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【低遅延】SwitchにBluetoothイヤホンを接続する方法

ガジェットブロガーのおりすさるさんです😊️

Nintendo SwitchはBluetoothオーディオ接続に対応します。
Switchの「設定」>「Bluetoothオーディオ」から「登録する」を選択することで、手持ちのBluetoothイヤホン/ヘッドホン/スピーカーを接続できます。

しかしこのとき、使用されるBluetoothコーデック(このあと詳しく解説)の関係で気になるほどの遅延が発生してしまうんですよね。

プレイするゲームによっては多少の遅延は気にならないのですが、特にアクションゲームやシューティングゲームだとわずかな遅延がプレイに支障をきたしてしまうことも。

ということで今回は、「SwitchにBluetoothイヤホンを接続して低遅延で遊びたい!」という方に向けて、それを実現する方法をご紹介します!

実際に私はその方法でよくスプラトゥーンをプレイしていますが、遅延をほぼ感じることなく快適に遊べています。興味のある方はぜひ参考にしてみてください👍


低遅延はBluetoothトランスミッターで実現できる

音の遅延に大きく関わってくるところとして、「Bluetoothコーデック」があります。

Bluetoothコーデックとは、音声を転送する際に使われる圧縮方式のこと。いくつかの種類があって、その種類によって遅延の程度が異なります。

遅延が少ない順番に並べると、


aptX LL < aptX Adaptive < aptX < aptX HD < AAC < SBC


このようになりますね。もっとも遅延が少ないBluetoothコーデックが「aptX LL」で、もっとも遅延が大きいのが「SBC」です。

Switchは「SBC」接続にしか対応しておらず、これが遅延が発生してしまう大きな原因となっています。

そこでBluetoothトランスミッターの出番です。

Bluetoothトランスミッターを接続している様子
Belutoothトランスミッターで低遅延を実現できる

このようにBluetoothトランスミッターを用意しSwitchに接続することで、より遅延の少ないBluetoothコーデックを使用できるようになります。

ただし、Bluetoothイヤホン側もそのBluetoothコーデックに対応する必要があることには注意してください。

例えばaptX Adaptiveに対応するBluetoothトランスミッターを用意したのなら、BluetoothイヤホンもaptX Adaptiveに対応するものを用意しないと下位コーデック(SBCなど)で接続されることになります。

1. Bluetoothトランスミッターを用意する

私が普段から愛用しているのは、UGREEN(ユーグリーン)のBluetoothトランスミッター。

UGREENのBluetoothトランスミッター
UGREENのBluetoothトランスミッター

👇UGREEN Bluetoothトンランスミッターの特徴

  • USB-AタイプのBluetoothトランスミッター

  • アナログマイク付属

  • 安定性が高いBluetooth 5.3対応

  • SBC/aptX/aptX Adaptive/aptX HDコーデックに対応

  • 接続中のコーデックの種類を確認できる

aptX LLの次に遅延が少ないaptX Adaptiveに対応し、さらにはBluetooth 5.3対応で接続は安定。価格的にも選びやすいラインで、これから購入するならUGREENのBluetoothトランスミッターがおすすめです。

ちなみにもっとも遅延が少ないとされるaptX LLに対応するBluetoothトランスミッター(Creative BT-W3)も手元にあるのですが、正直なところaptX LLとaptX Adaptiveとの遅延の差は感じられないほどなんですよね。

そして私が愛用するBluetoothヘッドホン(Bose QuietComfort Ultra Headphones)がaptX LLに未対応ですがaptX Adaptiveに対応。そういうこともあってUGREENのBluetoothトランスミッターを使っています。

BluetoothイヤホンもaptX LLに対応するものは少ないので、選択肢の多いaptX Adaptiveに対応するものがいいでしょう。

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2. SwitchのUSBポートに接続

Bluetoothトランスミッターを用意したら、SwitchのドックあるいはSwitch本体のUSBポートに接続します。

BluetoothトランスミッターをSwitchのドックに接続している様子
ドックに接続
BluetoothトランスミッターをSwitch本体に直接接続している様子
本体に直接接続(USB-C to Aアダプタは別売のもの)

UGREENのBluetoothトランスミッターはUSB-Aですので、Switch本体に直接接続する場合はUSB-C to Aアダプタが必要です。

さらにSwitch本体に接続するとボキッといくリスクもあるので、基本的にはドックへの接続がいいでしょう。

3. Bluetoothイヤホンとペアリング

BluetoothトランスミッターをSwitchに接続したら、次はBluetoothイヤホンをペアリングします。

以下はUGREENのBluetoothトランスミッターの場合の手順ですが、他製品でも流れはほぼ同じかと思います。


  1. SwitchのUSBポートに接続すると自動的にペアリングモードとなる(BluetoothトランスミッターのLEDが青と赤の高速点滅)。

  2. 接続するBluetoothイヤホンをペアリングモードにする(方法はイヤホンによって異なる)。

  3. ペアリング完了(成功すればLEDが白色にゆっくり点滅)。


これで完了。Switchの音がBluetoothイヤホンから聞こえるはずです。

Bluetoothトランスミッターの多くは、LEDの色でどのBluetoothコーデックで接続できているかを確認できます。

UGREENのBluetoothトランスミッターの場合、

  • SBC:青色

  • aptX:黄色

  • aptX Adaptive:緑色

  • aptX HD:紫色

このように接続中のBluetoothコーデックを確認可能です。

緑色に点灯しているので「aptX Adaptive」で接続中と分かる

まとめ

ということで今回は、SwitchにBluetoothイヤホンを低遅延で接続する方法についてご紹介させていただきました。

低遅延のコーデックに対応するBluetoothトランスミッターとBluetoothイヤホンを用意しなければならないというハードルはあるものの、やはりお気に入りのBluetoothイヤホンで快適にプレイできるのはいいですね!

それにBluetoothトランスミッターはSwitchだけでなくPS5やパソコンなどでも使用できます。

BluetoothトランスミッターをPS5に接続している様子
PS5やパソコンでも使える!

PS5で遊ぶときは、SwitchからBluetoothトランスミッターを抜いてPS5に挿すだけ。非常に便利です。

SwitchにBluetoothイヤホンを接続したときの遅延が気になる、という方は本記事を参考に快適なプレイ環境を構築してみましょう!

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