第3回現役ドラフトの結果について、オリファンが語る
2022年から始まった現役ドラフト。
第1回目では大竹耕太郎投手(ソフトバンク→阪神)や細川成也選手(DeNA→中日)が新天地でブレイクを果たし、昨年の現役ドラフトでも水谷瞬選手(ソフトバンク→日本ハム)が活躍を見せるなど、これからのプロ野球界において大きな一大イベントになる事でしょう。
さて、3回目の現役ドラフトについて我らがバファローズは一体誰が移籍してしまうのか?
そして新たにバファローズの一員としてやってくる選手は誰なのか?
第1回、第2回の現役ドラフトの結果も合わせて見ていきます。
まずは現役ドラフトに選ばれない選手の条件はこちら↓
外国人選手
育成選手(←来シーズンより支配下選手へと登録する選手は除く)
FA権を取得している選手
FA権を行使した選手
複数年契約を結んでいる選手
来年の年俸が5000万円以下の選手(←1人だけ1億円以下でも可能)
前年度のシーズン全日程終了以降から入団した選手
分かりやすく言えば外国人選手、育成選手、FA権持っている選手は出せません。
また、高年俸選手や複数年契約の選手も出せません。
最後の項目については2023年の日本シリーズ終了から入団した選手が放出できません。(要は2年連続で現役ドラフトで移籍出来ません)
以上の条件を除いた選手から2名以上をリストアップし、事前投票で一番多く票を集めたチームから指名出来るとの事です。
第1回 現役ドラフト 結果
関係者によりますと、一番多く票を集めたのは日本ハムファイターズとの事(敬称略)
第1巡
日本ハム 松岡 洸希 (←西武)
西武 陽川 尚将 (←阪神)
阪神 大竹 耕太郎(←ソフトバンク)
ソフトバンク 古川 侑利 (←日本ハム)
中日 細川 成也 (←DeNA)
DeNA 笠原 祥太郎(←中日)
巨人 オコエ 瑠偉(←楽天)
楽天 正髄 優弥 (←広島)
広島 戸根 千明 (←巨人)
ロッテ 大下 誠一郎(←オリックス)
オリックス 渡邉 大樹 (←ヤクルト)
ヤクルト 成田 翔 (←ロッテ)
2番目以降のグループが曖昧ではありますが、大体こんな感じやったはず。
どの球団も探り探りで当たり障りのない選手を選んでしまったのか、1年で6人が戦力外通告を受ける事に。
我がバファローズは育成からの叩き上げで声出し要員としても活躍した大下誠一郎選手がロッテに移籍し、ヤクルトから渡邉大樹選手が加入。
しかし、渡邉大樹選手に関しては僅か1試合の出場に終わり1年で戦力外。
最初から期待していなかったのでは?と言いたくなる結果に。
第2回 現役ドラフト 結果
関係者によりますと、一番多く票を集めたのはと読売ジャイアンツの事(敬称略)
第1巡
巨人 馬場 皐輔 (←阪神)
阪神 漆原 大晟 (←オリックス)
オリックス 鈴木 博志 (←中日)
中日 梅野 雄吾 (←ヤクルト)
ヤクルト 北村 拓己 (←巨人)
日本ハム 水谷 瞬 (←ソフトバンク)
ソフトバンク 長谷川 威展(←日本ハム)
西武 中村 祐太 (←広島)
広島 内間 拓馬 (←楽天)
楽天 櫻井 周斗 (←DeNA)
DeNA 佐々木 千隼(←ロッテ)
ロッテ 愛斗 (←西武)
佐々木千隼投手と愛斗選手が比較的高年俸の為、順番は恐らく合っているかと。
昨年の反省を生かしたのか、1軍半の選手になっていた漆原大晟投手が阪神へ移籍。
代わりに中日から鈴木博志投手が入団、あくまで個人の意見ではありますがこの年の現役ドラフトは予定した選手獲得が出来ていたと思います。
今年の鈴木投手は、開幕当初は2軍ではあるものの6月以降からは1軍のブルペン陣の一員として投げ続けてくれました。
来シーズンより登録名を『博志』に変更。
頑張れ博志!
第3回 現役ドラフト 結果
関係者によりますと、一番多く票を集めたのは日本ハムファイターズとの事(敬称略)
第1巡
日本ハム 吉田 賢吾 (←ソフトバンク)
ソフトバンク 上茶谷 大河(←DeNA)
DeNA 浜地 真澄 (←阪神)
阪神 畠 世周 (←巨人)
巨人 田中 瑛斗 (←日本ハム)
西武 平沢 大河 (←ロッテ)
ロッテ 石垣 雅海 (←中日)
中日 伊藤 茉央 (←楽天)
楽天 柴田 大地 (←ヤクルト)
ヤクルト 矢崎 拓也 (←広島)
広島 山足 達也 (←オリックス)
オリックス 本田 圭佑 (←西武)
第2巡
広島 鈴木 健矢 (←日本ハム)
3年目でようやく2巡目指名が行われる事に。
今年のバファローズからはベンチウォーマー化していた山足達也選手がカープに移籍、西武から本田圭佑投手が入団となりました。
3年間やって来て判明した事が現役ドラフトにノミネートされやすい選手というのが大体分かってきました。
先発経験が薄い(←直近2年間で)リリーフ投手
1軍半に収まってしまっている右打ちの野手(但し捕手出来る人は除く)
20代半ばの1000万円台の選手(なるべく低コストで獲得)
以上の3つの要素から今年放出される選手を考えると当初は村西良太投手か横山楓投手が他球団に移籍するのかな?と思いました。
ただ10月の戦力外通告期間で2人とも名前が挙がってしまい、投手陣からは出されないと確信。
ならば野手に目を向けると、山足選手ぐらいしかいないというのが今年の現状。
恐らくいい選手はとれないなと直感で感じていました。
結果として埼玉西武ライオンズの本田圭佑投手を獲得。
一番票を集めた日本ハムから始まった最初のグループが指名を終えた時、次に票が集まったのは西武でしたが実は2つほど説がありました。
1つ目は事前投票でどこからも票がなかった為、最下位の西武スタート説。
そして、もう一つはバファローズだけが西武を指名していたからの西武スタート説。
個人的な意見を述べると、直ぐにでも使える投手を欲しがっていたバファローズが本田投手を指名していたのでは?と思います。
それは何故か?と言いますと、現役ドラフトで球団公式ホームページに情報が載せられますが、本田投手のみ背番号60が与えられていました。
他の球団の公式ホームページを見て比べると、結果だけを報告していた所もあれば、他球団へと移籍する選手のコメントを載せている所もありました。
しかし、一通り見回しても移籍して来た選手に背番号まで公表していたのはバファローズのみ。
これは前々から狙っていたんちゃうか?と思わせますねぇ。
現役ドラフトを終え、これにて2024シーズンのストーブリーグが終了。
2月の宮崎キャンプまでまったりとしたオフを迎えようとした時に、とんでもないニュースが舞い込んで来ました。
九里亜蓮、オリックス・バファローズ入団決定!!
……マジで!?
今年も穏やかでないオフが確定しました。
次回は人的補償のプロテクトについて語ります。
では。