【RTA in Japan Summer 2023 走者レポート】物語の終わり、冒険の続き【Ruina -廃都の物語-】
RTA in Japan Summer 2023 視聴者様含め、皆さま本当にお疲れ様でした。
当選発表からの1カ月、長くもあり、短くも感じた、夢の様な時間でした。
お蔭様で、これまで重ねてきたものの多くを披露できましたが、
同時に、多くの関係者の方にご支援いただいてこその内容と思います。
感謝の気持ちを込めて、参加させていただいての諸々を綴ってみようと思います。
…とりとめもなく書き殴ったので、めっちゃ長文です、予めご了承をば。
なお、Ruinaの本来の魅力や、本作で走るRTAの概略といった所は、
先日別記事で投稿しているので、よろしければこちらも併せてどうぞ。
また、tosiさんをお招きして振り返り配信もしていましたが、
こちらは…うーん…大分ひどいので…tosiさんファンの方はどうぞ程度に。 _(:3」∠)_
～当選までの取り組み
1人籠ってのアタックから、イベント参加に踏み切った理由については、
本走中にお話しした通り、「リメイク発表」「記録をブチ抜かれたこと」の２点に尽きるのですが、
それでも前段無しにRiJ応募に踏み切れたか、といえばそんなことはなく。
何せ１３年、動画投稿・身内配信専で走っていた人間なので…
その点、「RTA BootCamp」への参加はとても大きな弾みになりました。
イベント参加に向けて動き出した昨年来、何度か応募しながら配信の環境を整え、応募用動画をブラッシュアップしていく過程での気付きは大きかったと思いますし、
本走に向けての練り上げ方、衆人環境での走行経験等、大事な経験を得られたと実感しました。
（衆人環境～については、普通に公開配信しろよ、と言われそうですが！）
また、これは「RTA BootCamp」応募過程での取り組みも含むのですが、
RuinaのRTAは、作品本来の魅力から離れることもあり、
強くは主張せず、ひっそりと遊び続けていましたが、
結果、Speedrun.comの様な、記録を追える環境がない状態でした。
（一応、ニコ動RTAコミュに投稿した事もあったので、そちらにちょろっと記載があったりしましたが。）
これは流石にまずかろう、と一念発起しSpeedrun.comに枠を作成、
モデレーターとなり、TutorialやGuideの仮稿を作成してみたりもしました。
（尤も、まだ半端にしか作れていないので、時間とって何とかしたい所。）
ただ記録を募る面では、正直言って今も運用をよくわかっていません…。
反省点にも記載しますが、リメイクの応援に留まらずに
RTAでも盛り上げたいなら、ここは今後の課題だと認識しています。
本番まで
当選してからではありますが、「流石に露出が無さすぎる」と考え、
観念して（使い回し垢で）Twitterを呟く様にしてみたりしましたが、
これが普段SNSしないおじさんには難しかった。RTAより難しくない…？
特に、有難くもコメント貰ったので、あわあわしつつ返信しようとしたら、
なぜか投稿手前で元コメントが消えてた、ということが何度かあり、
碌に対応できなかったのは申し訳なかったです…
とまれ、本走関連では何よりも、
「RTAでは、本来の魅力が殆ど伝わらない作品」であること、
また「BootCamp」より「ライト層の視聴者が多いだろう」ことを踏まえ、台本の見直しに力を入れました。
具体的には、比較的細部の解説まで組み込んでいたのに対し、
「チャート・今やっていることの概略を、端的に・キャッチーに説明」
「配信画面からは見とり辛い、魅力的な描写の組み込み」
「冒頭の掴み、中盤に間のある所でエピソード挿入」
といった所を志向して組み換えています。
このうち原文紹介は、既プレイ勢の懐古も狙った反面、
未プレイ勢の方への紹介という面では、理解が追い付かずに解説と区別がつかない危惧もありましたが、
マップ移動のタイミングに絞り、かつマップ紹介を兼ねた引用に抑えた事で
良い落とし所に持っていけたのではないかな、と思っています。
なお、当初はセルフ解説で何とか、と啖呵を切って練習していたのですが、
走りに直接関係ない語りまで入れるとガッタガタになったため、結局断念。
幸いなことに、私以上に本作の魅力を言語化でき、
何より私のRuinaRTAを長らく応援してくださった方、ということで
「RTA BootCamp」と同様、tosiさんにお願いすることにしました。
その色んな意味で話題になったtosiさんの解説ですが、
事前の読み合わせで、無理ない速度で読み切れる様、尺と言い回しの調整に時間を割いていました。
tosiさんには多大な負担が行ってしまい、申し訳ない限りでしたが、
その甲斐あって、特長と言えるだけのウリにできたと考えています。
（予想外の方向でも反響があって、モデレータの皆さまにご迷惑をおかけしてしまったのは申し訳なかったですが…_(:3」∠)_）
余談ですが、掛け合いと言われた部分はほぼ台本なし、
もとい当人達には掛け合いという認識はなく、
日頃の身内ゲーム配信中のやり取り、程度のノリでした。
…こいつら駄弁りながら普段通りRuinaやってるだけじゃねえか！
さて、そういった準備や、台風の動向にお祈りしながら過ぎた１カ月。
いざ開催されてからは、オフラインイベント初参加ということで
何度も現地に通い気運を高め、練習部屋も何度かお借りして慣らす等、
思いつく範囲で備えさせていただきましたが、
運営・ボランティアの方々には色々とご面倒をおかけしました…。
アナウンスは確認していたつもりでも、いざ開催となると不安になり
「オンライン解説、このままで大丈夫？」と直接相談させていただいたり、
