上場企業代表やM&Aを経験した中島が挑戦する、お祝いごとの専門ブランド「オリゼセレブレーションズ」とは
こんにちは!バルーン装飾を中心としたお祝いごとの専門ブランド「ORYZAE Celebrations(オリゼセレブレーションズ)」の広報です。
今回は、ORYZAE(オリゼ)代表の中島に、これまでのIT上場企業のグローバル支社長や代表取締役COOの経験、その後創業した会社を大手IT企業にM&Aし、ORYZAE創業に至るまでの経緯、そして年間4,000件以上のお祝いごとを手掛けるORYZAEの今後の展望までをインタビューしました。
「さまざまな事業を立ち上げてきた中島が、なぜお祝いごとブランドを創業するに至ったのか」について、経歴から今後の展望まで探っていきます。
ーーはじめに、簡単に自己紹介をお願いします。
オリゼセレブレーションズ代表の中島です。2018年にオリゼを創業し、現在は大手ブランド企業からラグジュアリーブランド、そして個人利用のお客様まで年間4,000件以上のバルーン装飾を手掛けています。
ーー中島さんは、大学在学時から事業作りに携わられていたんですね。
そうですね、慶應大学在学中に創業1年目のガイアックス社に参画しました。当時オフィスはマンションの1室で、無料でホームページ制作が出来るサービスを展開していて広告掲載でマネタイズするビジネスモデルでした。国内が順調に伸び、サービスのアジア展開のためにシンガポールのメディアリング社とジョイントベンチャーを設立し、シンガポール支社長に就任しました。サービスのアジアローカライズのために、事業戦略策定から営業・マーケティング・組織作りまで幅広くチャレンジしました。
事業が順調に成長しメンバーも10人から100人へ、そして大企業のクライアントが増える中で、もっと大きな10,000人や100,000人規模の大企業の組織を経験してみたいという想いから新卒ではNECに入社しました。
ーー新卒として様々な選択肢があるなかで、どのようにしてNECに決めましたか。
当時、インターネットが普及し始めた初期段階で、社会が変わるようなサービスが色々と出てき始めていたIT企業で、本社機能が日本にある内資企業、そしてシステム開発を経験するためにSEとして入社出来ることからNECを選びました。
入社後は、大手コンビニの中国初進出に向けて、日本のシステムを中国に展開するプロジェクトチームに参画していました。この取り組みはメディアでも大きく話題になり、開店当初はコンビニに入るのに2~3時間も行列が出来るほどでしたね。その後大手コンビニがアメリカの親会社を買収する際には、現地へ訪れシステム分析やシステム移管なども担当していました。
ーーグローバルで活躍されていたんですね。その後またガイアックス社に戻られたのはどのような経緯ですか。
新卒3年目の年に、ガイアックス社から代表に就任しないかとお誘いをいただいたことがきっかけです。当時売上は立っていたものの、会社の核となり成長を牽引するような事業作りに苦戦していたので一緒にチャレンジしないかと。
ーー20代中旬で上場企業代表へのチャレンジはプレッシャーが凄かったでしょうね。
そうですね。上場直後の重要な時期でもあったのでとてもプレッシャーは感じつつ、成長のチャンスだと思い挑戦しました。学生時代に一緒に働いていたメンバーが歓迎してくれていたことも大きかったですね。
大変なことは本当にたくさんありましたが、大きな方針転換を行いながら複数のチームと新規事業を立ち上げていき、就任から8年後には当時30人ほどのメンバーがグループ会社併せて700人に、売上も10倍以上に成長させることができました。
ーーその後はどのような変化があったのでしょうか。
8年間事業をやる中で、何度か、「もし自分がゼロから会社を作るとしたらどんな事業を作るだろうか」と考えるタイミングがありました。”自分も愛用したい”と思うサービスづくりに全てを注いでみたいという気持ちが強くなり、これまで心が動いた経験を遡りました。
僕は昔からアウトドアが好きで、旅先で出会うガイドさんたちと会話していると、馬が好きで乗馬のガイドになったり、海に魅了されてダイビングのインストラクターになったり、好きが高じてガイドになったという話をよく聞きました。好きを起点に仕事をする方達が多くて素敵だなあと思う一方で、ガイドの方達はマーケティングやビジネス経験が少ない方が多いので、素晴らしいものを作っているのにお客さんに知られていないという課題があり。
