見出し画像

#64 徒歩日本一周日記 2019年9月6日〜

↓前回


9月6日

9/6
今日はまず、大牟田市動物園というところへ行った。看板や案内のイラストがどれもかわいくて良かった。ホワイトタイガーのホワイティだのキリンのリンだのツキノワグマのツッキーだの、ネーミングセンスがてきとーなのが良い。
入口のところには「ぞうはいません」という看板が立っていて、その通りゾウはおらず、ゾウがいたであろう場所にはカピバラがいた。ナマケモノがすごくかわいかった。
その後、やながわ有明海水族館というところにも行った。個人経営の小さな水族館で、日本一周してるというととても驚いていた。ワラスボって、本当にエイリアンみたいな見た目をしていた。
魚たちの他に漁で使う道具とかも展示していた。帰り際に水族館の人が唐揚げをくれた。嬉しかった。
家にいる間は風呂に入るのが面倒で毎日シャワーで済ませていたけど、やっぱり旅してる間は毎日風呂に入りたい。最高。でも毎日は入れない。ざんねん。つづく。

安直なネーミングって好きなんだよな。ひと昔前のマンガの、役割をそのまま名前にしたゲストキャラクターみたいな。

福岡に入ったというだけで安心感があるの、不思議だな。福岡への帰属意識があるってことか。直接的には関係ないけど、自分に関わりのある空間、の一部。という感覚。

9月7日

9/7
今日は、久留米市鳥類センターに行った。鳥がメインの動物園で、やたらとクジャクがいっぱいいた。
ヒクイドリ、エミュー、ダチョウと並んで、あまり見かけないレアがいた。キツネの寝顔がかわいかった。
佐賀に入った。佐賀には動物園も水族館もないので、ところどころでゾンビランドサガの聖地に行ったりしようかと思っている。でもアニメの聖地巡礼ってあんまり盛り上がらないんだよな、なんて。つづく。

レアっていう鳥がいるらしい。子供の頃やたらと覚えていた恐竜の名前とかもほとんど忘れてしまったけれど、それと同じことが日本一周していた頃の自分と今の自分との間にも起こっている。

実際減ったのかな。都会だと大荷物だろうがあまり話しかけられないし、田舎だと徒歩で移動してるだけで珍しがられるし、荷物量で変わるんだろうか。

9月8日

9/8
昨夜はネカフェ泊にした。8時間パックにするつもりだったのに、12時間過ごしてしまった。
横断歩道にある小学生型人形をやけにいっぱい見かける日だった。
道の駅鹿島でワラスボを食べた。ゾンビランドサガで見てから食べたいなと思っていた。味は普通に魚の干物という感じだった。
夜、フリクリを3話まで見た。めちゃめちゃ面白かった。新谷真弓さんの声が好き。つづく。

8時間パックってつまり6時間くらいしか寝られないからな。せっかく野宿じゃないんだからたっぷり寝たい。

この頃の佐賀、いっぱいゾンビランドサガに乗っかってて良かったな。今はどうなんだろう。

9月9日

9/9
Googleマップを見た限りでは休みなし表記だった水族館が、実際行ってみたら月曜休みだった。ちゃんとホームページで確認しないと駄目だ。
急に午後の予定が空っぽになったショックで日陰でボーっとしていたらお兄さんに話しかけられた。陰で休んでいた建物で弁当屋をしているらしく、今日は休みだから大したものないけどと言いつつ、食べ物をいろいろくれた。
その後することがなかったので、ジョイフルにて動画を見たりしながら、艦これのイベントを進めていた。なんかあっという間に夜になった気がする。今回のイベントが小規模でよかった。次のイベントまでに旅は終わるのかな。つづく。

あれ!?ほぼ何もなく佐賀が終わった!?と思ったけど、よく考えたら佐賀→長崎→佐賀って感じで移動したのか。位置的に考えたらそりゃそうだ。
長崎のあとに佐賀後編があります。

このお兄さんいい人だったな。でかい羊羹を丸々一本もらってかじりながら歩いた。

9月10日

9/10
今日はまず、昨日行けなかったむつごろう水族館に行った。その名の通りムツゴロウがたくさんいて、ぴょんぴょん跳ねていた。青いザリガニ、白いザリガニは与える餌で意図的に育てられるということを初めて知った。ワラスボは何度見てもエイリアンみたいだ。
その後、長崎ペンギン水族館というところにも行った。なんでも展示しているペンギンの種類数が世界一(9種類)らしい。ただ、イワトビペンギンとかがどこにいるのかよくわからんかった。
コガタペンギンを初めて見た。たぶん。ちっちゃくてかわいかった。コウテイペンギンの剥製もあった。いま日本でコウテイペンギンが見られるのは愛知と和歌山の2ヶ所だけらしい。楽しみだな。
長崎に来たのでちゃんぽんを食べた。おいしかった。つづく。

青いザリガニってレアなイメージだったのに簡単に育てられちゃうんだ。
フラミンゴのピンクも餌由来らしいし、やろうと思えば変わった色のフラミンゴも育てられるのかな。

日本で一匹のコウテイペンギンってどんな気持ちだったんだろう。
「日本で一匹だけ」と「日本で二匹のうちの一匹だけどもう一匹と会うことができない」だったら感覚としては違うだろうか。
例えば人間が宇宙人に展示動物として連れ去られたとして、知らない星に地球人が1人だけなのと、会うことができなくてもその星の裏側にもう1人地球人がいるのとでは、心強さは違うだろうか。


#65に続きます