なぜ「オムツを売れ」と命令してしまうのか?
こんにちは。
10110000110110001010000000001010001001110001110001です。
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「#コンビニはエロ本を売らずにオムツ売れ」が話題に
久々のnoteです。
どうやらTwitterを見ていると「#コンビニはエロ本を売らずにオムツを売れ」というタグが話題になっているようです。
私はあまりコンビニにこだわってもいないので、オムツもエロ本もコンビニにあってもなくても関係はないと思っています。コンビニに依存するような生活を送っていませんし、買い物の多くはドラッグストアやスーパーマーケットへ行くほうが多いです。あと、インターネットで検索すれば、すぐに販売サイトにも繋がれる世の中では、わざわざ店へ行く方が非効率だと考えます。
というか、Amazonプライムすごいですよね…。
もう店に寄る必要性も感じないですね。
コンビニは、車の運転で疲れたときに、息抜きに寄るくらいでしょうか?それでも、ドラッグストアに比べると高めなので、あまり多くのものを買おうと思いません。
どのような商品でも「無いなら仕方がない」と割り切っているので、コンビニに拘る理由もありません。自分で探す習慣をつけていたら、あまり気にならなくなってしまうものです。
あと、エロ本とオムツでは、それぞれ別のテーマなので、同じタグで並列にはできないと思います。
「オムツを売れ」と命令
最近よく見る「#コンビニはエロ本を売らずにオムツを売れ」というタグについて、私は引っ買っている部分があります。
なぜ命令するのか?
まず、コンビニは自分の家ではありませんし、自分はコンビニのオーナーでもありません。そして、幹部でもなければ、株主でもありません。
それぞれの店は、自らが販売する商品を決めて、売上を立てていく権利があります。憲法22条には「営業の自由」が定められていますが、これを保証されなければ、他者の経済的自由を阻害するものとなります。
そして、我々消費者は、自由に店を選択することができます。あるコンビニにオムツがなければ、オムツを用意してくれるコンビニを選べばいいと思います。そしてコンビニへ行く前に、ドラッグストアの方が確実性が高いでしょう。
このようなことを考えると、まずコンビニを始めとする、あらゆる小売業に対して、消費者が命令するのはありえないと考えます。消費者には店を選ぶ権利はありますが、特定の店に対して販売を制限する行為は「営業の自由」に反する重大な人権侵害につながるのではないかと考えられます。
エロ本にせよ、オムツにせよ、それらを販売の可否を決めるのは、あくまでも営業している店舗が判断すれば良いだけであり、消費者は自分の考えを元に、店を選ぶだけです。
不良品があれば、店へクレームを言うのは妥当だと思います。
しかし、店の人間でもないのに、店が販売する商品を決めるのは「権利を害する行為」になるので、タグ自体は消費者の行動から大きく逸脱した越権行為であると言わざるを得ません。
消費者は「お願いをする立場」である
それぞれの店舗には「販売する商品を選ぶ」権利があります。
根本的には店が、自由に商業活動をしていき、生計を立てていくのを優先的に考えればいいのです。法律に則った経済活動を行っていき、収益を上げていければいいのです。最も優先するべきことは「店を維持すること」であり「事業を成長させていくこと」であります。
お客さんの要望は、経済的なメリットがあれば、店に取り入れていけばよく、逆に店にとってリスクなったり、商業的な効果が見込めない場合は、お客さんの要望を取り入れる必要はありません。これが営利企業です。
エロ本を撤去したところで、今までと異なる客層を開拓できるのであれば採用するでしょう。同時にオムツの需要が高ければ、オムツを積極的に販売していくものかと考えられます。これは「お客さんを優先している」というのではなく、あくまでも「店にメリットがある」ことを前提であることを踏まえておくべきでしょう。
よって「オムツを売れ」という命令口調はありえません。
「オムツを売っていただけないでしょうか?」
「オムツを販売してくださるとありがたいです」
「私はオムツを売ってくださるコンビニを応援します」
このように「お店にお願いをする」のが最も正しいスタンスと言えるでしょう。消費者はあくまでも「選択する権利」があるので、要望に合わない店舗は選ぶ必要もないので、要望に応えない店舗とはおさらばして、他の店舗に要望を出せばいいのです。
消費者は命令して力づくで言うことを聞かせようとする権利はありません。相手の立場を思いやりながら、自分達の希望をお伝えすることが最も大切かと考えられます。。
コンビニ関係者へリスペクトを
コンビニという限られたスペースの中で、商業を成立させていくのは、必ずしも楽な商売だとは言い難いでしょう。それぞれの棚の回転を上げていくことによって、コンビニは売上を上げていき、オーナーは従業員に給料を払えるようになっているのを踏まえて考えないといけません。
置いてほしい商品を要望する行為は、お店側にとっては死活問題に繋がることも考えられます。確かにオムツを置いてくれることによって、お店が繁盛するのなら良いのですが、さほど売上が上がらなければ、お店の未来が危うくなってしまいます。
日々の努力によって、お店を維持していることを考慮するならば、とても「オムツを売れ」となど、命令口調で発言できるものではないでしょう。
当たり前になってしまったものには、つい軽んじた態度を取りがちかもしれませんが、コンビニを営業されている方々の努力に敬意を持つべきでしょう。
コンビニを営業されている方々も人間であることを忘れてはいけません。
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