当時アウトドアの情報が集約されている場がなかったので、僕自身も素晴らしいアウトドア体験を見つけることの難しさを感じていました。
ーー中島さんの原体験が「そとあそび」事業を引き継ぐのきっかけになったのですね。
そうですね。アウトドアサービスの立ち上げを考えていたときに、「そとあそび」という関東を中心にいくつかの素敵なアウトドアを集めたサイトに出会いました。話を聞きに行くと、ガイドさんが立ち上げた事業で、厳選された体験が掲載されてるものの、マーケティングや経営の経験がないため、素敵なサービスなのに規模が小さく、僕がこれまで培ったマーケティングや経営力を活かせると感じ、厳選された素敵なアウトドア体験を集めた「そとあそび」の経営を引き継ぎました。そとあそびは、体験したユーザのクチコミの熱量がものすごく高くて。体験先のアウトドアを他の人にもおすすめしたい、応援したいという内容が多く、読んでいると僕も胸が熱くなることが何度もありました。このサービスを作ってよかったなあ、作り手の想いがお客さんに伝わる、こういう素晴らしいものを世の中に広めることはとても幸せだなと感じました。さらに成長させるために資金調達、M&Aを経て、現在はアソビュー社傘下の元、引き続きアウトドア市場を牽引しています。
ーーそして次の挑戦が始まるんですね
ガイドさんもお客さんも喜んでくれている姿を見て、僕は昔から身の回りの誰かに喜んでもらえることに幸せを感じていた、ということに改めて気づかされました。そんな時にTEDで”幸せ”について調査をしたプレゼン動画に出会い、”身近な人間関係が良好な人は、より幸福に感じたり寿命が伸びる”という調査結果が出ていて、次の挑戦のテーマはこれだと思いました。
“身近な人との人間関係がより素敵に深まる”サービス。日常の中で、お祝いごとを通じて、身近な人に感謝や愛情を伝えやすくできるようなサービスを作ろうと決めました。
ーー身近な人への感謝や愛情を伝えるキッカケになるお祝いごとの後押しができるように、とお祝いごと専門ブランドORYZAE Celebrationsが誕生したんですね。
そうですね、特に日本人は感謝を伝えることが得意でない人も多いと感じていて。例えばお土産を受け取った時に「ありがとう」ではなく「すいません、気を使わせてしまって」と謝ってしまう人が多かったり。僕自身も感謝の気持ちを伝えることが得意でなかったので、今は意識的にありがとうを伝えるようにしています。
誕生日や感謝会などのお祝いごとのタイミングであれば感謝の気持ちを伝えやすい、と思ったものの、普段からお祝いごとについて考えているわけではないので、そもそもどんなことが出来るのか、いくらくらいの価格でできるのかがわからない。定番のお花やケーキ以外では、個人でマジシャンやバルーン装飾をしている人を見かけましたが、価格やクチコミなどの情報が集約されていないので、初回利用で大切なお祝いの機会に依頼するには少し不安で。とはいえウェディングなどのプロに頼む場合、数十万〜と日常的には使いにくい金額になってしまい、ちょうど良いお祝いごとのサービスが探しにくいという課題を感じました。
そんな体験から、1万円程度から日常のお祝いごとに使えるサービスを作ろうと決めました。
ーーその中でもバルーン装飾から始められたんですね
大道芸人やバイオリニスト、バルーンなど色々なお祝いごとに関わる方の話を聞く中で、過去にバルーンを使った空間装飾がとてもよかったことを思い出しました。デザインやアレンジの幅も広くてすごく喜んでもらえてよかったのに、なぜバルーン装飾が広まってないんだろうなあと考えまずはバルーンから始めることにしました。
バルーンについてリサーチを始めると、「そとあそび」のガイドさんの時と同様に、バルーンが好きで素敵な装飾デザインを考えられる人がいても、マーケティングやビジネスが出来なくて仕事にできなかったという声もありました。こんなに良い体験なのに広まらないことがもったいないと思い、バルーンアーティストの方達と繋がりを増やしていき、その中で技術とセンスとバルーンへの熱い想いを持ち合わせたふじこさんと出会いました。
ーーサービスはどのように立ち上がり、広まったのでしょうか。
