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書類選考の振り返りとプレゼン審査対策について

先日、たかじんフェロー2024の一次選考会が開催されました。
たくさんの素敵なご応募から15名の通過者を選ばさせていただき、近々、二次選考会(対面プレゼンテーション審査)が行われます。

そこで、今回の記事では書類選考時にポイントとなった点の振り返りと、対面プレゼンテーション審査におけるコツをお届けします!


書類審査で大切にすべきポイント

・資料は概要をシンプルに手短に
→ 大量の書類の中で事業のすべてを伝えることはできないのでわかりやすさを重視し、対面審査で「詳しく話を聞いて判断したい」と思わせることが重要です。

・あなたの団体と主催団体との縁を感じさせる
→ 受賞者になるべき理由をいかにつくれるかは非常に大切です。コンテスト開催背景や団体&審査員のプロフィールを見て自分との接点を探してみましょう。

・chatGPTを使って構成をまとめる
→ 一般的に必要とされている項目がわかるのと、抜けがなくなり、資料の流れが自然になるのでデザインする前に構成を整理することをオススメします。

・ですます調がベター
→ だである調でもいいのですが、強気な感じやよそよそしさがどうしても出てしまうので丁寧な文調で書いた方がいいと思います。

・数値、写真、利用者の声などをリアルさを大切に
→ フリー素材を使うのもいいですが、画質や構図などが悪くてもできるだけ実際の写真や声を届けた方が心に響きやすく、イメージがマッチしやすいです。

・なぜ資料を添付したのか、見て欲しいタイミングなどを注釈で書いておく
→ ただ、資料を添付しただけではどこをどう見たらいいのか分からずに伝わらない可能性が高まるのでエントリー文に注釈をつけることで資料をどのように見たらいいかを表現できます。

・横文字&抽象的な表現を極力避ける
→ 例:マーケティング⇨webでの広告展開計画。あったかい社会⇨子供を産んでよかったと思える社会。など、主語が大きい言葉や聞き手のイメージが分散する言葉はより解像度を高めて伝えましょう。

・今回用のオリジナルスライドがあると熱量が伝わる(データ名・表紙・あとがきなど)
→ 例えば指定がなければデータ名を「(企業名)_○○コンテスト応募用資料」と書いていればやはり目を惹きますし、事業紹介資料をそのまま送るではなく、表紙やあとがきに今回のために作成しましたよというのが伝わるページや要素があればやはり審査員も人なので響くものがあるかと思います。

・想起させやすいキャッチコピー&紹介文は作ったほうがいい(神社・仏閣版の食べログ・政を祭に)
→ 大量の応募の中で絞る際に「(この事業)は…」という主語を作っておくと強烈に審査員の頭に残るので勝ち残りやすいです。


プレゼン審査で大切にすべきポイント

・自分の頭の中のイメージと相手の頭の中のイメージを同じにする
→ あなたの事業と主催団体との相性は審査に通してみないとわかりませんが、自分が伝えたいことと、それを見て聞いて相手がイメージすることをいかにすり合わせられるかがプレゼンにおいて重要なポイントです。

・プレゼンの際に必要な備品は持っていこう
→ メモ帳やタイマー、ポインターなど自分にとって必要であるものはどんどん持っていきましょう。

・特殊文字やデータを使う場合は事前にチェック、もしくはPDFで
→ 文字化けや表示ができないとなるとスライドの意味がなくなってしまうので、まずはプレゼン審査会の前に担当者に正しく表示ができるか確認をしましょう。その上で保険としてPDF ver.の資料も送付をしておくとベターです。

・可能であれば動画を残しておこう
→ スタッフさんやサポートメンバーにプレゼン時の動画を撮ってもらい、後から振り返ると良かった点、悪かった点が露骨にわかったり、質問者の意図なども理解を深めることができます。最悪、ボイスメモを録っておくことくらいはできるかと思うので、せっかくの貴重な機会ですからフルで活かしてください。

・タイトルスライドはコアメッセージを伝えて、イメージを擦り込む大チャンス
→ タイトルのスライドは発表時間に含まれないことが多く、1発目に入ってくる情報なのでそこで伝えたいことと一番最適なイメージ画像を差し込みましょう。

・スライドの量は1分につき、1〜1.5スライドを目安に
→ 5分のプレゼンに対して、適切なスライドは5~7枚ほどです(表紙・あとがきは除外)。それ以上は情報過多になり、審査員の中でインパクトや理解度が低下していく傾向になります。

・1スライド、1メッセージ
→ これは「スライドに伝えたい文章をデカデカと書く」というよりも、そのスライドで伝えたいことを明確に持つということを指しています。

・読み上げるな、書くな
→ 対面プレゼンの中で文章はあまり必要ではなく、コアメッセージだけに絞ることで審査員に強烈に擦り込むことができます。話し下手で原稿が必要な場合はスマホにメモして読み上げるなどスライドとは別で用意しましょう。

・うまく話すためには要素を細かくわける
→ 例えば、スライドに4枚の写真を貼って順番に説明を行う、そのあとに写真全体のコメントを行うという流れを作ってしまえば台本が手元になくともなんとなく話せるイメージを持てませんか?つまりすべての文章を丸暗記する必要はなく、スライドに載せている要素要素でこの説明をするという風に考え方を変えれば、すらすらと話すことができます。必要であれば単語や図などを差し込んでおけばより話しやすくなるかと思います。

・プレゼンは端的に、そして質問時間を支配しよう
→ プレゼンの後に質疑応答の時間がある場合、あえて余白をつくることで質問をあげやすくできます。今後の計画や、ビジネスモデル、競合対策、バックグラウンドなど、想定ができるものについてはスライドをつくっておき、質問に対して抜群の返しをできると審査員の評価も大きく上げることができます。(プレゼン本編だけのスライドでつくり終えるのは勿体無い)

・深呼吸を挟む
→ スムーズにどんどん次に次にといくのもいいですが、緊張からくる呼吸の乱れや早口になるといった症状が現れることもあります。そして審査員も内容を理解するために一定の時間が必要だったりもするので、話題の転換点となる場所で一旦、深呼吸を挟んでみるとよりいいパフォーマンスを発揮できることがあります。

・緊張のほぐし方
→ 緊張すると体に変な力が入り、頭が真っ白になったり、うまく話せなくなったりしますよね。その原因は交換神経の乱れなので、それに対して有効な筋弛緩法をご紹介します。参考動画をご覧にいただければわかるかと思いますが、これをプレゼンの前に行えば神経バランスを整えたり、無駄な力がむけてリラックスできるのでぜひ試してみてください。


以上、いかがでしたでしょうか?
文字では限界もあるかと思いますが、皆さんの気づきにつながることがあれば幸いですし、ぜひ今後もたかじんアワード&フェローをよろしくお願いいたします!

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