「天神さんの古本まつり」情報!!! と、寸心自己紹介(続)
おはこんばんにちは。
外国文学好き古本屋の寸心です。
今回は、10月の「天神さんの古本まつり」の告知の告知と、スンシンドウのアイウエオ(2)「か」から「こ」の2本立てでお送りします!
天神さんの古本まつり
「天神さんの古本まつり」は、10月14日(金)が初日です!
それから5日間、つまり18日(火)までです。
大阪天満宮の境内でやってます。
落語をやっている繁昌亭の側から入ったらすぐその辺りでやってます。
イベントの詳細は、大阪古書研究会のホームページでご確認ください。
高島幸次先生の講演会(「菅原道真公の鬼退治――『酒呑童子・桃太郎・一寸法師』を読み解く」)のご案内もしてあります。
講演会も、ぜひ聴きに来てね!
※ ※ ※
スンシン堂のアイウエオ「か」から「こ」
では、3文アベセデール「か」から「こ」をやります。
寸心の自己紹介と思って読んでください。
(何回自己紹介すんねん。)
カイロソフト
ドットキャラがチマチマ動くカジュアルシミュレーションゲームを作っているゲームのパブリッシャー。好き。箱庭ゲームは「A列車で行こう」とか「シムシティ」とか好きだったので、カイロソフトの「箱庭タウンズ」もやっぱり好き。
カフカ
二十世紀前半の世界文学の三大小説家のうちの一人。残りの二人はジョイスとプルースト。天神さんの古本まつりから、カフカとジョイスとプルーストにちなんだ(?)トートバッグを大阪古書研プロデュースで売り出すので、買ってね!
カンディンスキー
カンディンスキーって若いときからなんとなく好きだった。のちに現代美術史をお勉強したり、『点と線から面へ』を読んだりして、こういうのを好きと感じる自分は、ちょっとまずいかもしれないと思った。実際ちょっとまずい。
キングダムカム・デリバランス
最近、大阪市立美術館で17世紀のオランダ絵画の風景画を見ているとき、無性に、西欧中世風のオープンワールドのファンタジーゲームの世界にまた浸りたいなって思った。その時すぐ思い浮かんだのは「スカイリム」だったけど、「もっと今の気分を満足させられるゲームをやっていたぞ、なんだっけ?」と思って思い出したのが「キングダムカム・デリバランス」だった。またやりたい、というか、新作出て欲しい。
クンデラ
チェコに生まれて後にフランスに帰化してフランス語で書くようになった小説家。クンデラの小説観がどのくらい普遍的なのか個人的なのか僕にはよく分からない。誰かとクンデラのエッセイの話をしたいなと、わりとずっと思っているけれど、身近な人は誰もクンデラのエッセイを読んでくれない。
競馬
土日に家に居たら民放でやっている放送だけは見る、という程度の競馬ファン。馬券は買わないので、競馬ファンというのは詐称かもしれない。好きな歴史的名馬はラムタラ。
ゲーム
本よりゲームの方が好きなのかもしれないというくらい、僕をつついたらゲームの話がいっぱい出てくると思う。本はダラダラつねに読んでいて、ゲームはやるときにワッと集中してやって、やらないときはぜんぜんやらなくなる、という感じ。とはいえ、最近はなにもやれてない。
現象学
フッサールに端を発する二十世紀の哲学潮流の一つ。フランスのヌーヴォー・ロマンの小説家の一人であるミシェル・ビュトールの小説の発想は、かなりの程度現象学的なんじゃないかと思う。ビュトールの発言で、「サルトルは十分に現象学的ではなかった」というのがあったと思う、つまり自分はサルトルより、より現象学的にアプローチしたんだという自負ではなかったかと。
ゴーゴリ
十九世紀ロシアの散文詩人、ニコライ・ゴーゴリ。ナボコフにゴーゴリのモノグラフが一冊あって、翻訳も出ているのでみなさん買って読んでね。読んでつまらなかったら売ってください、高く買います。
小島信夫
僕はもっぱら翻訳小説ばかり読んでいて日本文学のよき読者ではないので、小島信夫のことはちっとも分かってないんですけど。でも、サロイヤンの『人間喜劇』とトウェインの『ハックルベリ・フィンの冒険』の翻訳は素敵でした。古本で見かけたら買っておくといいと思います!
※ ※ ※
「か」から「こ」まで、それぞれ3つずつやるつもりだったけど、キーワードが思い浮かばなかったので、今回はこれだけ。
天神さんで売り出すことになるトートバッグのデザインは寸心(僕)です!
見た目のデザインだけじゃなくて、コンセプトから考えました。
ぜんぜん売れなかったら古書研の先輩方から袋叩きに遭うので、みんな買ってね!
それでは、10月の大阪天満宮でお会いしましょう!
よろしくお願いします。
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