都内だけで10人以上、全国で30人以上のバルーンアーティストと繋がりができ、同時並行で公式サイトの作成に着手しました。ただ最初は事例として掲載する写真がなく、サイトが作れませんでした。知り合い経由の法人利用などのお陰もあって徐々に実績を増やしていき、創業して1年くらい経ってようやくサイトを作ることができましたね。法人利用でバルーンを体験してくれた会社の方が、出張バルーンの存在を知って今度は個人利用をご相談してくれる、というループで法人利用・個人利用ともに件数が増加していきました。
どういう人たちがどのようなシーンで、どんなデザインだと出張バルーンを使ってくれるか、色々と模索しました。現在では大企業やグローバル企業、ラグジュアリー企業まで幅広くご利用いただけるようになり、去年からはマリオットグループや三井ガーデンホテルなど人気ホテルとのコラボプランも増加しています。
開始から5年目でやっと、信頼できるお祝いごとサービスとして認知が広がりスタートラインに立てることを感じています。
ーーオリゼの今後の展望を教えてください。
サービスの開始時から思っていることは、「お祝いごとのグローバルNo.1ブランド」を作ること。例えばスターバックスやアマン、ルイ・ヴィトンのように世界中のどこでも素敵なサービスや商品を体験できる、そんなブランドにオリゼを育てていきたいと思ってます。
そのためには、熱量の高い仲間が安心して働ける強い組織づくり、全国どこでも安定してサービス提供出来るような体制構築、海外からきたインバウンドの方が利用できるようにサービスの多言語化と拡張性のブラッシュアップをしていき、その後海外向けのマーケティングや現地のサービス供給体制にも力を入れていきます。
既に、インバウンドで利用された方がクチコミやSNSで発信してくださり、海外の方からのご評価も高く、グローバル展開の可能性を強く感じています。
ーーオリゼは今、どんなチーム体制でやっていますか。
サービス部門と非サービス部門の2部署で構成されています。
サービス部門は、コンシェルジュチーム・デコレーターチーム・コンプリーターチームの3チームで構成されています。
非サービス部門は、システム開発・マーケティング・営業・バックオフィスなどの役割を担っています。
今年の前半までは僕とふじこさん以外はアルバイトや業務委託メンバーと外部のプロフェッショナルメンバーで構成するスモールチームでしたが、クチコミ評価も良くサービスのリピート率が安定し、新規案件も大幅に増加していてPMFが完了したのでこれからアクセルを踏むために組織拡大を進めていきます。
サービスを拡張するために、管理職メンバーの採用や、仕組み化が得意な中途正社員の採用を強化していきます。
ーー募集職種を教えてください。
・コンシェルジュチーム
・デコレーターチーム
・法人営業
・エンジニア
・WEB/SNSマーケティング
・アートディレクター
など全方位採用強化しています。
ーーどんな人と働きたいですか。
まだまだ事業の立ち上げ期なので、事業やサービスに共感できて主体的に自走できる方にご参画いただきたいです。お客さまが喜んでくれるために出来ることを積極的に提案し、実現に向けて進め、改善を自ら推進していけるような方。そして、ポジティブに、仲間を大切にしながら目標に向かって取り組んでいけるようなチームにしていきたいです。
学生時代の部活動ってお給料をもらえるわけでもなく、むしろお金を払って活動するわけですが、週末であったり、朝早く起きて朝練したり、無我夢中に取り組んだと思うんです。ORYZAEは世界大会優勝を目指しているチームです。そういう情熱を持って一緒に事業作りに取り組める仲間であれたらと思っています。
ーー最後に一言お願いします。
お客さんから感謝のお言葉をこんなにもいただける素晴らしいサービスはなかなか無い、有り難いお仕事をやらせていただいているな、と日々実感をしながら、お祝いのサポートをさせていただいています。
まだまだ会社として未熟で体制も整わず、少人数であるが故に一人一人の負荷が高くなりがちです。
それでもやはり、自分達が頑張った分だけ、この素晴らしいサービスが世の中に広まっていくと言うことに、充実感とやりがいを感じられる、そんな仲間とともに素晴らしいサービスを作っていきたいと思っています。
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