医師に戻れるかも、、、しれません!!
昨日も記事を一本書いたのですが、今日も一つ書いてみたいと思います
早ければ、来年の4月、それが厳しければ再来年の4月に研修医に戻る予定です
主治医の先生によると、一言一句違わず書けないのですが、私の先入観も入っているかもしれませんが、こんな御言葉をかけて下さいました
『やってみないと分からないですからね、認知機能(以前、とても数値が低かった)も、一年待ったから、劇的によくなるという訳ではないと思います。意思を尊重したいと思いますし、もし、戻るとしたら、サポートはしっかりします。』
というものでした
私の母校の教授は、素晴らしい教授だと改めて感じます
今の教授は、私が大学を卒業してから、教授に就任なさって、私の主治医の先生として、日々、素晴らしいアドバイスを下さいます
先代のとてもお世話になった教授も、とっても素晴らしかったです
先代の教授とのエピソードを少しかきたいと思います
10年程前、私は、閉鎖病棟から退院し、大学で最もお世話になった分子解剖学講座の教授に挨拶に行きました
その時、教授にかけていただいたが、この御言葉でした
『(当時の精神科の教授の御名前)先生が、貴方はいい子と言っていました。期待を裏切らないようにね。』
私は、その後も、太るのが嫌で、お薬を勝手に断薬するなど良い子とはとても言えない行動をとってしまったこともありましたが、統合失調感情障害の症状にのまれ、自分は嫌われていて、みんなに問題児扱いされていると、ただ俯いて、学校も2、3日を除き、出席したのに留年になった1年の頃に絶望し、未来も暗いと思っていた状況から、教授に認めてもらえたというか、良い子と言って頂けたという感謝から、残りの6年間、卒業まで、先生の言葉を裏切らないよう、必死に頑張れました。
私は、去年、4ヶ月初期研修をした時、何度も希望科が変わりました
疾患の影響だと思うのですが、意思が薄弱というか、優柔不断でした
しかし、それ以上に、どの科も、とても楽しかったんですね
私は、医師というお仕事がとても好きなのだと知る機会になりました
患者様が、私に、色々な感情をぶつけて下さることが、ただただ嬉しかったです
私の最初の主治医の先生、先代の精神科の教授、今の精神科の教授、そして、北海道に引っ越した2年間の主治医の先生は、私の話をじっくり聴いて下さいました
私が色々な感情をぶつけるのを許して下さいました
その上で、私に、生きる希望を与え続けて下さったと思っています
そして、今の主治医の教授は、私に、医師に戻る可能性という、生きる希望を与えて下さっています
しかし、今、看護助手として6時間以上立ち仕事をしながら、患者さんとともに過ごさせて頂く日々にも、心から感謝しておりますし、今のお仕事も一緒にお仕事して下さる方々も大好きです
医師に戻れるなら、私は、嘗ての自分のような方々にそっと寄り添い、その方々に、私が多くの精神科の先生に与えて頂いたような、アイデンティティの形成に大きな最良の一手を添えられる様な医師になりたいです
私に関わって下さった医師の皆様へ
本当にありがとう御座います
私に可能性があるのかなんて、一般的に考えると無意味な位、統合失調感情障害の患者が医師をするのは絶望的なことかもしれません
しかし、蜘蛛の糸の様に、一本の細い糸でも、私に垂らし続けて下さったお釈迦さまの様な先生方の優しさに常に救われてきました
本当にありがとう御座いました
医師に戻れたら、大学3年から4ヶ月の迷走はあったものの、8年ほど夢見続けた精神科医になれるように頑張りたいと思います
最近は、特に、児童精神科医の道に進めたらと思っております
人生は、どうなるか分かりません、分からないからこそ、今は、看護助手として、患者さん一人一人との時間を丁寧に大切に過ごしたいと思います