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動けないストレスの解消法

「マグロは動きを止めると死んでしまう」という。

死んでしまってはいけないが、普段活動量が多い人が思うように動けないのはかなりのストレスとなる。
だから、スポーツ好きがストレス解消できるのも結局スポーツである。

動けなくても、歩けなくてもできることはいくらでも考えられる。

WNBAの選手は寝転がってもドリブルができる。
米国のサマーキャンプに参加した小学生たちは、この寝転がったままで頭の上でのドリブルを練習する。

最初はほとんどができないが、やれば普通にドリブル力が上がる。
座ったままでのドリブル練習もある。

シュート練習は椅子に座ったままゴール下から始める。
退院してすぐの頃、

「車椅子を借りてシュートする?」

と聞いてみた。

病院や介護で普通に使っている車椅子である。

「いらない」

というので使わなかったが、その代わりにパイプ椅子を利用した。

すごい偶然だが、その日、たまたま隣のコートで一人練習していた人が車椅子バスケの選手だった。コートでの車椅子での移動の速さに感動した。

 
 パチン!


たまたま隣合わせになったおかげで、何かのスイッチが入ったような気がした。


6月17日

病院のリハビリ(40分間)

  • ハムストリングマッサージ

  • スクワット

  • ランジ

  • その場でランニング

  • ジャンプ10回 x 3セット

リハビリでは、その場でジャンプ10回x3セット。
ジョギングは平地で軽く2キロ程度。
いったいどちらの負荷が大きいのだろう。

リハビリメニューも大切で、正しい体の動かし方を身につけるのは大切だが、日々の生活自体がトレーニングに等しい。

2キロの荷物を背負い、駅までの往復は2km程度。
だから、病院でのリハビリに物足りなさを感じるようになってきた。

けれど、

「3か月までは無理はしない」
「負荷をかけすぎない」

という指示があるから無視できない。

余談

海外の学校では飛び級がある。
年齢に関係なく、一定の学業の成績をクリアできたら1年、2年学校を短縮できる。どこにでも人並み以上にできる人は存在する。

残念ながら日本の教育課程には飛び級制度はない。
能力は人それぞれなのに。

公文は年齢に関係なく進めるので、小学生でもどんどん先に進められ、中高レベルへと進める。

そう考えると、「この期間だからこのレベル」という考えから
自分自身が一歩離れておいても良いと思う。

人生の舵は自分で取る。

だから、自分なりに試してみる。

6月18日

ジムに行く。

先生に言われた通り、レッグプレスを始める。

まずは、ストレッチとトレッドミルで1キロ程度歩いてウォーミングアップ。

  • レッグプレス 30キロ x10回 1セット

  • 40キロ x10回 1セット

  • 50キロ x15回 2セット

  • ヒップリフト


6月19日

病院のリハビリ

  • スクワット

  • ランジ

  • その場でランニング

  • ジャンプと着地

小声で話している。
ちょっとベテラントレーナーと若手のトレーナーの二人が肩を寄せて

「まだ3か月経っていないから、もうちょっとこのメニューで」

と聞こえてきた。

やっと手術から2か月経過。

それでも、早く練習に戻りたいと思っている。
最終学年に、応援ばかりは面白くない。

試合に出たくて練習をしてきた。
試合で点を決めたくて今なお練習している。
最後の試合には出たい。

その考えに寄り添ってくれる人に運よく出会えた。


バスケもサッカーも、バレーボールもラグビーも年末年始に大きな試合が待っている。今の時期、大学受験へ向けて多くが引退する。
その中に今からさらに上へと目指す者もいる。


近い将来、この経験を通じて、同じように悩む選手に寄り添える人になれるのではないかと思う。

お読みいただきありがとうございました。
では、また。

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