【扇町公園の桜を見にいきませんか】2023年度末の現状報告 #STOP大阪市の樹木伐採
2024/03/30
大阪でも桜がちらほら咲き始めました。みなさんのところではどうでしょうか。
さて、2023年度も終わろうとしていますので、今年度の総決算とまではいきませんが現状のご報告です。
★扇町公園と大阪松原線の樹木は、伐採を免れています
「公園樹・街路樹の安全対策事業」で、大阪市は今年度2,700本あまりの樹木の伐採を予定していました。
”伐採の基準があいまい”、”元気な木まで切る”、”剪定したらええやん”など問題だらけ、疑問だらけのこの事業に多くの市民が声をあげたことで、大阪市に、いくつかの公園や街路で、現地説明会を開催させました。
市民の納得できるような説明をできなかったにもかかわらず、大阪市が伐採を強行したところもありましたが、扇町公園の56本と大阪松原線の90本は、今年度は伐採を免れました。扇町公園の再度の説明会に向けての交渉は続いていますし、大阪松原線については、伐採を必要とする「証拠」を長居公園事務所が提示するまで、伐採は保留されています(しかし、あくまでも、”今年度は”免れただけで、大阪市は、両方とも伐採の方針を見直したわけではありません。いつ市民との交渉を打ち切って、伐採工事を強行するか分かりません。ご注意ください!!!)
昨年度は、私たちがまだこの問題を知ったばかりで陳情を出すなどしましたが、多くの樹木の伐採を許してしまったので、それに比べれば大きな前進です。みなさまの署名や現地説明会への参加などがあったおかげです。市民の力を実感しています。本当にありがとうございます!
ただし、大阪市はこの事業への「反省」を全くしていません。3月の議会での答弁を聞く限り、新年度も引き続き、「安全対策」と称して樹木の伐採を続けるつもりです。新年度のターゲットは街路樹です。万博会場への道路沿いの樹木はていねいに剪定するけど、ほかは剪定をせずに、予定通り伐採するつもりです。
しかも、日常の維持管理でも樹木の伐採は行っていて、こちらはHPへの掲載もなく、ブラックボックスのままです。この情報のHPへの公開を求めた陳情を出しましたが、ゼロ回答。挙げ句の果てには、維新と自民がこの陳情を「不採択」としました。市民のチェックがますます必要です。
★緑化課長と扇町公園事務所長が人事異動で消えた
扇町公園事務所で2月26日に行われた12時間にわたる説明会の市側の出席者、緑化課長と扇町公園事務所長は2人とも、人事異動でいなくなりました(4月1日付)。再度の説明会をどのように開くかについては、新体制のもと協議を続けることになっています。
ちなみに、大阪松原線の説明会を行った長居公園事務所の担当係長も異動。公園事務所長はそのままなので、しっかりと約束を守ってもらいましょう。
★大阪市の来年度の公園樹・街路樹の維持管理費は倍増の21億!~"万博毒まんじゅう"か?~
この10年ほど約10億円で横ばいだったのが、なんと2倍です。人件費高騰に伴うというのですが詳細はわかりません。そこにはきっと裏があるはずです…。
★オンライン署名は継続中
現在、賛同者は8,900人に近づいています。このキャンペーンの拡散をあらためてお願い申し上げます。
多くの樹木の犠牲を考えれば気分は憂うつになりますが、新年度の闘いを前に、しばし桜をながめて、のんびりしたいですね。
扇町公園では、伐採予定になっていた桜が残っています。そろそろ花を咲かせてくれることでしょう。「市民の安全」になんら支障をきたしていませんので、みんなで見に行きましょう!
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