タダ本せどりと仕入れとメルカリのデータ(覚え書き)

めんどくさい数字を眺めるのも苦痛じゃない人のためのページです。

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タダ本スタンダード、369CPを利用して小分けの注文

基本料金[A]500円
+
送料[B]710円(※369CPを適用した9冊注文を5回)
+
その他[C]なし

合計:1210円

45冊しか注文できていないので、1210円を45冊で割ります。

1210円÷45=26.8888……

繰り上げて1冊の仕入れ価格は27円となりました。

しかし、上の計算だと手に入るタダ本は45冊です。50冊揃えた場合はどうなるか考えましょう。

・50冊のタダ本を揃える

現時点で45冊、残り5冊を手に入れるのに最適な注文は、1冊の”有料本”を含めた6冊にを作る方法です。普通に5冊で買ってしまうと送料は440円かかりますが、6冊にすることで有料本の価格+送料150円で収まります。

一番安い商品は75円となってますので、帳尻合わせに1冊選びます。

タダ本5冊+75円の有料本1冊。送料は150円。

送料[B]150円
その他[C]75円

数字を変えて式を作ります

基本料金[A]500円
+
送料[B]860円(※710+150)
+
その他[C]75円

合計:1427円

1427円を冊数で割ります。

1427円÷51=27.980…

繰り上げて1冊28円。45冊のままのほうが単価は低く抑えられるのでした。

・有料本は私的な買い物だとして仕入れに含まないとする場合

「いや、これは個人的な買い物だから『仕入れ』ではない」と自分に言い聞かせてみましょう。つまり、あくまでも仕入れたのは50冊。

1435÷50=28.7 あるいは、(1435-75)÷50=27.2

しかしこちらも、1冊が29円と28円。

端数冊は捨てたほうが効率がよいのが理解できたと思います。

・タダ本を50冊、一括で注文する場合

通常配送となり送料は440円。メール便でなくダンボールで届きます。

基本料金[A]500円
+
送料[B]440円
+
その他[C]なし

合計:940円

940円を50で割ると、18.8円。

1冊19円です。20円を下回りました。やりました~。

屁理屈の会計を使わなくても、20円まではすぐに頑張れます。

さらに「9点以上の注文で5%引き」クーポンも適用すると、請求は893円です。ヤクザ的……!

893÷50=17.86

クーポンが使える期間中に50冊かき集めて、一括で買いましょう。

これが一番手っ取り早く仕入れが実現できる方法ではないでしょうか。

このあとの方法は素人にはオススメできない諸刃の剣的買い方なので、注意が必要です。



メルカリで販売する際の損益分岐点

さて、流入元がnoteからなのかブログからなのか皆目わかりませんが、メルカリで販売を行うときの損益分岐点の考え方、値入れの考えを書いていきます。

>1210円で45冊の本が手に入ることがわかりました。1冊27円です。

※数字の説明のために45冊のタダ本で計算してます。さらに効率を求めるなら50冊を一括で注文して940円とするパターンがあります。が、あくまでもシステムの説明のため、ということでここはひとつお願いしますm(_ _)m。

さて。

メルカリの料金体系は、売れた商品の金額に10%の手数料がかかり、90%が売上/手取りとなります。出品者が送料を負担するムードが充満しているため、以下の試算も送料込み(出品者負担)であることを仮定しています。

発送するサイズによって送料もいくつか分かれるのですが、書籍の発送に一番スタンダードな「ゆうゆうメルカリ便(175円)」を例に進めます。

メルカリ提携の配送サービスなので、売上の残り(出品価格の90%)から送料が天引きされるシステムです。さらに包装袋のコストとして5円上乗せします。つまり送料のコストは180円。

条件のおさらい

・出品金額から10%が手数料
・送料は180円で考える

例えば1200円の書籍が売れた場合、まず手数料120円(1200円の10%)が差し引かれ、残った1080円から負担する送料コスト180円が引かれます。

この取引の手取り分は900円で、400円で仕入れた書籍ならば、500円が利益になります。わかりますね。

システムの料金体系わかったところで、x円で仕入れた商品の損益分岐点売上高はいくらなのか。逆算です。

(仕入額[X]+180)÷0.9=損益分岐点

これがメルカリで損をしない公式です。

100円で仕入れた商品は【(100+180)÷0.9=311.111…】となり、312円で出品すれば損しません。312円以上の出品金額だと、儲け分が残ります。

値入れ[+a]

いくら儲けたいというのが決まっている場合は、上の公式に[+a]を代入すれば求めることが出来ます。

(仕入額[X]+180+a)÷0.9=損益分岐点

この商品で150円儲けたいんだというときは、

【(100+180+150)÷0.9=477.77…】

つまり477円で出品する必要があります。

仕入れたタダ本を公式にあてはめる

(仕入額[X]+180)÷0.9=損益分岐点

この公式に仕入れ値27円を代入します。

(27+180)÷0.9=230

損をしないラインは230円。

しかし、メルカリでは出品最低価格が300円と決まっていますので、最安の出品でも300円です。

しかし勘違いしてはいけないのが、300-230=68で68円の儲けなんだと思わないこと。27円の商品を300円で売った場合の儲けは、63円。これ、よくある勘違いですので注意。

利益率が低い薄利多売である

最低価格で出品しても、売れた時点で63円の儲けにはなります。

1冊売るごとに63円の儲け。45冊売ったら2835円ですね。

これで、50冊(45冊)の無料本を全部300円で出品したときの、期待できる利益がでました。もっと高値で出品して、買ってもらえたならさらなる利益が望めます。

タダ本ライトの場合…

ちなみに、タダ本ライトのプランで同様の計算をすると1冊が39円なので、

(39+180)÷0.9=243.3333…

損益分岐点は244円、300円出品で1冊の利益は51円

51*15=765

198円の儲けが期待できます。

タダ本はせどりの仕入れに使えるか

せどりや転売にしては、なかなかの薄利多売を強いられそうですね。元は100円で買える商品だったわけですし、どこまで高値に持っていけるか、腕の見せ所かと思います。

お察しの通り、作業時の人件費が一切考慮されていない計算式なので、”時間の無駄づかい”になる可能性もあります。

ではメルカリでの販売も掴んでもらったところで、仕入れを下げる屁理屈について書いていきます。正直、期待はずれなので、話半分でどうぞ。

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