話ができること。これが、公務員の基礎中の基礎だと思います。
最近気になる言葉でのマウント
僕が普段仕事をしていて思うマウントシーンは、話の途中なのに最後まで聞かないというマウント。これは、市民対応や職員同士でもよく見かけます。
テレビの討論番組なので見ますよね。話を最後まで聞かずにさえぎるように話し始める人。ぼくはあれが苦手です。見ていてメラメラ、イライラするんですが、たぶんそうなるとテレビに注目しちゃうんですよね。そういう狙いなのかな。
でも普段のコミュニケーションでも結構見られます。
こういうお話をされる方は、人の意見を聞くと判断に迷いが出る。そのストレスを感じたくないから、人の話を聞かず自分の主張をされるのだと思います。
もし、ぼくが話を聞いているときに、別の誰かがこうしたマウントをとってきたときには、「ぼくが最後まで聞きたいので、最後まで聞きましょう」とお話するようにしています。これで、物わかりのいい人が演出できます。
また、ぼくの話をさえぎって話そうとする人に対しては、話の流れにより2通りの対応をします。
話を言い切った方がいい場合は、「最後まで言わせてください」とお願いをする。どうしても相手が言いたそうな場合は、話をやめて話しきるまで、自分からは何も話さない。まったく反応をしない。この2つで対応します。
お願いする場合、相手が聞き入れてくれると、最後までいいきることで自分の伝えたいことを伝えることができる。
お願いしても相手が話し続ける場合でも、こちらからは聞いてほしいとお願いしたのにそれに相手が応じなかったという事実が残ります。これにより小さな貸しをつくることになり、いわゆる返報性の原理により、そのあとの交渉は有利に進むことがあります。
また、相手が言い切った後、こちらから残りのお話を言うべきかどうかは冷静に判断し、冷静に伝えて考え方の違いを明確にするほか、言わずに、最後に「僕は違う意見を持っていますが・・・・・」とかで終わり、相手にもやもやを残す手立てもあります。
いずれにしても交渉事は、感情でぶつかると損をする。冷静・沈着に進めることが大事で、それが一番ストレスをためないことになると思います。
マウントゴリラ
承認要求は、自己実現へのステップの一つでもあり、大切だと思います。人は承認要求があるからこそ、向上していこうと思うし、でもそこに生まれた、守らなくてもいい、つまらないプライドが、人にマウントを取りたいという要求を産むのかもしれません。
マウントを取ろうとする人は、動物的な交渉を迫ってきますが、それを人間的な交渉にもっていくことで、関係はイーブンになるのではと思います。
そう、そこでマウントを取ってくる人に対するぼくなりのコツをお伝えしたいと思います。
それは、マウント取ってくる人はゴリラと思え。ということです。
力を誇示したい。おれは強い!正しいのは俺!まさにゴリラじゃないですか。
マウントゴリラ
自分に自信があるからプライドがある。でも本当に自信がある人は、自分を疑ってかかると思います。それが人間的。
いろんな人から吸収して、学んで、さらに向上していく。それが人間的ではないでしょうか。完全な人間なんていないんですから、自分は自分なりでいいし、でも今の自分が100%正しいなんて思っちゃいけない。
ぼくはそう思うようにしています。
今日は、マウントについてのお話をしてみました。そんな自分大したことないのに、小さなプライド、守らなくてもいいんじゃないですか。
相手からいろんなことが得られたら、その方がプラスですよ。ゴリラになるより、人としてイーブンないいコミュニケーションができる人になる。その方が素敵ではないでしょうか。ぼくはそんな美学を持っています。
今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
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人と未来をタップするキャリアコンサルタント公務員 フクシンでした。
また次の動画でお会いしましょう。