#17:こんなときだから♪テクノ歌謡
矢野顕子:「春先小紅」
突然の告白ですが,我が小部屋にはテレビがありません! 2013年春にTVチューナー付きパソコンが成仏したのを機に,テレビとは無縁の生活を送っています。よって,ドラマやバラエティーの情報には疎くなってしまいましたが,今はネットがあるので,世の中の情報についていけない,ということはないです(と思っています)。
しかし,ネットの無い時代,テレビは最強の情報発信元でした。そして,80年代はCMソングが全盛期。
本日お送りする矢野顕子氏の「春先小紅」も,カネボウ化粧品の口紅のCMソングとして大ヒットしました。
しかも,キャンペーンのタイトルが「春咲小紅ミニミニ」という,半量サイズの小さな口紅を扱ったものであり,歌詞にもそのままズバリ出てきます。
矢野氏はこのヒットによって世間的には有名になりましたが,10代のころからハイレベルなジャズクラブでピアノの腕前を磨いていたこともあり,知る人ぞ知る存在でした。
坂本龍一氏との出会いもあって,YMOのサポートメンバーとしても存在感を放ちました。この「春先小紅」も編曲をYMOが担当しています(映像の演奏も! みんな若い!!)。ちなみに作詞は糸井重里氏。
詩が持つ独特な語幹,YMOの最先端のアレンジ,そして矢野顕子の強烈な個性ならぬ個声! そして可愛い! 見てるこちらもウキウキワクワクします。
令和の時代になっても色あせない春の一曲をお楽しみください。
今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!
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