EarPodsの音質・マイク品質は悪くない!Apple純正の有線イヤホン
ガジェットブロガーのおりすさるさんです😊
今回は、Apple純正の有線イヤホン「EarPods(イヤーポッズ)」についてです。
Apple純正のワイヤレスイヤホン「AirPods(エアーポッズ)」の陰に隠れ、あまり存在感がないEarPods。ですが実は高音質でマイク品質もよく、コスパに優れる優秀な有線イヤホンなんです。
EarPodsは、iPhoneなどのApple製品だけでなく、Androidスマホやパソコンとの組み合わせでも使用できます。興味のある方はぜひチェックしてみてください👍
EarPodsとは?
EarPodsは、かつてiPhoneに付属されていた有線イヤホンでしたが、iPhone 12シリーズ以降、環境保全の一環で充電器とともに付属されくなってしまいました。
音質やマイク品質に言及する前に、まずは「外観と機能」、そして「3つの種類」についてご紹介します。
外観と機能
EarPodsは、いわゆる「インナーイヤー型」のイヤホンです。耳栓のように密閉するカナル型とは異なり、 耳介にひっかけて装着します。
カナル型特有の圧迫感はなく、装着感は軽く快適そのもの。長時間使用しても、カナル型のような不快感はなく、疲れを感じません。
また、周囲の音が自然に入ってくるので、屋外でも使いやすいのが特徴です。車や自転車などの接近に気付けますし、音量を下げれば装着したまま会話もでいます。
R側のコードに再生/一時停止や音量を操作できるコントローラーがあります。
再生/一時停止、電話に出る/通話を切る:センターボタンを1回押し
音量調節:+ボタンと−ボタン
曲送り:センターボタンを2度押し
曲戻し:センターボタンを3度押し
早送り:センターボタンを2度押ししたあと押し続ける
このコントローラーにはマイクが内蔵されており、電話通話やビデオ会議に使用できます。
マイク品質について後述しますが、品質は高くクリアな音声を届けてくれます。
ケーブルの長さは約110cmとなります。コードは細くて柔らかく、折りグセもつかないので扱いやすいですね。
種類は3つ + USB-Cアダプタ
EarPodsには端子の種類によって3種類あります。違うのは端子だけで機能は同じです。
USB-C採用のiPhoneやiPadには3.5mmヘッドフォンジャックがありません。直接接続したい場合は、「EarPods(USB-C)」を選ぶといいでしょう。
EarPods(USB-C)はDACを内蔵しているため、USB-Cポートを搭載するほぼすべてのデバイスでUSB-Cイヤホンとして使用できます。
汎用性が高いのは「EarPods(3.5mmヘッドフォンプラグ)」でしょう。
Apple製品では脱ヘッドフォンジャックが進んでいますが、その他のデバイスでは3.5mmヘッドフォンプラグが一般的です。
「幅広いデバイスで使いたい」という方なら、EarPods(3.5mmヘッドフォンプラグ)と「USB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」の組み合わせがおすすめです。
3.5mmヘッドフォンプラグをUSB-Cに変換してくれるアダプタです。このスタイルなら一般的な3.5mmヘッドフォンジャックを搭載するデバイスから、USB-CしかないiPhoneやiPadに接続したいときにも対応できます。
「音質が悪い」は本当?
私はオーディオマニアではないものの、週に20時間以上は音楽を聴きます。
自宅で音楽を聴いたり動画視聴したりするときはAirPodsを使うことも多いのですが、仕事部屋のパソコンデスクでの作業時はほぼEarPodsをします。
そんな私ですが、EarPodsの音質は十分にいいと感じています。感動するほどではないものの、少なくとも価格以上の音質であることは間違いないです。
低音の量感は十分ですし、解像度の高さもAirPodsなど他のワイヤレスイヤホンと比較すると申し分ありません。音場も広く、臨場感のある音を楽しめます。
弱点としては高音域の存在感が薄いことですが、正直なところ、そこまでの音質をこの価格帯のイヤホンに求めるのは酷でしょう。
EarPodsを超える音質を求めるなら、最低でも1、2万円以上の高級イヤホンを用意する必要がありますね。1万円以内のイヤホンで、EarPodsの音質と後述するマイク品質を超えるものは私の知る限りないです。そういう意味ではEarPodsのコストパフォーマンスは抜群です。
「EarPodsの音質は悪い」という評価もありますが、何をもって評価するかによって結論は違ってきます。
オーディオの世界は奥が深く、有線イヤホンのなかには10万円を軽く超えるも。。普段そのような超高級イヤホンで聴いている方にとっては、EarPodsの音質は悪いかもしれません。
しかし、せいぜい2、3万円のワイヤレスイヤホンで満足している私からすると、EarPodsの音質は非常にいいです。
高いマイク品質
EarPodsのマイク品質は非常に高く、電話通話やテレビ会議用途に最適です。クリアな音声を届けてくれます。
これは実際に聞いてもらうのが一番分かりやすいでしょう。EarPodsとAirPods(第3世代)で録音してみましたので、ぜひ聴き比べてください。
音声のクリアさに明らかな違いありますね。EarPodsのほうがはるかにクリアに録音できています。
どちらもエアコンと空気清浄機が動作している環境で録音しています。AirPods(第3世代)ではホワイトノイズのような動作音をうまく消してくれていますが、音声品質は劣ります。明らかに解像度が低いですね。
ワイヤレスイヤホンと比較するのはフェアではないかもしれませんが、EarPodsのマイク品質の高さをご理解いただけるかと思います。電話通話やテレビ会議でもEarPodsは大活躍してくれるでしょう!
「あえてEarPods」の選択もあり
ということで今回はApple純正の有線イヤホン「EarPods」についてご紹介させていただきました。
EarPodsは、数あるApple製品のなかでは目立たない存在かもしれませんが、実は優秀なApple製品のひとつです。音質はいいですし、マイクも高性能。
使い勝手の良さはワイヤレスのAirPodsに負けるかもしれませんが、EarPodsの価格なら気軽に試せます。1〜2千円の有線イヤホンを買うくらいなら、もう少し出してEarpodsを買ったほうが満足度は高いでしょう。
余談ですが、中学生になる私の甥っ子がEarPodsを愛用しています。それをを見て、その理由を尋ねたところ、「有線イヤホンのほうがレトロっぽさがあってかっこいい」のだそう。
いまの中学生にとって、有線イヤホンは前世代的なアイテムに見えているのでしょう。その「レトロさ」や「懐かしさ」が、逆説的に新しさや新鮮さを生み出しているのかもしれませんね。