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はやき春の物思い

幼少期にタイヤの構造について考えた。自転車や乗ってる自分が共周りせず、浮くにはどんな仕組みなのか。
私はそれからも数年おきに仕組みについて考えることが都度あった。
高校に通う頃に自転車を直していると父から“中の球のベアリングが割れている”と聞かされた。
その時は到底気づくことはなかったが、それが幼い頃からの疑問の答えであった。
ゆび数も及ばぬ頃、私はタイヤと自分が共周りせず浮いている“ベアリング”という仕組みに気づきいたく感動した。
今まで得たどんな知識も気づきでさえも、人生において無駄になったことはなかった。
君はまた、私の軌跡を聞いてくれるだろうか。

ふけりて、待つ。
花粉はぶっとばす

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