相手の時間も大切に
こんにちは!
今日は、相手の時間も大切にしよう、という話をします。
相手の時間と言われると、ハッとする方もいるかもしれませんね。
日頃私たちは、自分の時間については気にして生きていると思います。
そのため、ちょっとでも時間を無駄にしたと思うと、とても損をした気持ちになりますよね。
例えば、自分が乗る電車が遅延して家に帰る時間が遅くなったり、病院で診察までに長い時間待たされたりすると、ついイライラしてしまうことがあるでしょう。
これは、時間を大切にしたい、自分の時間を有意義に使いたいと思うあまりに湧きおこる、ごく自然な感情です。
しかし中には、一分一秒も時間を無駄にせず、いかに効率的に生活するかということを意識している人もいます。
時計をちょこちょこ確認しながら、人生のタイムアタックをしている感じでしょうか。
確かに、限られた時間を有効に活用することは、生産性を上げるためにはとても良いことだと思います。
しかしながら、そういう考え方に染まってしまうと、非常に危険なことが起こります。
すなわち、周りの人との人間関係が悪くなってしまいます。
相手が助けを求めていても、自分にとっては時間を取られるように感じる場合には、相手のことを切り捨ててしまいがちです。
そうなると、相手としては自分に時間を使ってくれないことに、寂しさや怒りをおぼえることもあるでしょう。
さらには、自分の時間管理に厳しいために、相手の時間の使い方が非効率だと、それが許せなくなるということにもつながります。
相手がぐずぐずしていて、それによって自分の時間が無駄に消費されていると思うと、イライラしてしまうかもしれませんね。
そう思ってしまう気持ちは、私はすごくわかります。
ですが、誰かと過ごしている1時間は、自分の1時間でもあると同時に、相手の1時間でもあります。
自分がそうやってイライラしながら過ごした1時間は、相手にとってみれば傷ついて悲しい気持ちになった1時間です。
このように相手の人生の時間を奪っていては、お互いにお互いを思いやる気持ちがどんどん小さくなっていってしまいます。
とかく現代人は、自分の時間を使って相手を「待つ」、ということができなくなっています。
自分の時間管理を最適化しようとして、自分にとって何も生み出していない時間を、無駄だと切り捨ててしまいがちです。
そうではなくて、自分の時間だけではなく、相手の時間もちゃんと尊重すること。
そして、自分の周りの大切な人にはしっかり時間をかけて関わることが大切です。
大切な人や仲間たちとどれだけ多くの時間を共有できたかということが、いつか人生を振り返ってみた時に、何にもかえがたい幸せとして残るのではないでしょうか?
今日はここまでです!
それではまた(^^)/✨