Life is like a rolling stone
この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ
-ダーヴィン「進化論」より-
「健康的な朝だなあ」とあいみょん歌詞のような心地よい朝を迎えたいが、テーブルには飲みかけのレモンサワーと、身体には連日の仕事で痛めた首と背中のダメージが残り、はじまりの朝には到底相応しく無い状態。でも、そんなことはもうどうでもいい。
2021年、4月1日。年度の開始。今日から全てをリセットしようじゃないか。昨日3月31日でTOKIO長瀬智也さんのジャニーズ退所があったり、『青春高校3年C組』が最終回を迎えたり、個人的なこと以外にも節目の日が重なったので、共に新たなスタートを切れるのは心強くもある。あ、【青春高校3年C組】のことは少し語ろうか。
3年間がっつり見続けて生徒達ともSNSやら公演でコミニュケーションとったりで、『アイドリング!!!』以来にがっつりハマったアイドルand番組であり、心から楽しませてもらったコンテンツ。それだけに、志半ばのような状態で終わってしまったのが残念でならない。もっと彼らの成長を見たかったし、もっと会いたかった。
『青春』ってやつは永遠には続かない、いつか終わりが来るものだから、この3年という期間は丁度よかったのかも知れない。僕らはいつも美しい想い出に縛られてしまうから。それでも、卒業ライブなんかは大きな会場で見届けたかったのが心残り。かの文化祭、ウィンターライブ、キックオフライブのような感動と興奮をもう一度味わいたかったよ。そのいろんな感情が混在して、最後のLINE LIVEはしこたま泣いてしまった。
ここ最近の僕のアイドルグループ事情は、日向坂46、ラストアイドル、青春高校3年C組の三本柱でお送りしていたので、その一角が欠けるのは非常に心許ない。この4月から無事にやっていけるのだろうか。まだコロナ禍は続き握手会やライブ等が完全復活してる訳でもないのに。今年夏フェスやクリスマスのコンサートが無ければ、もう耐える限界を突破して朽ち果ててしまいそうだ。
そして個人的なことを。昨日をもって8ヶ月勤めた職場を退職した。どうにか次の職場も決まり(まぁ今回も探すのが面倒だったので紹介してもらった所に配属)、来週の月曜からのスタートになるのでこの4日間は心身共に状態を整えたり。とはいえこんな短期間では苦痛の数々が癒えることなど到底無いとは思うが。3月いっぱいで退職というのに、ギリギリまで激務に追われたせいで首や背中が痛む。最悪な土産を背負わされてしまった。
この8ヶ月で学んだことは……正直いってあまりない。強いて言うなら【苦手な人と上手く立ち回るための処世術】だろう。学生時代だと同じ教室の空間にいても、合う合わないやつを自身の中で淘汰していき、意識せずとも自然に、ぼっち、ヲタク、陰キャ陽キャ、部活派、何かしらのグループや派閥にカテゴライズされ、スクールカーストが構成していくものだが、『職場』というものはそれ一つ自体がグループなので、「コイツとは合わない」「生理的に無理なやつ」がいても共に力を合わせて、コミュニケーションを取り、業務を遂行しなくてはならない。
世間一般に見ても退職原因の第一は仕事の業務内容よりも人間関係であろう。学生とは違い、職場で疎外されたら金銭を稼ぐ場所がなくなる。僕自身も何度か人間関係が原因で会社に行けなくなってしまって、自分のことを社会不適合者だと認めているんだけど、その社会自体が頭のおかしな奴らで構成されているんだから、そんなものに染まることは無いなと。ただ単に「嫌だから」と責任なしに辞めたくなったのではなく、ちゃんと日々不当な扱いを受けて、不快ゲージが溜まる理由もちゃんと述べられる訳だし。そもそも企業がちゃんと機能してたらパワハラモラハラによる精神的苦痛を抱えた自殺者が出ることもないんだよ。
その考えは全く変わってないけど、どうにも辞められない状況ってのもある。僕の場合だと前職をたった2ヶ月で辞めてしまい、有給も使い切ってしまった。配属された先にどうにも不快な言動を浴びせてくる人間がいる。事故、完全不可避。歯車が噛み合わないと感じながらも、潤滑スプレーを塗布することなく生活サイクルを稼働させなくてはならない。
これまでだと「コイツ苦手だなぁ」と感じたら、真正面から衝突して大事故を起こすか(ちょっとしたことが原因で口論→働きたくない)、事故を事前に回避するか(下手に関わらない、口をきかない)の2択だったけど、今回は毎日会社の門をくぐった時点で自転車のサドルに跨る自分に対し、相手はダンプカー時速100キロ。少しでも揺らごうものなら大事故。ならばどうするか。
『自転車を降りて、同じダンプカーに乗る』という選択だ。仕事に対しての文句を言わたら、「これこれこういう理由で出来なかった」と反論すれば正面衝突。かの高山善廣VSドンフライばりのガッチガチの殴り合い必至。それを避けるためには、いくら理不尽に感じても顔には出さず、自分の感情を殺して真っ先に謝罪しその場を宥め、次からは同じミスをしないこと。明らかに小馬鹿にしたことを言われたら、ここも反論ではなく同調してやり過ごす。明らかにダンプカーが操作ミスで蛇行運転しまくってたら(謎に荒れている状態)、遠く離れて竹藪にでも突っ込んでくれるのを待つ。要は、『かわし方』なんだ。マタドールのように赤いマントをヒラヒラと翻し、突っ込んでくる闘牛をかわすかのように。
『柔よく剛を制す』と良く言われるやつだな。ダンプカーにダンプカーで突っ込んでも大事故に終わる。互いに損しかしない。巨大なエアバックで衝撃を抑えてあげれば、事故は起こらない。そんなことを、この8ヶ月は学んだような。全く仕事の業務的には意味のないスキルだし、そんな理不尽な人間がいること自体間違いなのだが、職場では必ずと言っていいほど人の人生を削りにかかる頭のおかしな人間が1人はいるので、真っ当な人間が【生きにくい社会を生きぬくためのスキル】としては大変役に立った。
来週から、いや今年いっぱいはシンプルに生きることになりそう。馬車馬のように働いて、イチ企業の正常な歯車として機能する日常。またもや仕事の仕方や環境に慣れることに時間がかかりそうなので、趣味やらに時間を割けなくなるし。まずは【心身ともに健康であれ】ということ。ちゃんと生きるには、無理せず、限界がきたら申し出る。それでいい。今年こそは、真っ直ぐに、楽しく生きたいなぁ…。
それじゃまたね お疲れ様
今日はどうでした?
なにしろ体だけは 資本ですから
大事にしましょう
-SMAP『それじゃまた』より-
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