現地観戦録 9月4日 vs西武戦
神戸最終戦の行方
終始苦しんだものの、無事に勝利を収めた昨日のバファローズ。
生まれ育った町【神戸】でのラストゲームを〆る大事な試合を託す本日の先発投手は『山下舜平大』投手。
不振に苦しんだ男達の意地を見た
1回・2回と得点圏にランナーを背負うも、先制点を許さないピッチングでピンチを凌ぐ『山下』投手。
すると2回裏、1死ランナー無しの状況で5番DHでスタメン出場の『杉本裕太郎』選手が、チームトップタイとなる9本目のホームランで先制！
続く『頓宮裕真』選手がツーベースヒット、『紅林弘太郎』選手のヒットで序盤から押せ押せムードで畳み込む素晴らしい試合に（なお、直後にゲッツーで得点は1点のみ）
復活、いや更なる進化を遂げた昨年の新人王
早々と援護点をあげた事による効果が現れたのか、3回以降の『山下』投手は昨年の姿を取り戻すだけでなく、更なる進化を遂げていました。
終わってみれば7回を投げ切り、9つの三線を奪い無失点に抑える堂々とした投球で完全復活を告げる内容！
開幕から思うような結果が出ず、リリーフに回るも失点を繰り返すなど決して良いシーズンでは無かったですが、名実共に大エースとなる礎となっていける様な雰囲気を感じました。
中盤の追加点で勝負あり
今年のバファローズは得点力不足が顕著に目立ち、昨日までのチーム総得点が340点と恐らく歴代でも最小となる程に中押し・ダメ押しがありません。
しかし5回の攻撃、先頭打者の『若月健矢』選手が初球を叩きツーベースヒットで出塁すると、きっちりと送りバントで1死3塁の場面で『廣岡大志』選手の犠牲フライであっさりと追加点をGET！
そこから『西野真弘』選手、『太田椋』選手、『西川龍馬』選手の3連打で満塁の大チャンス！！
試合を左右するターニングポイントに回って来たのは先制弾を放った『杉本』選手。
三遊間を破る2点タイムリーで、試合の主導権を完全に掌握する事に成功！！
2024シーズンの神戸での試合を振り返って
選手・コーチの皆様方、本当にお疲れ様でした！
その後、大きな波乱も無く4-0の完封勝利。
今年の神戸開催の結果は3勝5敗と2つ負け越してしまいましたが、個人的には予定していた8試合全て試合が出来た事が一番の収穫でございます。
昨年は7月のロッテ戦、一昨年8月のロッテ戦（最終戦が1時間半前に中止になる結構珍しいパターン）が雨で流れ、神戸在住の身からすれば雨天中止は死活問題。
とはいえ京セラドームとほっと神戸という全てにおいて対となる球場は、やはりいつまでも共存してほしいものでございます。
オリックス・バファローズになってから20年。
この球団ほどファンになったきっかけが複雑になるチームも早々無いでしょう。
だが今応援している人は大なり小なり目指しているものがあります。
今こそ一丸となってクライマックスシリーズ進出、そして日本一奪還へ。
叶うべき夢の先へ、必ず到達する為に。
次回は来週の火曜日と水曜日のロッテ戦に現地参戦します。
では。