LDLメンバー藤森さんインタビュー ~山頂施設を活用した町づくり~
まちづくりの第一人者木下斉(ひとし)氏が所長を務める、まちづくりの実践者コミュニティー「Locally Driven Labs(以下、LDL)」。私も「アソシエイト」という立場で所属し、学ばせてもらっています。
https://note.com/fumihirookazaki/n/ne15023de7706
今回はそのLDLメンバーであり、関西地区で商工会職員をされている藤森さんにインタビューさせて頂きました。
LDL発足前からの繋がりあり
私は2022年6月入会なのですが、藤森さんはLDLが発足する前から木下氏の本を読まれておられ、大阪で開催された「狂犬ツアー」にもご参加。コロナ禍の2020年に始まった狂犬ゼミ(LDLの前身)にも参加され、その後のLDLに繋がっていったという流れです。
前職時代から町づくりに興味がおありで地域イベント等にも積極的に参加されていたそうです。現在は商工会職員ですから、地元企業さんの伴奏支援を通して町づくりに関わっておられます。
大野アルプスランド
趣味であるトレイルランニングで利用していた山の頂上にある多目的施設「大野アルプスランド」の利活用で何かプラスになる関与ができないか、というのが現在の課題だそうです。
この施設にはキャンプサイトが20区画ほどあるのですが、かつては無料だったそうです。森林組合さんが指定管理者として管理されていたのですが、ゴミの投棄が多すぎて管理できなくなり、ここ数年閉鎖していたそうです。
それが1年ほど前に行政が施設を修繕し、キャンプ場も1区画1000円と有料化。そして管理体制も新たな形を模索しているとの事で、そこに藤森さんも何らかの形で関われないかと模索している段階だそうです。
キャンプ場の利用促進ではなくコンテンツを考える?
私は岡山県で「大佐山オートキャンプ場」を指定管理で運営しているのですが、それほど儲かる商売ではありません。しかも大野アルプスランドの場合は低単価(大佐山は1区画約5000円、大野は1000円)で、サイト数も少ない(大佐山は60サイト、大野は20サイト)です。
そうなると、満杯になってもたったの2万円にしかならない。行政の施設ですから市民の福利厚生という側面もあるでしょう。あまり高単価にしたくないという行政の思惑もあるかもしれません。しかし、2万円ではできる事は限られてしまいます。
藤森さんとzoomで創発していた中で出てきたアイデアは、キャンプサイトをいかに利用してもらうか、ではなく、例えば特別なプランを1万円ぐらいで作れば、2組入れば2万円になります。
どんなコンテンツにするかはこれからの話ですが、施設内には天文台もあるし、藤森さんは趣味としてトレイルランニングやモルックもされているとの事なので、それらを活用すれば面白い事ができるのではないか、という話になりました。
これからの藤森さんのご活躍に期待しております!