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【僕の(あなたの)パニック障害はいつから?】

こんにちは!
長田です。

今回は【僕の(あなた)のパニック障害はいつから?】というタイトルでお話ししてみたいと思います。

今回のタイトル通りの意味ですと
「何年間その症状に悩まされているか?」
と言う問いに聞こえるかもしれませんが、少し違う視点でお話ししていきます。

僕自身がパニック障害と診断された時の思い

僕はパニック障害と診断されたあの日から、かれこれ8年と言う月日が経とうとしています。

そしてパニック障害という言葉を知ってからも同じく8年という月日が経ちます。

僕はパニック障害という知ったのは自分が診断されたその日です。

20歳の僕にはあまりにも大きな物を背負わされた感覚がありました。

いわゆる精神疾患と呼ばれる疾患は血液検査のように数値の診断、骨折のような画像診断ではなく、基本的には先生の診断により下される物であり、当然のように診断に対する薬が処方された記憶があります。

このシステム自体に文句を言っているわけではなく、当たり前のように診断された事で僕の心の中に「パニック障害」というものがまとわりついた感覚がありました。

実は昔にも同じような体調不良を感じた事があった事を思い出しました。
パニック発作と呼ばれるようなあの感覚を初めて感じたのは高校時代でした。

その当時もしパニック障害を知っていたら、きっと高校生の僕は不調が加速したように思います。

これは誰しもがそうではないと思いますが、診断された20歳の時には「良くわからない不調はパニック障害が原因だったのか!」と少しだけ安心したともに
「パニック障害ってなんだ?」という思いが湧きました。

不思議なもので、高校時代も20歳になった時も頻度や程度に違いはあれで同じような感覚(いわゆる発作)は同じなのに”診断名”があるかないかで僕の感じた気持ちが違ったということです。

僕のパニック障害はいつから?

ではこう考えたときに、僕のパニック障害はいつからなのでしょうか?
発作を感じた高校時代でしょうか?
症状が頻発していた20歳の時でしょうか?
それとも診断がついたあの日からでしょうか?

僕としてはどれも正しいようでどれも間違いな気がします。

僕の中に「この不調はパニック障害のせいだ」という概念が生まれた時に僕のパニック障害は始まったように思います。

なぜなら高校時代その言葉も、そのような疾患がある事も知らなかった僕がそれに悩まされる事がなかったからです。

診断されたあの日から、自分には「パニック障害」があるんだと思うようになり、何かあるたびにそれが理由になってしまいました。

それは自分の意識の世界でも、無意識の世界でも。

今の僕が当時の僕に伝えたい事

僕はパニック障害と診断されたあの日、まるで人生が変わってしまったように感じました。

病院からの帰り道、心配してくれていた親や友人への報告、次の日の朝、それからの毎日。

診断されたその日と次の日やそれからの日々の間には、パニック障害と診断された事実は存在していますが、生活に大きな変化があったわけではなかったのかな。と今だからこそ思います。

確かに不調に悩まされてはいました。
生活もままならない日もありました。

ですがそれだからと言って僕自身が変わったのか?と言われればそうではありませんでした。

中にはある事がきっかけで発症した人もいるでしょうし、明確な物事がなくても発症した人もいると思うので簡単には言い切る事はできません。

ですが僕は診断名がつくこととあなたの不調自体に大きな関係はそこまでないのかな?とも思います。

少し雑な言い方に聞こえてしまうかもしれませんが

パニック障害だから幸せになれない訳でもなく
パニック障害だから不調でいなければいけないという事もありません。

先日ONE OK ROCKのボーカルTakaさんもパニック障害になってしまって‥とネットニュースになっていました。

そんなTakaさんは過去にこんな歌詞を残しています。

「過去の自分が今僕の土台となる」

ONE OK ROCK キミシダイ列車より

自分は診断されたあの日の事をいつまでも覚えてるだろうし、なんでお医者さんはその診断をしたんだ‥。

と思った事もありますが、そのおかげで自分の生き方や自分が今まで抱えてきた思いと向き合う事になりました。

不調に悩まされていたあの時期の事をとても良い思い出とか良い経験とは思うことはできないかもしれません。

でもそこから何を学び、そこに向き合った時間、そこから得た事は少なからずあります。

過去の自分もその時は必死だっただろうし、過去があって今があるのには変わりはないし今の僕があるのは間違いなく過去があったからです。

それはパニック障害と診断された事がある人にとっても、ない人にとっても。

変わりゆく者と自分の中にある変わらないものを感じつつ向き合っていって欲しいなと思います。

最後までありがとうございました。


貫禄のすごい長田を添えて。


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