ギヨウセイ?ギインセイ?今日出会った患者さんに教えてもらいました。
ハンフリーしていて、偽陽性・偽陰性ってよく目にしますよね。
はっきりいいます。
私めっちゃ苦手です。
えっと、どっちが偽陽性で偽陰性?
本当は見えてるハズの光を押さなかったのがギヨウ…ギイン?
てか「なんやねん、ギヨウセイ・ギインセイって。もうちょっとわかりやすい名にせんかい!」(心の声)
もうどっちも信頼性低いのはたしかだから、どっちがどっちでもいいか。
そんな視能訓練士としてあるまじき思想をもっていたとき、あらわれたのです。
あのお方が!!
救世主のようにあらわれた患者さん⁉
本日予約のハンフリーのカルテを取って、何気なく前回のデーターをみていました。
「あ~前回偽陽性で信頼度低くなってるな。前々回はどうなんだろう」
前々回のデーター…両眼とも偽陽性。
「あらら、前々回も偽陽性だ。しかも67%って。偽陽性だらけやん」
念のため、3回前を見直すと…偽陽性。
「…」
4回前、偽陽性。
「…(もうハンフリー続けたらダメだろ。誰か気づかなかったのか?」
5回前、偽陽性!!
「…(偽陽性の神)」
私、診察室に飛び込みました。
「院長~。この方偽陽性です。てか、偽陽性ばっかです。GPしていいですか。」
で、本日GPしたわけです。
まだこの時点で私、偽陽性の定義があいまいでした。
んで、GP始めて1分もしないうちに
ブー
(ん、今視標だしったっけ?)
ブー
(いや、絶対だしてないぞ)
ブー
✅(見えるハズのない光を押すのが、偽陽性だ)←完全理解
私:「あの~今は光だしてないんですけど」
このやりとりを2.3回繰り返したのち、だんだんと偽陽性がなくなり、まあまあ信頼できるGPの結果をだすことができたのでした。
偽陽性が多い方はGPをするのがおすすめ
ハンフリーは、どのタイミングでどの光を提示したのかがわかりにくいです。ですので、偽陽性の多い方には《どの光だと押して、どの光だと押さないのか》を説明するのが結構難しかったりします。
そんなときには、GPを提案するのもアリかもしれません。
光を提示したかどうか、明確にわかりますからね。
で、間違ったときに教えてあげたらいいのです。
「今は光だしてないですよ~」って。
うちの病院では、ハンフリーは数人のスタッフで行います。
ですので、2回連続で同じ患者さんをすることの方がめずらしいです。
自分が次にあたらなくても、次に検査する人がわかりやすいようにコメントを残しておかなきゃなって反省しました。
ex)偽陽性多め。次回も偽陽性続くならGPか?etc
偽陽性、偽陰性とか実習生、新人でも知ってるやん。
そんなこと、今更言われてもねぇ~。
(って言われそうですが、私と同じようにちょっと苦手だなって思っている人の参考になれば幸いです。)
最後までご覧いただきありがとうございました。