当院のロービジョン関連グッズを紹介します
ロービジョンロービジョン言ってる割に、そんだけしかないの?
ええ、ないですよ。
ロービジョンロービジョン言ってますが、普段はope前検査やメガネ合わせ、その他外来を回すという使命がありますので。
というか、クリニックにこんだけあったらいいじゃん。
(開き直り)
うちは小さなクリニックなので、ロービジョン関連のグッズはあまり置いていません。
これでも、ちょっとずつちょっとずつ増やしていったんですよ。
ということで、当院のロービジョン関連グッズ、紹介します。
拡大鏡
ロービジョン関連グッズといえば、拡大鏡ですよね。
上記の写真は手持ち型拡大鏡。
左から【2倍・2倍・2.5倍・3倍・4倍】です。
一番左にあるのは、一般的に市販されている拡大鏡で、開くとライトがつきます。
まだ拡大鏡を使ったことがない人に
「こんな道具もあるんですよ」
ってお試し感覚で使ってもらってます。
ちなみに残りの拡大鏡はドイツの某有名メーカーのです。
クリニックに来たときにはすでにありました。
前の視能訓練士さんが揃えてくれたのかな。
個人的に気に入っているのは、左から2番目にある拡大鏡。
最近、携帯の文字が見えにくい人におススメしたら喜ばれました。
なぜかって?
形がいい感じに思えませんか、今のスマホの形に。
これは置き型の拡大鏡です。
うちのクリニックで購入されているのは、この置き型の拡大鏡が一番多いです。
新聞の上に置くと
な、なんと文字が拡大されるんです!!(笑)
わかりにくいですが、上からポンと押すとライトがついて少し暗いところでも見やすくなります。
文字を多く読むのに適しているとは言えませんが、届いた書類や小さい文字を読みたい方におススメしています。
購入後の評判も上々ですよ。
私は購入を決めてもらった方には、了承を得て開封させてもらい、電池のセッティングまで行ってお渡ししています。
(紙を抜くだけなんですが、高齢で見えにくい方には難しいことがある)
ハズキルーペも3種類くらい、置いています。
MNREAD-J、Jk
MNREADは、読書速度・読書に適切な文字サイズを測定するのに適したチャートです。
詳しい説明が知りたい方は、私の知り合いのS級眼鏡屋さんを紹介します。
MNREADは、知り合いの視能訓練士さんに情報を教えてもらいながら購入しました。
上に交渉するのには苦労して、買ってもらうのに30…秒くらい。
私「必要なので買っていいですよね」
部長「いいよ~」
素晴らしい職場です。
院長は知らないかもしれません。
バレたら怒られるかもしれません…。
こんな感じで入っていて、開けると
白地に黒文字のチャートと、黒地に白文字のチャート。
文字を読んでいってもらいます。
ざっくり説明すると
右側から読んでいってもらい、読める速度が急におちるところがでてきます。
その1つ前の文字サイズが、スムーズに文字を読めるサイズです。
また、文字列にMサイズが記載しています。
Mサイズとは、新聞を読むのに必要な倍率のことで、Mサイズ4.0なら新聞を読むのに必要な倍率が4倍ということになりますね。
まだ買ったばかりなのですが、この前近見視力が(0.2)の患者さんに試してみたら
ptサイズ28
Mサイズ4.0
でした。
この患者さんがスムーズに新聞の文字を読むためには4倍の拡大が必要となります。
やってみるとわかるのですが、スムーズに読むのって想像以上に難しいんですよ。
これからもっと、勉強します。
遮光眼鏡のトライアルレンズ
これも例のごとく、部長にお願いして買ってもらいました。
誤解されると嫌なので言っておきますが、これは院長の許可をいただいてます。
19種類のトライアルセットで、遮光眼鏡合わせに利用します。
うちのようなクリニックだと、だいたいccp-400シリーズで決定することが多いですね。
maxTV Clip 2m用、40cm用
R6.3月追加
わかりやすく言うと、掛眼鏡式の拡大鏡です。
メリットは、手が空くので慣れると書くことができます。
近くだけでなく遠方用の拡大もできるっていうのもポイントです。
横からみると、こんな感じ
重たいのと、見た目が目立つのがデメリットです。
正面から⇩
最強のロービジョングッズ
うちの病院の最強のロービジョングッズを紹介します。
開くとこんな感じ
私の過去の記事を見て下さっている方には、もう知っていただけていると思いますが、歩行訓練士さんが所属する福祉用具プラザのパンフレットです。
私を、そして患者さんの人生を変えてくれた歩行訓練士さんがいるところです。
私の病院でできるところまでは行いますが、これ以上は難しいと思ったら遠慮なく紹介させていただいています。
これが、繋がりっていうヤツですね(ニヤリ)。
以前にもお話ししましたが、私自身はロービジョンケアに強いわけではないです。
唯一自慢できるとしたら、ロービジョンケアで助けてもらえる仲間が多いことです。
言っときますけど、これ最強ですよ。
いつか私も助ける側になれるように、勉強します。
以上、「当院のロービジョン関連グッズを紹介します」でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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