2日目に持って行ったパッドとPCを繋ぐケーブルが死んでいて、
慌ててお貸しいただく一幕があったりと、お手数をおかけしました。
偏に、走り切れたのは裏方で支えてくださっている方々のお陰です。
また現地通いの中で、第一線で走り続けている走者の方々や、
それを応援する方々と間近にいられたのは、大変嬉しい経験でした。
熱を共有できる空間というのは、それだけで昂ぶるものがありましたし、
RTA道場や64体験会等、素敵な企画もあり幸せな空間でしたね。
塔から出てきた小人族ばりにコミュ障発動してしまい、
私から余りアクションを掛けられなかったのが心残りでしたが、
その中でもお話させていただいた方は、
どなたも熱量と愛溢れる方々だったのがとても印象的でした。
いやあ、RTAっていいものですね！
片っ端からお名前を挙げたいのも山々なのですが、尺の都合でお一人だけ。
直前の練習時間をご一緒しての談義、また素敵な繋ぎを入れてくださった、
プロゴルファー猿の走者／東方剛欲異聞の解説をされていた、
SAS様のNoteはコチラ。
やはり大変な思い入れを持って臨まれていたのが伺えて、グッときました。改めてGGでした！
本走について
まずは触れなければ勿体ない寄付投票について。
皆さま、本当にご協力いただきありがとうございました！
金額の多寡で語るものでもないとは思いますが、
私がTwitterでアナウンスしたのが割と直前（24時間前）、
しかもゲーム画面にほぼ影響のない内容にも関わらずこの金額。
ただただ感謝の一言に尽きます。
…直前までどっちが勝るか分からないデッドヒートだったのには、
tosiさんともども、夜種王顔になってましたが！
仕込みに関しては、やりたかったことを一通り捻じ込めたので満足。
ただリアル秘石捨ては、トラブルか？とご心配おかけしてしまった面、
また単純に、未プレイの方にはネタが判り辛かったと感じたので、
前振りをもう少し強くすべきだったかな、とも。
…普段ウケを取りに行か（け）ない人間の限界、でしょうか_(:3」∠)_
また、前説で事前に運営様から通達された目安を超えてしまっていたので、
そこは反省しなければいけない点と認識しています。
結構台本を削って、時間も測って読み上げる練習もしていたんですが、
大舞台に上がり言葉が増えてしまっていました。反省。
後説も、特にSRC回りは説明もっと端折れるな、と感じたので、
色々思い入れがあるなりに、端的に纏める努力の必要性を再認識。
走りの総評では、ヒヤヒヤした場面や操作ガバった場面が多々ありますが、
皆さまのお祈りのお陰、あるいはこっそり変転使い込んじゃったか、
運に守られて墜落せずに走り切れた、という感想に尽きました…。
本作のRTA（の現行チャート）は、告死鳥をさておいたとしても、
勝率8~9割の箇所が相当数あるので、一発で無傷完走はまずありえません。
それ抜きでも、ランダムエンカや立て直せる程度の不運が紛れる要素が多々あります。
「妖精王 パリス会心で2T撃破」「ランダムエンカ僅少」は上振れですが、
・「竜の塔上層の鍵開け2リセ25秒ロス（相当悪い方）」
・「16世のパリス空振り」
・「劣中が入ったグラガドリスから回避持ちラバンへの百裂被弾、それも中乱数の即死ダメージを引く」
・「古代都市連戦のピンゾロ3回」
・「１世で２リセ」
・「タイタス連戦中のパリス稲妻被弾＋衝撃」
等々、相応に不運も引いていました。
とはいえ、クリティカルな不運には見舞われなかったのも確か。
本当に不味い場面での不運を引くと2分～3分のロスが生じるので、
そういった面では、手心が加えられた不運だった、と思っています。
やはりダイスの女神様は、サディストにしてエンターテイナー、
実は「劇場型ダイスに翻弄された45分」という内容でした。
そして女神様に愛される系のパリス。お前は本当に取れ高の男だよパリス！
反省点とこれから
完走後の熱のあるうちは良かったのですが、
その後チャートに関するご質問などを頂いて、応答したり確認した所、
検討が足りていない所・そもそも要素を見落としたり、
誤認している所が判明しました。ダリムごめんよ。
これがタイム短縮に繋がるかまでは、現状まだ懐疑的なのですが、
いやもう、意見交換など無しに黙々やってるとどれだけ視野狭窄になるか、
つくづく痛感させられます…まだまだ、クソデカ感情は続きそうです。
また、折角そういった話が出来る土壌、裾野が広がりつつある一方で、
SRCの整備がお粗末なままでは、色々もったいないことも認識したので、
一先ず、ここの対応を急ぐべきだな、と考えています。
ただ、そのノウハウが全く無いといっても過言ではないので、
もしよろしければ、追走の有無を問わず、
忌憚なくご意見・ご助言いただけますと幸いです。
SRCのフォーラム、ぺけったーのDM、YouTubeのコメント…
どこでも構いません、ご遠慮なくお送りください！
終わりに
ここまで言葉を尽くしてきましたが、シンプルに纏めれば
「ゲーマーでいて／Ruinaを遊んできて良かった！」
この一言に尽きる時間でした。本当に、感謝に絶えません。
また、イベントの影響力も実感し、大いに熱もいただけました。
良い時間帯をいただけたこと、またRuina愛のある方々のお陰で、
日本トレンド入りまでしていたそうで嬉しい限り。
本作の遊び方としては無粋なアプローチではありますが、
新生アーガデウムが降りてくるその日まで、
今後も隙あらばRTAを通じて応援していければ、と思います。
それでは、またどこかでお会いしましょう！
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