なにものでもない私(あなた)の居場所の見つけ方。その答えは「人の不得意分野で努力する」
「自分てダメだなぁ」
自己肯定感の低い私は、いつもそんなことを考えていました。いや、今でもそうじゃないとは言い切れませんが。他の視能訓練士は、論文を書いたり、発表をしたり。また、自分の専門分野を見つけては、励んでいたり。
自分はというと
自己嫌悪に陥ってばかり。
考えているうちに時間ばかりが過ぎていき、気が付けばもう40歳になるかならないかまで迫って。ここで行動を起こさないと何も変わらない、その気持ちだけはまだ残っていました。
そして、なにものでもない自分の進むべき道を少しだけ考え行動しました。
結論からいうと自分は
ポイントは
1つだけでなく複数組み合わせることで、より効果を発揮する。それぞれを掛け算することで、より自分だけの強みになるのです。
前置きが長くなりました。
今回は私の努力したことがちょっとだけ実を結んできたことと、そしてその先にある未来についてお話しします。
第38回九州視機能研究会でのこと
昨日、九州視機能研究会に参加してきました。めちゃくちゃ勉強になったのは言うまでもありませんが、批判を覚悟の上で言わせてもらうなら、私の目的は前日の懇親会で親睦を交わすことでした。
(実は懇親会前から0次会を始め、懇親会到着時にはまあまあできあがっていました)
そして
この懇親会で、頑張ってきた分野が実を結んだのです。(なぜ懇親会?)
後関先生との英語での会話
皆さん、ご存知の通りあの後関先生です。来年の斜視弱視学会の総会長をされる後関利明先生です。私は後関先生とお会いするのは、2度目なのですが、私が英語を勉強していることを覚えて下さっていて…そこまではよかったのですが。
まさかのタイミングで後関先生から英語で話しかけられたのです!
(どんな会話をしたかは、頭真っ白で覚えていません)
私はひたすら
を繰り返し、言ってました。
そして、後関先生と握手。
私はただ決まったフレーズを繰り返しただけだったのですが、決まったフレーズを言えるようになっていただけ助かりました。英語を話せるとこんなメリットもあったりするのです。
もちろん、その後に酔いが完全に冷めたことは言うまでもありません。
「 ブログいつも読んでますよ」と言っていただいたこと
ある意味で、この言葉が一番嬉しかったかもしれません。この言葉を聞くために、学会に行ったのかもしれない(言い過ぎ)。その言葉は、人間的にも技術的にも私が尊敬する先輩からの言葉でした。
ブログというのは、ある意味孤独な作業です。そして、読んでもらえないことが当たり前の覚悟で書いています。だけど、本心は読んでもらえたら嬉しい。そう思っています。そんな中、尊敬する先輩から言っていただいた。モチベーションが上がらないハズはありません。
さらに、病院の後輩にも読んでもらっていると。
もう気分上々で、病院の後輩さんを紹介していただきました。
そして、その後輩さんから一言。
「見ましたよ。ギャンブル依存症」(笑)
ロービジョンの話に花が咲き、仲間が増えた
懇親会には、私がもう一人お会いしたい方が来ていらっしゃいました。
その方は、私のロービジョンに関する講演を見てくれて、そしてメッセージを下さった方です。
ロービジョンという分野も、敬遠されがちな分野の1つ。その講義が少なくとも1人には響いてくれて、かつ一緒にロービジョンを勉強したいと言って下さった方。
お会いしてからは、ロービジョンの話に花が咲き、今後は一緒に情報交換していきましょうとなりました。
そう、ロービジョンケアを一緒にする仲間が増えたのです。
そしてその先の未来へ
自慢のように聞こえてしまったら申し訳ありません。自分のやってきたことが、少し身を結んだことが嬉しい気持ちで書いたので。
実は、今日の一番お伝えしたかったことはこの言葉です。
0次会で盛り上がっているときに、スーパー視能訓練士の高橋君が言っていました。
「自分、ロービジョンできないですからねぇ」
いつも助けてもらってばかりの自分ですが、彼ができないと思えるところを助けられることがあるんだなと。
苦手な分野は他の視能訓練士・また他職種の人も含め補ってもらい、自分の少しできるところで力を貸す。
チームを作って、患者さんの困りごとを解決していけたらなと思う、九州機能研究会翌日の夜でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。