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『もしも WBCが Amazonプライム制作の映画だったら』

2023年3月22日

私は今、何を見ているのだろうか。
高橋陽一が、井上雄彦が、いやいやそこは、水島新司が、WBCを漫画にしたら、こんな感じになっただろうか。
だとしても出来すぎだ。
野球は筋書きのないドラマなんて言うけど、こんなきれいな筋書きがあっていいのだろうか。

ひょっとして、Amazonプライム制作の連続ドラマだったとか!?
栗山英樹という優れた演出家、大谷翔平という稀代のスーパースター、ダルビッシュ有といった油の乗った名優達が、作り上げた珠玉の作品。

名場面は数知れず。見どころだらけの全12話。あらすじは以下の通り。
ご覧になりたい人は、Amazonプライムで。

第一話「栗山監督という男 ~大谷翔平との絆~」

第五回WBCの監督に選ばれたのは栗山英樹。彼が選ばれた最大の理由は、大谷翔平を侍ジャパンに招集することだった。世界の二刀流の生みの親。いよいよ侍ジャパンのメンバー発表の時。果たして、大谷の名前はそこにあるのか!?

第二話「戦争に行くわけじゃない ~宇田川会結成~」

大谷とダルビッシュ。日本が誇るメジャーリーガーが侍ジャパンに名を連ねた。
ダルビッシュは、チームをまとめるため、宮崎キャンプ初日から合流した。
若いメンバー達に「野球を楽しむこと」を説くダルビッシュだが、一人の投手が暗い表情をしていることに気が付いた。それは、宇田川という育成出身の投手だった。そこでダルビッシュはある行動に出る。

第三話「帰国?来日? ~メジャーリーガー大谷~」

大谷が、プライベートジェットで「来日」した。
打撃練習が始まると、観客はもちろん、侍ジャパンの選手たちも驚きの声をあげる。
それは、大物メジャーリーガーの姿そのものだった。そして迎えた阪神との強化試合。才木のフォークになんとか膝をついて食らいつく大谷。センターフライと思われた打球は、ぐんぐん伸びて・・・。

第四話「ヌートバーのペッパーミル」

ついにWBC1次ラウンドが始まった。
初戦の中国戦を快勝し、勢いに乗って迎えた第二戦の韓国戦。ダルビッシュが先発したが、まさかの0-3とリードされる展開。そこで魅せたのは、日系人メジャーリーガーのヌートバーだった・・・。

第五話「3.11を忘れない ~陸前高田から世界へ~」

1次ラウンド第三戦のチェコ戦。
3.11という日に、陸前高田が生んだ令和の怪物、佐々木朗希が先発マウンドにあがる。佐々木は亡き家族を想いながら、世界の舞台へあがった。160㎞越えのストレートを連発する佐々木だが、味方のエラーも絡み、この日も先制される苦しい展開。窮地を救ったのは、あのマッチョマンだった・・・。

第六話「やったぜ!セールスフォース ~看板直撃弾~」

1次ラウンド第四戦のオーストラリア戦。
この日魅せたのは大谷だった。初回無死1,2塁のチャンスで打席にたった大谷。美しい放物線を描いた打球は、なんと自らが広告塔を務める看板に直撃した。勢いに乗る日本は、全勝で1次ラウンド突破を決めたのだった。

第七話「野球小僧のバント」

一戦必勝の準々決勝。
相手はあの野茂のキャッチャーを務めたことで有名なピアザ監督率いるイタリア。
リアル二刀流・大谷は、初回から雄叫びをあげて豪快なストレートを投げ込む。
しかしイタリアは大胆なシフトで日本を惑わし、試合は緊迫した展開に。チャンスで迎えた大谷の打席。ホームランを期待する観客。その時、「野球小僧」大谷が、驚きの行動に出る・・・。

第八話「吹田の主婦召喚 ~いざアメリカへ~」

全勝で日本ラウンドを通過し、アメリカに旅立つ侍ジャパン。
しかし、そこに栗林の姿がなかった。
コンディション不良により、やむなく離脱することとなったのだ。追加招集は一体誰なのか!?様々な憶測を呼ぶ中で、声がかかったのは、あの「主婦」だった・・・。

第九話「頼れるマッチョマン ~120億の実力~」

遂に迎えた準決勝メキシコ戦。
日本は、佐々木朗希・山本由伸という、黄金リレーで必勝を期するが、
メキシコ・ウリアスの3ランで先制され、打撃陣は左腕サンドバルに苦戦する。0-3で迎えた7回裏。窮地を救ったのは、不振の村上に代わって4番に座った吉田だった・・・。

第十話「神降臨 ~野球ってすげぇな~」

吉田の3ランで追いついたものの、山本が失点し、4-5で迎えた9回裏。
先頭バッター大谷の打球は右中間へ。
ヘルメットを脱ぎ捨てて二塁に到達した大谷は、塁上で咆哮する。
その後、1・2塁で打席に立ったのは不振にあえぐ村上だった。逆転の1塁ランナーは代走の周東。村上の打球はセンター方向へ。逆転を信じて、周東がスタートを切る!!

第十一話「憧れるのをやめましょう」

劇的な勝利で決勝進出を決めた侍ジャパン。相手はアメリカ。
舞台は整った。異様な盛り上がりを見せるローンデポパーク。試合前のロッカーで円陣を組み、大谷が声を出す。侍が侍になるために。大谷がどうしても伝えたかったこととは・・・。

最終回「野球界の勝利 ~大谷vsトラウト~」

決勝・アメリカ戦。
試合は緊迫する投手戦になるが、村上、岡本のアベック弾でリードする。
日本は細かな継投で銀河系打線を抑えこむが、8回にダルビッシュが被弾し1点差に。
迎えた最終回。マウンドにあがったのは、泥だらけのストッパー・大谷だった。2アウトをとり、最後のバッターはアメリカの主将・トラウト。フルカウントで迎えた6球目。大谷が渾身のスライダーを投げ込む。世界中が固唾をのんで見守る「世紀の対決」は、劇的な結末を迎える・・・。

アナザーストーリー「源田の1㎜ ~侍ジャパンの心臓~」

韓国戦で小指を負傷した源田。しかし、源田に離脱の選択肢はなかった。
家族・球団・スタッフの心配をよそに、源田は準々決勝のイタリア戦から復帰した。
痛みは当然ある。しかしこのメンバーで優勝したいという強い想いからグラウンドに立ち続ける源田。
マイアミでのメキシコ戦。源田は攻守にわたって活躍を見せる・・・。

みどころ、多すぎ…。

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