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【猛牛軍団vsセ・リーグ】交流戦前オリックス成績まとめ

2021年、2022年を連覇した我等がオリックス・バファローズですが、今年は交流戦前で47試合を消化し、26勝19敗2分で貯金7で首位ロッテとゲーム差1.5の2位の位置につけています。

21.22年どちらの年も接戦の末に優勝が決まりましたが、2021年は交流戦で優勝しており(12勝5敗1分)、優勝の大きな要因にもなりました。(ちなみに2022年は8勝10敗)

交流戦前の試合が全て終了した現在のオリックスのチーム成績を野手・投手に分けてご紹介していきたいと思います。


1.野手成績

まずは野手陣についてのチーム成績です。

頓宮佑磨

打撃陣野手成績一覧

得点  183  (リーグ1位)🥇
打率  .263 (リーグ1位)🥇
出塁率 .322 (リーグ1位)🥇
長打率 .388 (リーグ1位)🥇
OPS      .710 (リーグ1位)🥇
本塁打 38    (リーグ1位)🥇
得点圏打率.302 (リーグ1位)🥇
盗塁  18    (リーグ最下位)
犠打  33    (リーグ同率3位)🥉
失策  14    (リーグ同率2位)🥈


昨年まで主砲としてチームを支えてくれた吉田正尚がメジャー挑戦を決め、チームを離れました。元々投手力のあるチームだった反面、打撃陣への懸念がありましたが、現在は得点、打率、OPS、本塁打数など多くの成績でリーグTOPの成績を残しています👏👏👏

では何故吉田正尚が抜けたにも関わらずリーグ1位の指標を多く出せているのか?
個人成績も見ていきたいと思います。
主要打者の個人成績が以下の通りになります。

<個人成績>
森友哉   39試合打率.300.6本.21点OPS.911
杉本裕太郎 28試合打率.253.9本.18点OPS.895
中川圭太  47試合打率.261.6本.20点OPS.774
頓宮裕真  37試合打率.336.1本.14点OPS.808
茶野篤政  46試合打率.277.0本.9点OPS.629
宗佑磨   44試合打率.264.1本.9点OPS.623
若月健矢  27試合打率.296.0本5点OPS.728

<注目打者>
杉本が本塁打9本でリーグ単独1位
森友哉が4番捕手かつ打率.300の大活躍
頓宮が打率.336で隠れ首位打者(あと1打席)
茶野、育成4位ルーキーが1番を任される

など、スタメン打者の主に上位打線が活躍し、攻撃陣を引っ張ってくれています。

監督も言うように、「吉田正尚の穴を1人で埋める事は出来ない事は分かっている。それを全員で埋めるしかない。」をまさに体現した形で全員でカバーしている印象を受けます。


個人的には、昨年FAを取得し地元大阪に帰ってきた森友哉の活躍は大きいと思っていて、捕手という守備の負担が大きいポジションを担いつつ、4番という打線の核も担ってくれています。

好調時の吉田正尚には敵いませんが、少しパワーが落ちた程度で打撃技術はチーム内でも頭1つ抜けている存在です。是非このまま打線を引っ張っていってほしいです。

森友哉


2.投手成績

続いて投手成績一覧はこちらになります。

防御率  3.04(リーグ3位)🥉
先発防御率2.98(リーグ2位)🥈
救援防御率3.11(リーグ5位)
奪三振  378(リーグ1位)🥇
与四死球 163(リーグ5位)
被本塁打 28  (リーグ2位)🥈
QS率  51.06%(リーグ4位)

ざっくりですが気になる主要スタッツはこのような感じでしょうか。

良いものを挙げるとリーグ1位🥇の奪三振数でしょう。近年自他共に認める強力先発ローテ+豪速球リリーバーで三振を奪っています。

また、先発ローテも際立ちはしないものの安定感がある数字を残せています。

山本由伸 38.1回防御率2.35.3勝2敗.WHIP1.15
宮城大弥 44.2回防御率2.01.4勝1敗.WHIP0.94
山下舜平太36.2回防御率0.98.4勝0敗.WHIP0.93
田嶋大樹 49.2回防御率4.17.4勝3敗.WHIP1.17
山岡泰輔 39.2回防御率2.04.1勝0敗.WHIP0.98
山﨑福也 33.2回防御率3.21.2勝2敗.WHIP1.10

今シーズン序盤こそ投手陣の失点が多く、野手が得点しても負ける試合も見られましたが、徐々に良くなっていってると思います。

先発ローテ6人で合計18勝8敗貯金10を作っており、チームの貯金数(貯金7)よりも多いことになります。難しいのは分かっていますが、この6人に続く先発投手の台頭は今後の課題と言えるでしょう。

特に注目したいのは高卒3年目のドラ1山下舜平太です。もはや他球団ファンでも知らない人は居ないほどのインパクトを残していますが、常時150km中盤の直球と大きく縦に割れるカーブ、少ししか投げませんがフォークもあり、基本的には2ピッチです。この時代に2ピッチ?と思う方も居ると思いますが、逆にほぼ2ピッチでここまでやれてしまう恐ろしい潜在能力の持ち主です。今後もどこまでやれるか期待しています。

山下舜平太


逆に悪いものが救援防御率です。
去年こそ良かったので良い印象をお持ちの方も多いかも知れませんが、一昨年以前は基本的にリーグ5位or6位の数字でした。

昨年の後半にかけて、阿部翔太、山﨑颯一郎、宇田川優希、ジェイコブ・ワゲスパック、平野佳寿ら筆頭に150km〜160kmの直球と鋭く落ちるフォークを武器に三振を量産していました。

しかし、宇田川はコンディション不良、平野は腰痛で2軍落ちと1軍に居ない投手もいますし、

山﨑颯一郎 防御率2.18
阿部翔太  防御率3.94
ワゲスパック防御率3.38

と少し苦しんでいる印象を受けますが、代わりに本田仁海や黒木優太ら若手中継ぎが何とか踏ん張ってくれています。

全体的に昨年までの疲労も溜まっており、苦しい状況ではありますが、再び三振を量産する暴力リリーフ陣に期待しましょう。

宇田川優希


また、個人的に気になるスタッツとして与四死球がリーグ5位な点です。三振が多い事は良い事ですが、四死球でランナーを無駄に貯めて失点するパターンを今季何度か目にしました。

四死球でランナーを出すことは中嶋監督が嫌う事の上位に食い込むほどコメントを残していますし、勝負できないと印象づけられ即2軍というケースを多いように感じられます。球威あるボールをゾーン内へ投げ込むことの重要性を再度確認し、改善してほしい指標です。


3.まとめ

以上が交流戦前のオリックスチーム成績になります。いかがでしたでしょうか。

ざっくり言うと野手は健闘し、投手も先発はまずまず、救援は頑張れといった所でしょうか。

いよいよ明日からは普段対戦しないセ・リーグとの対戦になります。

個人的な予想ですが、攻撃陣はシーズンを通して早いカウントから積極的なスイングを心掛けるアプローチが出来ているので、あまり対戦しない投手にもガンガン振っていける打線は良い結果を生む気がしています。

また、投手陣特に先発では山本由伸が体調不良から戻りローテを再び引っ張ってくれると思います。

意外と投手陣の打撃が良い(山﨑福也、宮城大弥、山本由伸?)と噂の先発陣の打撃などいつもと違う事も見れる交流戦を楽しみましょう!そして交流戦優勝を目指しましょう!!!

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