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見えない売上 『機会損失』を考える

先日、コンビニにおにぎりを買いに行った際、食べたい商品が棚になく、別のコンビニに行って購入しました。

最初に行ったコンビニをA店、購入したコンビニをB店とします。

A店のスタッフさんには「商品がないので買いません。」と伝えていないので、レジに売上が立たなかったことは知りません。B店のスタッフさんはなぜ売上が立ったのか分かりません。

仮に、1,000円分の商品を購入した場合、B店はレジに1,000円が入り、
A店のレジに入るはずだった1,000円が入らない。

本来得られるはずだった利益や機会を逃してしまうことによって生じる損失のことを「機会損失」と言います。
また、「チャンスロス」や「儲け損ない」とも呼ばれ、実際に発生した損失ではなく、未来の損失や目に見えない損失を意味します。



機会損失の特徴 機会損失には以下のような特徴があります。
1. 見落とされやすい:数値として直接現れにくいため、気づきにくい。
2. 繰り返し発生:改善されない限り、同じ原因で何度も発生する可能性がある。
3. 企業成長の阻害要因:長期的に放置すると、企業の成長を妨げる可能性がある。


機会損失の具体例

機会損失が発生する具体的な状況には以下のようなものがあります。

  • お弁当屋が昼前に売り切れて、ピーク時に営業できない。

  • ラーメン店が材料切れで早期閉店する。

  • 在庫切れにより販売機会を逃す。

  • レジの故障により一定時間販売できない。

  • 営業対応の遅さにより顧客を逃す。


機会損失の原因

機会損失を引き起こす主な原因には以下のようなものがあります。

  1. 在庫管理の失敗:適切な在庫量の維持ができていない。

  2. オペレーションの不備:機械の故障、接客の悪さ、品出しの遅さなど。

  3. 顧客ニーズの把握不足:顧客の要望を正確に理解できていない。


機会損失への対策

機会損失を防ぐためには、以下のような対策が効果的です。

  1. 適切な在庫管理:需要予測を行い、適切な在庫量を維持する。

  2.  オペレーションの改善:機器のメンテナンス、従業員教育の充実。

  3.  顧客ニーズの分析:顧客データの収集と分析を行い、ニーズを的確に把握する。

  4.  迅速な対応:顧客からの問い合わせや要望に素早く対応する体制を整える。



業界によって機会損失の割合は異なりますが、多くの業界で10%から30%の潜在的な機会損失が生じます。
機会損失を最小限に抑えることで、企業は潜在的な利益を最大化し、持続的な成長を実現することができます。




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