緊縛アートと安全性の考察
こんにちは。
10110000110110001010000000001010001001110001110001です。
呼び方はみなさんにお任せします。
有料記事ですがすべて読めます。
良かったら投げ銭お願いします。
緊縛アートが話題に
5月7日の夜に原宿のキャットストリートの野外で、緊縛パフォーマンスが行われ、Twitterで話題になっています。
私もよく知らない世界ですが、いろいろ調べてみたところ、ロープアーティストのHajime Kinokoさんは、人、物、空間などをロープや縄などで美しく縛り上げ、ショーやアート作品を作る、日本を代表する縄のスペシャリストです。海外の主要都市で公演やワークショップを行っており、海外での認知度が高いと言われています。
過去には倖田來未、あいみょん、ケンドーコバヤシ、ハリウッドザコシショウ、蛭子能収など、多種に渡るコラボレーションを行っているようです。
女性差別や安全性などで批判が殺到
こちらのまとめによると、女性差別、安全性、ゾーニングなどを理由に批判が殺到しているようです。
批判されている内容については、なんとなく気持ちは理解できますが、個人的には、モデルになった女性が自主的に縛られているので、これは「女性差別」として批判するのは無理があると思います。この点については、縛る側と縛られる側の相互が納得されているのであれば、外野が介入するまででもないと思われます。
ゾーニングに関しても、公共空間はあくまでもプライベートな空間でないため、個人的な好き嫌いによって、排除することができないので、ゾーニングを問うのも筋が違うものかと考えられます。
安全性に関する考察
安全性については、下にマットが敷いていないことが指摘されていますが、個人的には「保留」ということにしておきます。
上の動画は、小池里奈さんのYoutubeチャンネルで、実際に緊縛体験をしたものです。詳しくなこちらの動画を見てください。
この動画を見れば、緊縛師がどのようなことを考えながら縛っているのか、思考を垣間見ることができます。ただ乱暴に縛るのではなく、縛られるモデルを配慮して、痛みを伴わないものであり、体を傷めない素材、安全性まできっちり計算された上で成立していることがわかります。
私はこれを見て「プロレスと似ている」と感じました。プロレスは、フィジカルを全面に駆使したショーであり、観客には「痛みが伝わる」ように演出し、派手で豪快に見せて、観客を魅了するものです。しかし、継続的に興行しなければならないので、双方とも怪我をしないように、体を鍛え上げ、なおかつ技や受け身の技術を磨き、更にお互いが怪我しないように連携を取るようにしています。
緊縛に関しても、私はあまり詳しいことを知りませんが、観客には「痛み」「美しさ」「凄い」を見せつけようとしますが、やはり継続的に行わないといけないのとことを考慮すると、モデルを怪我させないように、素材から縛り方まで計算に入れた上で行わなければなりません。「緊縛師vsモデル」ではなくて、あくまでも緊縛師とモデルが協力しながら、観覧者を唸らせようとするため「緊縛師vs観衆」と考えられます。
よって、原宿で行われた緊縛インスタテーションに関しても、プロの緊縛師とモデルが協力し、観客を唸らせながらも、安全性を考慮した演出を見せている…と考えられるものです。
この論理で考えると、個人的には「安全性を非難する」のではなく、むしろあれほど大きく危険なインスタテーションを実現するには、どういった仕組みで実現させているのか興味がそそられるものです。
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?