これからこそガストロノミーツーリズム!
旅行と言えば、レジャー、ないしは温泉や海、山といった観光スポットへのツアーなどは一般的で、そこからグルメツアーや、体験型ツアーなる旅行などのスタイルが定着しています
このグルメツアーないしはグルメツーリズムの進化版、というか深度化版が「ガストロノミーツーリズム」 それは、「食べ物以上のもの」 つまり、様々な人々、文化、遺産、伝統、共同体意識を反映しています
ガストロノミーは「美食術」「美味学」と訳され、食べ物、飲み物の体験でなく料理文化にまで至り、そのツアーとなればそれを楽しむことになる、当然旅行の主目的となるものです
この画像の著書を読みましたが是非皆さんにも読んで欲しい1冊です! なぜなら、セトレは既にここで書かれている概念の多くを(控え目にいっても半分くらいは)既に体現しているからです! 無意識のうちにそれが出来ていて、かつ、セトレが目指していく方向に違和感がありません
地産地消、地域食材・・・といった食材の話に留まらず、その地の作り手、ないしは地場産業(淡路島の瓦や、信楽の器、姫路城の瓦、波佐見焼の茶碗、吉野檜のお重など)、食にまつわるものをも巻き込んだ、提供や提案を普通に行っています・・・柴山さんの土をも活用しているところも・・・
あとはそれをどう組み合わせ、さらに、深めていくことで、「泊まる目的」「滞在したくなる理由」にしていく表現が高めていけたら確固たるセトレのスタイルが出来上がりそうです! インバウンド需要は日本国内だけの話でなく世界中においてこれから益々広がっていくと言われています
予定調和型の観光スポットへの往来に留まらず、その国、地域の独特の宝物をどう感じてもらうか・・・それは「食」を軸に捉えていくと間違いは起きないのだということを教えてくれる1冊です