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夏の前日

・たまの「夏の前日」この時期になるとずっと聴いてる。この時期じゃなくても聴いてる。

・曲自体の考察とか抜きにして個人的な感覚だけ語ると、セミが鳴き始めた時のそわっとした感じとか子供の頃の家の中で守られてる安心感とか学校の図書館でハッと我に返って時計を見上げた時の感覚とか、夏休みが始まる前のワクワク感とか、同時にあと何回夏が来たら人生が終わってしまうんだろうという不安とか、テレビでやってた地球滅亡特集を見て怖くなって寝付けなくなったり。

・期待と不安といろんな感情がグシャグシャに混ざっていた子供の頃の夏の前。あの感覚が一気に押し寄せてきて、始めて聴いたとき衝撃を受けた。曲ってこんな体験を作れるんだって。

・大人になった今も同じ夏が来ないかもしれないこと、当たり前に食べている魚が急に手が届かなくなってしまうこと、急に戦争とか災害が起こって来年はもういないかもしれないことなどを考えて怖くなっている。

・似た感覚?(昭和エモ?なんていうんだろう)だと湯浅監督のねこ汁草も好き。

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・自分は卑屈な人間らしい、と話してて自覚した。すぐ人と比べて私にはこんなことできない、こんな発想すらなかったと凹んでしまう。今回は流石にそのまま口には出さないけど、素朴に感想を言っているつもりだったのに見抜かれた。

・T大出てるすごくカンの良い人で、当然だけど頭も良くて人との会話を心のそこから楽める人だ。

・私にとっては会話とはリズムゲーで、タイミング良くうなずけたか、変なことを言わなかったか、いつ素が出てしまうんじゃないか、とものすごいプレッシャーの中行う競技みたいなものだけど、その人は知能が高い故、発言の意図とかちゃんと組んで背景まで理解して人との会話を面白がる。すごい。

・社会人になって気がついたけど、本当に人の会話を処理する知能がないんだと思う。学生の時から授業の内容が全く入ってこなかった。眼の前の人が何を言っているのかわからなくなる。

・吃音の原因の何割かもこれだと思う。そもそも話をちゃんと聞いてなかったから答えられない、自信がない。 

・テンポが合わないのかも、2倍速で録画された会議を見たら結構意味がわかる。早口のまま思ったことを喋っていいならまぁまぁ喋れる。

・今はまだいろんなミスが許されてるけど、もう少し責任ある立場になったら多分絶対にやっていけない。悟った。今のうちに転職とか、スキルを身につけるとからなんか考えておかないとまずいかも。

・兄弟も要領はあまり良くないみたいで、仕事で苦戦している話を聞く。社会、構造化されすぎてる。どこに行っても求められることは同じ。自分たちは一体どこに行けばいいんだろう。


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