免許試験 ~実技~

こんにちは。
運転免許試験の実技を受けてきたのでそのレポートです。
州やDMVによって微妙に規定が違う(アメリカあるあるです)らしいのであくまで一例として…

 アメリカの運転試験は割と落ちる人もいて、2,3回受けたという人も結構いるようです。正直、試験官含め運次第でもあると感じました。
 人によっては合格率の高いDMVまで受験しに行く人もいるらしいです。

①予約

 筆記試験のあと、DMVで写真や指紋の登録をして仮免許をとったらすぐに実技をオンラインで予約しました。
 筆記などと違って実技試験は完全予約制です。結構埋まっていて、2,3週間先しか空いていませんでした。たまにキャンセルがでるようなので、急いでいる人はこまめに空きをチェックしたり、田舎のDMVを探してみるといいとか。
 また、DMVによってコースや難易度が変わるようです。youtubeに試験コースの動画が上がっているので、「driving test+受験予定のDMV」とかで検索してシミュレーションしておくことをお勧めします。
 

②受付

 朝イチの枠を予約しました。平日しかないので仕事は午前休にしました。
 予約してから知ったのですが、地域によっては朝や夕方はスクールバスのルートと被ることがあったり、通勤渋滞に巻き込まれたりするので避けた方がいい場合もあるとのことです。幸い、今回は大丈夫でした。

 私は自分の車でDMVに向かいました。自分の車を使わないところや、付き添いが必須のところあるとか。
 DMVの中に入り、通常の受付に並んで試験を受けに来たと告げると、別の窓口に並びなおすように言われました。

 朝イチだったので前に数人しかおらず5分ほどで受付されました。
提出したのは
 ・車のRegistration card
 ・仮免許
 ・自動車保険証
 ・日本の免許(※国際免許はダメでした)
です。最初国際免許を出したのですが、「bookはダメだ、cardは?」と言われ、日本の免許を見せたら大丈夫でした。ちゃんと両方とも携行しておいてよかったです
 書類はチェック後すぐ返却されました。

 仮免許や採点用紙など何枚かをまとめてファイリングしたものを渡され、それをダッシュボードに置いて車でtest laneに並ぶように指示されました。

③Test

 レーンはマクドナルドなどのドライブスルーのような感じで、既に3,4台が前に並んでいました。ちょうど自分の前で試験官が出払ってしまったようで、帰ってくるまで10数分車内で待っていました。

 前の試験の車が帰ってきたとき、運転手の女性がパートナーの男性に比喩ではなく飛びついてハリウッド映画みたいに喜んでいたのでどうも合格したようでした。

イメージ画像(Expediaのサイトからお借りしました)


 試験官の中には採点厳しい人もいるという話だったので、とりあえず簡単に落とす人ではなさそうだと少し安心した記憶があります(笑)

 その人(ひげもじゃのいかつい白人のおじさんでした)が車の横に来て、用紙を渡して試験開始です。
 最初はウインカー(blinker)、ブレーキランプ(brake)、クラクション(horn)、ハザード(hazard/emergency light)、サイドブレーキ(emergency brake/parking brake)、デフロスター(defroster)、手信号(hand signal)などのテストです。
 このあたりは事前に予習していましたが言い方がいくつかあるため、少々混乱してemergency lightと言われたときにemergencyに引っ張られてサイドブレーキを指したりしましたが、ゆっくり言い直してくれて、ちゃんと指しなおしたら大丈夫でした。

④実走

 いよいよ助手席に試験官のおじさんが座り、試験開始です。
 「突き当りの交差点で右」「信号で左」「右に車線変更して」など、日本の教習所と同じような形式でした。
 途中の交差点で右折する際、つい日本の癖で左車線に入る軌道で進みかけて大回りになったのと(幸いすぐ気づいたので無事車線内で右折できましたが、後でみたら減点されてました)、試験官も把握していなかったらしい工事によるルート変更というちょっとしたアクシデントがありました。
 また、赤信号の交差点で、間隔的に微妙に右折できるかどうかのタイミングが続いたので悩みましたが、ちらっと試験官をみたら「無理しなくていい」的な雰囲気を出していたので行きませんでした。

 住宅街に入ると「路肩に寄せて止めろ」の指示が出て、その後に「真っすぐいいと言うまでバック」がありました。
 縦列駐車も一応練習していきましたが、それは指示されませんでした。そんなに得意ではないのでよかったです。

 あとはぐるっと一周してDMVまで帰ってきて終了でした。最後がDMV内の駐車場だったので、ここで油断してスピードを出すとまずい、と思いかなりゆっくり運転し、歩行者がいたらめちゃくちゃ譲りました(笑)

 はじめのところまで帰ってくると、You passedといわれ、合格でした。
採点用紙を見ると、減点はされていませんでしたが、流れに沿ってもう少しスピードを出すように、というチェックがついていたので制限速度を意識してゆっくり走りすぎたようでした。

⑤免許発行

 指示された窓口には誰もいませんでしたが、書類を出すと、隣のブースからおばさんが出てきて手続きしてくれました。
 テストの採点用紙と暫定免許を渡され、本免許は郵便で届くから家で待つようにと言われました。
 
 また、「前回DMVに来た時はSSNをまだ申請中だったが、届いたので今日持ってきた」と伝えましたが必要ないといわれました。Real IDつき免許の発行にSSNが必要と聞いたので、と言いましたがあなたの手続きには必要ないの一点張りだったのでとりあえず退散することにしました。
 あとは免許の到着を待つだけですが、これでReal IDつきじゃなかったらまた手続きが必要なのかもと思うと少々気が重いです…どうかReal IDがついていますように。


ちなみに5/5は日本では子供の日ですが、アメリカではシンコ・デ・マヨというメキシコの記念日です。
メキシコとフランスの戦争でメキシコが勝った記念だそうですが、メキシコよりもアメリカで盛大に祝われているとか。それだけメキシコ移民が多いということなんでしょうかね。

特に何のゆかりもないんですが、週末出掛けたら公園でシンコデマヨのお祭りをやっていました。
メキシカン料理や歌、踊りなどが披露されていて、おもしろかったです。
ということで今回の画像はメキシコにしてみました笑
ではまた。

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broadyのアメリカ無給研究医留学記
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