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木造2階建ての一戸建てで壁量不足が見つかった2006年の話
マンションの耐震偽装が話題になった時期。
木造2階建ての一戸建てにも、壁量不足・筋交い不足・耐震偽装、いろいろな呼び方がされる問題が発覚しました。
建築基準法で求められる数値というのがあるのに、建築確認の時にチェックをしないことから、建築士の中にはその基準を守らない人たちが多発。
たくさんの家を建てる建売のハウスメーカーでは数百棟単位で壁量不足が見つかり、筋交いを足す補修工事をして回ることになりました。
今回はそんな2006年あたりにあった筋交い不足問題について、
●一建設
●アーネストワン
●ファースト住建
の自主調査やその後の対応について調べてみましたので、それぞれ紹介しています。
一建設の筋交い不足・強度不足が1269棟見つかる【2006年の話】
アーネストワンの筋交い不足の物件が417棟見つかる【2006年の話】
ファースト住建の壁量不足・561棟で見つかる【2007年の話】
それぞれ決められた強度を守っていなかったのは事実ですが、建築確認の時にチェックもしなかった行政の問題が指摘されています。
これらの企業は大手で自主検査して補修工事も無料で行われましたが、地場の建築業者の建てた建物は現在も筋交い不足のまま、住んでいる人も何も知らずにいる場合も多いと思います。
現在では建築確認時にしっかり確認されているようです。それ以降に新築を買った方はこれについてはご安心ください。