会社四季報の達人が教える10倍・100倍株の探した方

本を読んで気になるところをまとめてみました。

10倍株を探すポイント
ポイント①成長性を示す「増収率」が高い
4年で売上高が2倍、年20%以上の増収を継続しているか
増収率=(今期売り上げ予想÷前期売上高)×100-100、簡単に見極めるコツは、売上高が4年で2倍

売上高が重要な理由
①業界内でのシェア拡大
②今あるマーケットを新しい商品で置き替える
③新天地を求める(グローバル化)

ポイント②
稼ぐ力を示す「営業利益率」が高い
営業利益率は、営業利益÷売上高×100
本業で稼ぐ力が強いってこと
業種別も参考にすること

ポイント③
オーナー経営者で筆頭株主
注意点として、筆頭株主の人物像が把握できないときは投資を控える。

ポイント④
上場5年以内

とポイントがあったんだけど、それ以外にも、、、

ポイント⑤
増資や株式分割を行っている
増資は業績拡大が背景にあるから。

ポイント⑥
PSR,PER,PBRの高さは気にしなくていい
割安か割高かで判断すると急成長株への投資機会を逸することになる。

ポイント⑦
買いは分散投資。売りはストーリーで決める
買いの基本は同程度の金額を20銘柄分散投資
自信がないなら買わない方がマシ。
売りは毎年増収率が20%以上が崩れたとき、想定が崩れたときは売る。

第4章で気になったところは、以下の点
「PERが低い割安株=良い株」は本当?とも限らないとのこと。安い株は期待値が低い。

相場が大きく下落したときのの銘柄選別とは?
1つ目は、日経平均や東証株価指数(TOPIX)の下落率を大きく上回って下落した銘柄となる。リターンリバーサル銘柄。個人的には好きじゃない。リターンがね。
2つ目は、下落相場でもしっかりと業績を出している企業
3つ目は、下落局面で自社株買いを実施すると発表した会社→資金の置き場を自社株と判断し、業績に自信がある証拠。

第5章からはこちら。、

最初に読むのは「市場別決算業績集計表」の数字は重要

チェックするのは5つのブロック
①Aブロック(自己紹介)
証券コードと会社名
決算、設立、上場などがあり、10倍株を探すための「上場5年以内」はここで確認できる。
特色にも要注意。世界首位。業界首位。独自技術。
海外比率が50%を突破しそうな企業はグローバル化が本格化する。

②Bブロック(四季報の独自性が現れるコメント欄)
業績予想記事・材料記事欄
見出しで各社の状況が分かる
例えば、同意→底打ち→上向き
著者が注目している点は、25年ぶり復配や○年ぶり最高純益など。
コメントは四季報独自のものとなり、四季報の強みは、「網羅性」「継続性」「先見性」があること。
ただし、四季報のコメントは当たる当たらないではなく、「参考意見」として捉えること。

③Eブロック(財務とキャッシュフロー)
総資産や自己資本、有利子負債が並ぶ。
「自己資本比率」は50%±20が妥当な数値
営業キャッシュフローは本業の現金収入
投資キャッシュフローは投資と回収のお金の流れで、何かに投資するとお金が出ているのでマイナスに動く。企業は成長のために投資を続けるのでマイナスで良い。
営業CFと投資CFを足したものがフリーキャッシュフローになる。プラスであれば、投資に回してもお金が余る。

④Jブロック(増収率と営業利益率をチェックする)
売上高、営業利益、経常利益、純利益の順番で記載されている。ポイント①の増収率が高い、4年で売上高が2倍、年20%以上の増収を継続しているかを確認できる。
営業利益率が高い一目安は営業利益率10%以上

⑤Nブロック(チャート)
・株価の推移(月足ローソン足)
・株価移動平均線(実線12、点線24)
・出来高
・信用取引の買い残と売り残の推移
出来高が急増して株価が上がる場合は絶頂で、逆はパニックと覚えておく。

これらにプラスして、オーナー経営者で筆頭株主あるいは経営者コンビの二人三脚だと良いとのこと。

◾️分類の見極め
ピーターリンチは6つに分類
「成長株」【業績】欄の売上高が4年で2倍になっていれば成長株、営業利益率が10%(営業利益÷売上高×100)
簡単に見る方法は、売上高からゼロを1つ取った数字を、営業利益の数字が上回っていれば営業利益率10%以上となる

「優良株」は安定的な上昇

株価サイクル→「減収増益」で大底を打ち、「増収増益」で続伸し、「増収減益」で天井をつけ、「減収減益」で続落するとされる。

「割安株」を見るときは①自己資本比率70%、②PBRが0.7倍以下。さらに、財務の有利子負債、キャッシュフローもチェックする。

最後にスクリーニング方法
・業績の項目から「売上高変化率(来期)」「売上高変化率(3期前から今期)」は最小値を20%
・収益性の項目に移動し、今期売上高経常利益率は最小値を0、銘柄が多いときは10%
・上場年月は5年前
探し終わったら、キャッシュフローも確認

メモはしっかりできたので、スクリーニングからしっこりやってみよう。

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