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西安で144時間トランジットビザ免除を申請してみた(2024年10月)

中国の日本向けビザ免除措置が停止して以降、144時間トランジットビザ免除を利用して4回目の中国観光入国をした。

これまで天津、深圳、上海から144時間のトランジットビザ免除を使って入国したが、今回は陝西省・西安での入国。
2024年10月時点の情報としてまとめる。


フライト利用ルートと航空券代

144時間トランジットビザ免除を適用させるには中国経由で第三国(香港・マカオ・台湾含む)へ飛ぶ必要があるため、今回は以下ルートで旅行した。

🇯🇵関西空港→🇨🇳西安咸陽空港(春秋航空 9C6986、15,900円)
🇨🇳西安咸陽空港→🇭🇰香港空港(キャセイパシフィック航空 CX947、23,650円)
🇭🇰香港空港→🇯🇵羽田空港(香港エクスプレス UO624、26,720円)

旅行日数(西安滞在):4日間

いずれの航空券もトリップドットコムにて別切りで購入しており、合計66,270円
ちなみに春秋航空と香港エクスプレスはLCCなので、受託手荷物は追加して含んでいる料金。

出発地・関西空港での出国手続き

搭乗2時間前のチェックイン。25分ほど並んだ。

結論、関空のチェックインカウンターで要したのは15分程度だった。
トランジットビザ免除利用時は中国側の空港に情報共有するので毎度多少の時間はかかるが、とはいえ15分なら短いほう。

チェックイン時に必要だったのは以下の情報。

・中国を出国するフライトの予約情報
 →スマホでトリップドットコムアプリ上の予約画面を掲示
・中国現地にて宿泊するホテルの予約情報
 →こちらもトリップドットコムアプリ上の予約画面を掲示

基本これだけ。
グランドスタッフにフライト予約画面とホテル予約画面の写真を撮ってもらったら、チェックインカウンター脇で承認されるのを待つのみ。
承認されたらパスポートと搭乗券を渡されるので、あとは飛行機に乗り込めばOK。

ちなみに機内もしくは中国到着時の空港で、日本人など外国人は以下のような入国カードを渡されるが、トランジットビザ免除利用なら記入不要

JAL公式サイトから引用

現地で青い帯のトランジットビザ利用者用の臨時入国カードを記入すればいい。

到着地・西安咸陽空港での入国手続き


春秋航空の機内。日本人は1割程度

西安空港に到着したら、他の乗客と一緒に入国審査のとこまで一気に進んで問題なし。
入国審査列の手前に臨時入国カードが雑に置かれた台があるので、こちらで記入する。
ちなみにボールペンは安定の破壊されている場合が多いため、あらかじめ日本から持参しておくと安全
それか、暇そうな係員に書く仕草しながら「Pen!」とか「ユエンジュービー(圆珠笔)」とか言えば普通に貸してくれる。

入国審査で必要なもの・聞かれたこと

入国審査で必要なものは、以下のとおり。

・パスポート
・搭乗券
・項目すべて記入済の臨時入国カード

他の空港で144時間トランジットビザ免除を利用した時と同じなので、特別なことは何もない。
天津での入国時はホテル予約画面を見せろと言われたけど、今回は必要なかった。

入国審査で聞かれたのは以下の情報。

・滞在は西安市内しか不可能であること
 →厳密には、空港がある咸陽市内も滞在できる
・何日滞在するのか
・中国国内に友人はいるか
 →「いない」と言えば全く問題なし

どれも簡単な英語で聞かれたので、「中国語喋れん!無理!」という人でも大丈夫そう。(もちろん担当者の英語力による)
ちょうど今回はロンドンからの到着便と重なって欧米人が大量にいたので、英語できる審査官が多めに配置されてた疑惑。

飛行機を降りてから入国完了までに要したのは約35分

臨時入国用の青いスタンプを押される

入国が認められたら、パスポートに臨時入国用の青いスタンプを押してもらった。
北京エリア、上海エリア、広東省エリアだとシールタイプの臨時入国証なので、ちょっとレア感あり。
ちなみにシールタイプだと通常の赤い中国入国スタンプは押されないけど、西安の青いスタンプ型だと赤い入国スタンプと両方押してあった。

臨時入国カードは出国時に記載する部分だけ返してもらえるので、こちらは捨てずに持っておく。
もし無くしても、出国審査時に係員に言って書き直せば問題なし。

出国審査で必要なもの・聞かれたこと

西安の出国審査で必要なものは以下のとおり。

・パスポート
・搭乗券
・臨時入国カードの出国用部分

臨時入国カードの出国用部分は提出しなくても良いケースもあったけど、西安では提出を求められた。
これも西安だから、北京だからというより担当者による。

出国審査で聞かれたのは以下の情報。

・これからどこに向かうのか
・向かった先(第三国)でどのくらい滞在するのか

どこに行くかというのは「航空券に書いてあるじゃん!」と思うけど、144時間トランジットビザ免除の制度上、第三国(香港・マカオ・台湾を含む)に行くのか確認していると思われる。
なので「日本→中国→第三国→日本」というムーブをする場合、最終目的地が日本だからといって「日本に向かいます」と答えるのはグレー
ちゃんと「第三国(今回のケースなら香港)です」と答えるのがベター。

向かった先での滞在期間については、宿泊なしのトランジットなら「ワンデイ」と答えて全く問題なし。
あとは普通に飛行機に乗って中国を出国すればOK。

【備考】臨時入国カードのデザインが変わった

ちなみにトランジットビザ免除申請時に記入する臨時入国カードは以下画像のもの。

実は2024年10月から若干デザインが変わったらしく、上の色がついてる帯が元々濃い青色だったのが水色になってた。
2024年9月にも北京で24時間トランジットビザ免除利用のために記入した時は以下のような濃い青色だったので、突然この1ヶ月で変更された模様。

2024年9月まで使ってた臨時入国カード。帯の色が濃い青色だった

記入する項目自体には変更点なし。

昔の濃い青色臨時入国カードも使えるけど…

今回は前回(2024年9月)渡航時にストックで持っていた濃い青色臨時入国カードへ事前記入していたので、それを使って入国審査に向かった。
結論、問題なく受け付けてくれたけど、中国出国時に「これ古いやつじゃん」と言われたので、本当はニュータイプの水色臨時入国カードを使った方が面倒にはならないかも。
何枚か古い臨時入国カードを持っている人は要注意。

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