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フィリピン人のような性格になるには?
フィリピン人の、お茶目なところが大好きだ。
お茶目というか、いい意味で無邪気さや純粋さがあって、明るいところ。
本当にこの国の一番の魅力だと思っているし、実際訪れた旅行者や留学生もよく口にしている。
例えばそれは、朝会社に出勤した時から始まる。
警備員、ドライバー、スタッフ、清掃員、会う人みんなが「Good Morning!」と、歯にキラキラマークをつけたくなるような笑顔で挨拶してくれる。
それだけでもう、気持ちが良い。
学校や会社で眠そうに「ざぃまーす…」と挨拶していた自分をしばいてやりたい。挨拶の大事さをわかっていなさすぎた。
中にはわざわざ私に挨拶するためだけに、ガラス張りの隣の部屋から顔を出して、また歯にキラキラマークをくっつけた挨拶をしてくれる人もいる。
日本にいるとき、「目があったあと、どうしたらいいか困る」という言葉を聞いたこともあったけど、そんなものは一択だ。笑顔で、挨拶だ。
会社のクリスマスパーティーで、ダンスコンペがあったときは、本気すぎてついていけなかった。みんな子持ちのお母さん世代、30代〜40代の女性たちが仕事<<<<ダンスの練習 というモチベで汗を流す。
業務時間外に集まり、ゲラゲラと笑いながら、だらだらと練習する。
「私はパス(笑)」など言える雰囲気ではないし、「若い子達でやってw」なんて思想すらない。ソロパートは私がセンターでやるわ!と言わんばかりの勢いだ。
斜に構えず、と言いながらもダンスのクオリティは追わず、ただただ大はしゃぎして練習しているスタッフたちを見て、なんて愛らしい人たちだろうと強く感じた。
この素直で明るい性格は、一体どんな遺伝子でできているのだろうか。
遺伝子なのか、日照時間なのか、はたまたスペイン植民地時代からのこるラテンの血なのか。
これを言ったらどう思われるか、こんなことしたらこう思われるんじゃないかと勝手な妄想で尻込みしてしまう自分がたまに嫌になる。
大抵のことは「この方がいい」なんて分かっているんだから、やればいい。
「ざぃまーす…」という挨拶より、歯にキラキラマークをつけた挨拶の方が気持ちがいいことなんて自明なのだ。
きっと日本人的な細かさや先回りの考え方と、フィリピン人の明るさを両方持てたら、ものすごく素晴らしい人生を送れる気がする。
そんなわけで、本気で「どうやったらフィリピン人のような性格になれるか」と、1人悶々と考え続けている日本人でした。