ちょびっと日記(2022/05/30)さん付け
今日、会社で「さん付け運動」の話になりました。
社内で役職関係なく全員のことを「さん付け」で呼ぶ活動です。会社の風通しをよくする、なんて言われています。
今の私の会社は名前+役職呼び。
私の前の会社はさん付け。
個人的にはどっちでも悪くはないんですけど、会社を運営するとしたら、どういう会社にしたいかによって変わってくると思いました。
呼称って、人間関係の距離感の象徴だと思うんです。
子供のころ、最初は苗字で読んでいた友達に初めて下の名前で呼び掛けてみる時、それは絶対に「その人と仲良くなりたいから」だと思うんです。
たかが呼び方ですが、それは人間関係を変えうる力もあるんじゃないかと思いました。
例えば、上意下達で規範通り指示通りに全員で動くことが重要な組織な場合、役職呼びはその上下関係を強調しますから、有効に働くはずです。
体育会系とか軍隊とかそのイメージですね。
逆に上下の気持ち的な差を縮めてフラットに意見を交わし合いたい、下からの忌憚ないアイデアが欲しい、みたいな場合はやはり「さん付け」が有効な気がします。
あと、大事なのが、
下が生意気になる、的なさん付けじゃなくて
上が高圧的でなくなる、方のさん付けの意味合いの方が大事だと思います。
さん付け運動してるのに後輩に対して「おいお前コラァ」とか文脈的におかしいし、部下を呼び捨てにしている時点でフラットにはなりません。
どちらの組織が良いか、で呼称は適切に選ばれるべきです。
呼び方なんでどうでも良いかも知れないですけど、意外とどうでも良くない場合もあるんじゃないですかね。
それでは。
無理は言いませんし、そう簡単に得られるとも思っていませんが、サポートしていただけたらそのお金で買ったことのない飲み物を買います。