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とるに足らない旅行記(seabed聖地巡礼in北野異人館街)

今日はseabed聖地巡礼のための兵庫旅行一日目。
今回はseabedの主な舞台となる藤坂七重の屋敷のモチーフとなったうろこの家もとい、北野異人館周辺を散策してきました。

貴子と繭子が街へ買い物に行った際の1枚絵にあった場所ですね。
ちなみにこの建物はジャズ喫茶のようで、ネットで調べてみたら結構有名なのだそうだと後で知りました。

こちらも貴子と繭子が買い物に行った帰りに寄ったお店。確か、ゲームでは梢にヘアピンを買ってあげた所でしたでしょうか。
元となったのは雑貨屋エイプリル・フール。
実際に中に入ってみたところ、アンティーク風味の模型鉛筆削りや動物、紅茶器具を模した小物などを取り扱っているお店でした。
ヘアピンは売ってなかったです。

こちらも買い物の帰りに寄った個展の元となった建物。
どうやら何かしらの職人さんの会社のようです。
ゲームではクローバーの絵が飾られていました。
その絵を見てかつて貴子たちが作り上げた事務所のことを思い出すんですよね。

 

そして、待ちに待ったseabedの舞台のモチーフとなったうろこの家です。2枚目はその入口ですね。
特にロビーの感じが似てるんじゃないでしょうか。


ただ実際の外観はあんまり似てないという印象。
先駆者の方も述べていましたが、あくまでモチーフとなっただけで実際のゲームではcgが用いられてるからですかね。
2,3枚目だとレンガの感じが似てるとは思いますが。

1枚目のレンガの感じだと、うろこの家の近くにある風見鶏の館の方が見た目は似ているかも?
(ちなみに今は長期閉館中で中を見ることはできませんでした。)

うろこの家を見たあとはマップに沿って他の異人館を見て回ってました。
一通り異人館をみてひとつ気づいた……というかもしかしたら?と思ったことがあります。

それはseabedで佐知子が泊まる旅館の主、藤坂七重のルーツです。
ざっくり割愛しますが、彼女は趣味と旅館の雰囲気作りの実益をかねて、歴史背景を想起させるヴィンテージな
家具や器具を集めています。

異人館にも15〜19世紀の西洋〜近代期における食器や家具などが再現されているだけでなく、それらに秘められた歴史の解説がなされています。
もしかしたらこれらに感銘を受けた作者が、そこから七重のキャラクター性を作り上げていったんじゃないか……というのが私の妄想です。

佐知子と七重が一緒に旅館のレイアウトを考えているシーン。
七重が近代建築への羨望を語るシーンをみて、もしかしたらこの北野異人館に眠る歴史背景からヒントを得たのではないかと考えました。


ちなみに実際にうろこの家に飾られていたのは300年くらい前の古マイセンの時期なので、七重がいうところの新古典主義ら辺の時代のものになるでしょうか。

佐知子の泊まった部屋や、貴子があの世界で食事をとっていた場所から見ると屋敷の雰囲気はゴシック様式が近いでしょうか?(にわかなので間違っていたらすいません。)

その他、佐知子と貴子が行った海外も歴史を感じさせる建物が多かったですね。古代ローマのパンテオン神殿や、サンフランシスコの元刑務所・アルカトラズ島と幅が広いです。

少なくとも作者は歴史が大好きなんだろうな…と思いました。
佐知子と貴子がある場所のかつての出来事や人物に思いを馳せていたように作者もまた、過去へ様々なことを思い巡らせていたのかもしれません。


そんなこんなで北野異人館周辺を回ってきました。
色んな発見があってとても楽しかったです。seabedに対する新たな視点はもちろん、様々な歴史の解説を読んで、昔に学校の社会見学で歴史についてまとめて発表するような課外活動をしてたなーなんてこと思い出しましたね。
明日はJR福知山の廃線敷ハイキングコースを歩いてこようと思います。

ただ、北野異人館周辺は物凄い急な坂続きで想像以上に体力を持ってかれたんですよね……
この調子で明日のハイキングコースは2時間もあるのか……ほんとに回れるのか自信なくなってきました……
今日はたっぷり寝て明日に備えなきゃ。


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