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【歩いたよ】愛岐トンネル群

今週の木曜に愛岐トンネルに行ってまいりました。
11月23日(土・祝)~12月1日(日)の公開期間の内、人が空いてそうな日を狙って平日のど真ん中に行くことにしたのですが、思っていた以上に人がいて驚きました。私の知らない観光地って結構身近にあるんだな~なんて思ったりしました。

JR定光寺駅を降りて北に歩いていくと、右手に庄内川が見えてきます。
愛岐トンネル群散策コースの始まりです。

入場料100円を払って、(安い!)
少し歩いていくと最初のトンネル、3号トンネルが見えてきます。

垂れ幕はSL実物と同じ大きさらしいです。
中に入るとライトアップがされていて綺麗な感じ。
ここは各トンネルごとに様々な趣向が凝らされていて観光客に飽きさせないような工夫が凝らされています。

3号トンネルを抜けると、竹林駅に到着。
ここには竹林を用いて作られた小屋や、自然の中に作られた子供向けの遊具が置いてありました。

木に括りつけられたロープでできた、簡素なのに魅力のあるブランコ。
そのほかには平均台やボルダリング台なども置いてありました。
庵遊竹と名付けられた東屋。
ここでは担当の方らしいおじい様が焚火をしてくれていて、
冷えた身体を温めることができました。
おじい様曰く、「毎年これくらいの時期がちょうどこの辺は紅葉の季節だけど、今年はまだ暖かいから来るにはちょっと早かったかも?」とのこと。
小屋の中から見る外の景色は様になりますね。

竹林を抜けていくと次に見えてくるのが4号トンネル。
ここではSLの汽笛を再現する機械が置いてあります。
トンネルでけたたましく響く汽笛の音に、実際に電車が通っているのではないのかと錯覚しました。

4号トンネルは75メートル。
ここでは一番短いトンネルになります。

4号トンネルを抜けると真っ先に目に入るのが三四五の大モミジ。
100年前のトンネル工事の際に切り倒した1本の切り株から3本の新芽が芽吹き、今ではこれほどの大木になったのだそう。
新芽から大木になるまで観測した人はもうこの世にはいないでしょうね。
時間の流れを感じます。

この日来たモミジもすごくきれいでしたが、
できればより色づいた時期に行きたかったですね。
これ一面が真っ赤になったらどれほど目を奪われる景色になるんでしょう。

そこからさらに歩いていくと、暗渠があります。
盛り土の底部にアーチ型水路のレンガ造りのトンネルを設置したのだそう。
実際に下から入ることもできます。

地面には水が流れているのでここに来る際には、
汚れてもいい靴を履いていくことをお勧めします。
中は陽に当たらないことも幸いして当時の状態を保っており、トンネルの壁は意外にきれいでした。

さらに歩いて5号トンネル。
そこを抜けるとレンガ広場になっており簡易的なコンサートが催されていたり、SLの動輪の展示がされていました。
ここでは実際に動輪に接続されている自転車に乗って動輪を回す体験をすることができます。

レンガ広場を抜けると最後に待つのが6号トンネル。
333メートルもの長さを誇っており、愛岐トンネル群の中でも一番の長さになります。
愛岐トンネル最寄り駅の定光寺が映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の聖地にもなっており、6号トンネルではそれにちなみゲゲゲの鬼太郎のキャラクターにちなんだライトアップがなされていました。

このトンネルは他のトンネルとよりも造りが堅実で、
一番「らしい」トンネルでした。
ここだけトンネルが長いのもあって一番迫力がありましたね。
この先は今は行き止まりですが、本来であれば7~14号のトンネルがあるのだそう。
いつか開通してほしいですね。
6号トンネルを引き返したところにある、帰り道のモミジ山を登っていく行くと、
エノキの大木と呼ばれる巨木があります。これを最初にエノキに見立てた人はいいセンスしてます。
あとは河原に降りて自然を満喫したり。
道端にあったレンガの瓦礫に、当時に思いを馳せたり。
川の景色を眺めながら帰路についていると……
出口に着きました。
往復3.4キロメートルの道のりはあっという間でした。

紅葉がまだ時期になっていなかったのが少しだけ残念でしたが、それでも大自然に触れて心が癒されるのはやっぱりいいものです。
みなさんもご興味がありましたら愛岐トンネルにぜひ足を運んでみてください。
といっても公開期間は12月1日で終わってしまいますが……




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