怒りすぎて10年前の記事であることを気づかない自称フェミニスト達
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「小さく見せるブラ」の記事が炎上
最近、ワコールを取り上げたプレジデントの記事に対して、多くの非難の声が寄せられていました。
「バストをコンパクトに見せたい」というコンセプトで、新商品を開発した話が記されています。
このツイートに対して「男が女の手柄を奪った」「女の功績はなかったことにされる」など非難を浴びせられています。
商品開発はチームプレーである
どういう方針で女性の名前が出ていないのかまではわかりかねますが、どのような商品であっても「女の手柄」でも「男の手柄」でもなく、「会社の成果」であることが大前提にあります。会社内でのチームプレーでプロジェクトが達成されることを考慮すれば、「誰に手柄があるのか」というのは、一個人にクローズアップするようなものではありません。このインタビューで語っている人は、手柄を横取りした人ではなくて、商品開発の経緯を説明している人でしかないというのを抑えておくべきでしょう。
私がよく視聴しているサッカーなどは特にそうですが、チームの勝利は一人の手柄だけで達成されるものでは「チームスポーツ」の鉄則です。ゴールを決める選手が一番クローズアップされやすいスポーツですが、実際はゴール前までボールを供給する選手がいないと達成できません。更にラストパスを供給するだけはなく、相手に守備陣を引き付ける「囮役」の選手、全体を管轄する監督、両チームを分析するスタッフ、コンディションを調整するスタッフなども含めると、一個人だけが手柄にできるものとは到底言えません。
これは企業における商品開発でも、全く同じで「成果は男や女という一個人ではなくチームプレー」である言えるでしょう。
公式HPには女性による記事がある
ワコールが一方的に責められているようですが、実際ワコールのHPを確認してみると、商品開発部に所属する女性の名前で掲載されているものが確認できます。
公式HPまで確認しなかった人が、怒りに震えて引用ツイートをしているのだと考えられますね。怒りのあまり、あまり他の記事などを確認する精神的な余裕がなかったのかもしれませんが、公式HPが女性による発信をしていることを考慮すれば、せめて批判するならば、このような記事になるように編集したプレジデントの編集部に寄せられるべきでしょう。
ただ、プレジデントの記事を書かれたのは、大高志帆さんという女性ということを考慮するならば、やはりわかりやすく掲載されていた男性2人を矛先になったのかと考えれます。
10年前の記事である
そして、この記事は「10年前の記事」ということも見逃せません。
この記事に対して「女は管理職につけない」と非難している人はいましたが、あくまでも10年前であることを前提として考えなければならないでしょう。10年も経過すれば、どの会社でも役職や立場などは変化しているので、これを今起きているように語るものではないと考えられます。
この写真に掲載されているワコールの社員さんは今どうなっているのか?そして、この記事に記載されていた「女性デザイナー」は現在どうなっているのか、インターネットを介して記事を見ているだけの私達では把握できるものではないでしょう。デザイナーさんはこの実績により、出世していたり、独立していることも考えれます。
ただ、怒りに震えている方々にとっては、この記事が「2012年」であることは気づくことはないと考えれます。もしかしたら「2012年」が「2022年」に見えたのかもしれませんね。
「怒り」は人を劣化させる
上記のことを振り返ると「怒り」というのは、自分自身を劣化させる行為だと考えられるでしょう。
「企業における商品開発」を考慮すれば、そもそも「男」「女」という個人レベルで成果を語ることはできません。あくまでも「チームプレー」ということを根底として考えるべきことですが、衝動的な「怒り」によって、何もかも忘れてしまっています。(あるいは最初から認識していない可能性もあるが)
そして、プレジデントの記事だけを見て断定的に決めつけていますが、公式のHPを見れば、決して「女性の手柄を奪った」わけではないことが明らかです。怒りに震えすぎて、公式HPまで確認する精神的な余裕がなくなってしまったように感じられます。
最後にこの記事は「10年前のもの」ということを見逃しています。これも怒りに震えるあまり、いつ掲載された記事であることを確認する余裕すらなくなったと考えられます。10年も経てば、社内の組織も当然変化していると考えられるものですが、自分の思い込みで断定的に決めつけてしまうものです。
これらをまとめてみると、ワコールの「小さく見せるブラ」に関する非難は、非難している人達が早とちりしていることが明らかでしょう。これらを非難している人達は、フェミニストを名乗る人達が多く、女性の立場を思って発言されている人が多く見受けられますが、怒りに震えてツイートする前に、一度物事を冷静に考えるように推奨したいものです。
だが、一度怒りに震えてツイートしてしまった人々は、一度振りかざした拳を下ろせなくなるのでしょう。
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