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#14 徒歩日本一周日記 2018年6月6日〜

前回↓

6月6日

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今日は浅虫水族館へ行った。浅虫水族館では、イルカショーにねぶた囃子が使われていた。イルカショーにその地域にまつわる音楽が使われているのを見たのは初めてだったので、とても感心した。あと、イルカショーのステージに大きなカーテンがかかっているのがよかった。やっぱり幕が開くと「ショーが始まる」って感じがするし、幕が閉じると「ショーが終わった」って感じがする。
今日は三人兄弟がいるお家に泊めてもらった。僕は一人っ子なので、三人兄弟の会話を聞いていると賑やかで楽しそうだなあと思った。でもいざ兄弟がいたりすると一人っ子がよかったと思うだろうか。つづく。

ねぶた囃子イルカショー、かなり衝撃的でした。日本全国イルカショーを行なっている水族館は多々あれど、ほとんどは一昔前に流行ったJ-POPとかなんですよね。背景で流れていた「祭」うちわが舞う謎の映像も良かった。

これが実際活躍しているところはまだ見たことがありません。人の背より高く積もった雪も。

ドクターペッパーって基本的に関東と静岡、沖縄でしか売ってないらしいです。ドン・キホーテやすかいらーくグループのファミレスのドリンクバーなど例外はありますが。北に向かうと自販機ではほとんど見かけません。

6月7日

6/7
今日は旅を中断し、電車で秋田へ。青森から秋田、結構遠い。隣の県なのに中心部から中心部までだいぶ遠い。
お父さんの旧友の家に泊まらせてもらう。家主がいないのに鍵だけ受け取って泊まる。誰にも気を使わなくていい。しかもちゃんとした家。最高だ。おやすみ。つづく。

秋田でおもしろいイベントがあるから来なよ!と誘われたので旅を中断して電車で秋田へ。といってもこの日は移動だけでした。

ネットカフェに泊まると「金払ってるんだしなんかしなきゃ…!」と思っちゃうし、誰かのお家に泊めてもらうと「泊めてもらってるんだし会話とかしなきゃ…!」と思っちゃって心が落ち着かないのですが、家主不在の普通の家にただ一人泊めてもらうと何もかもから解放されて「無」になってしまいました。

6月8日

6/8
今日は夕方までゴロゴロしていた。
夕方に秋田公立美術大学に行ってトークを聞いた。文化人類学のトーク。面白かった気がする。面白かった気がするが、どこが面白かったかと言われるとよくわからない。
夜に友人と電話した。長電話をした。ほとんど他愛もない雑談だったけれど、すごく楽しかった。友人は大事だ。電話してたら元気が出てきた。また電話しよう。つづく。

アーティストや学者のトークをたまに聞くけどメモとかとらないので内容の九割九分忘れてしまいます。世の中のもの大体そんなもんか。
この友人には度々電話していました。ありがとう。

長生きしてみたい気もするししてみたくない気もしますね。

6月9日

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今日は秋美の学生に混ざって、フィールドツアーに行った。マイクロバスで鳥海山の近くへ。海沿いの岩肌に直接お地蔵さんが彫ってあるのが面白かった。
途中寄った道の駅で、ジャングルジムがトラックに乗っているのを見かけた。ジャングルジムって完成した状態で運ぶんだなあと思ったが、現地で溶接するわけにもいかないだろうしそりゃそうだ。
明日は男鹿半島に行くらしい。楽しみだ。つづく。

ツイートもしてないし当時何考えてたかあんまり覚えてないな。
道の駅でご当地ヒーローの顔出し看板を写真に撮ってたら秋美の学生に「顔はめてるとこ撮りましょうか?」と聞かれて「あっ…いいです…」と返したことは覚えている。毎日独りで歩き続ける日々を経て人見知りが加速していた。

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6月10日

6/10
今日もフィールドワークに参加した。今日は男鹿半島へ。
男鹿半島には水族館があるので、いずれまた歩いて来るだろう。
なまはげの資料館に行った。今まで僕が知っていた「なまはげ」はPR用の表向きの「なまはげ」であって、実際に使われている「なまはげ」とは別だということを知ってびっくりした。そこには各地域のなまはげが一堂に会しており、壮観だった。各地域ごとに素材も顔の作りも全然違う。見ていてすごく楽しかった。
そのあとお寺に行ったり、打ち上げという名の飲み会に参加したりした。
この数日で再確認したのは、僕は極度の人見知りだということだ。出会ってすぐの人と話すのは、とても難しい。できれば話したくない。旅に出てすぐの頃から思っていたが、僕は性格が旅に向いていないんだと思う。
かといってここまできてやめられない。前に進むしかないのだ。つづく。

この日もツイートは無し。日本一周を中断して別のことをしている自分に引け目を感じていたんだと思います。誰もそんなこと気にしないのに。

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「なまはげ」という言葉でイメージする赤鬼青鬼のような顔が実際の行事では使われておらず、PR用にわざわざ作られたものだと知ってかなりの衝撃を受けました。
地域ごとのなまはげ、本当にそれぞれ全然違って見応えがあります。しかもこれは現行で使われているもので、大晦日にはここから出して使うそうです。すごい。
なまはげの格好をして写真を撮ってもらえるコーナーで撮ってもらわなかったことをいまだに後悔しています。なまはげ館、また行きたいな。

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次回はついに北海道上陸です。
#15に続きます。