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iPhone 12はいつまで使える?サポート期間や買い替えの目安を徹底解説

ガジェットブロガーのおりすさるさんです😊

この記事では、「iPhone 12はいつまで使える?サポートはあとどのくらい?」という疑問についてお答えします。

iPhone 12は2020年10月に発売され、2023年9月に販売終了となった機種です。

A14 Bionicチップを搭載し、5Gにも対応した人気機種。2025年現在でも「性能的にはまだまだ使える」と考えている方は多いと思います。

しかし今後も使い続けるとなると、

  • いつまで最新のiOSにアップデートできるのか 

  • 公式サポートや修理は何年先まで受けられるのか 

このあたりが気になってくるところ。

そこで本記事では、

  1. ソフト面(iOSアップデート、セキュリティ)

  2. ハード面(修理対応・部品供給)

この2つの観点から、iPhone 12を使い続ける上でのポイントを分かりやすく解説していきます。

また、買い替えタイミングを考える目安や、中古でiPhone 12を手に入れる場合の注意点もまとめました。ぜひ参考にしてみてください。


ソフト面から見る寿命

まずはソフト面(iOS、セキュリティアップデート、アプリ)からiPhone 12の寿命を整理していきます。

iOSのサポートはいつまで?

2025年現在、最新は「iOS 18」です。iOS 18はiPhone 12をサポートするため、少なくとも2025年9月頃まで最新の状態にアップデートできます。

気になるのはその後ですが、過去の傾向から推察すると、iPhone 12は「2026年9月頃まで」のサポートとなりそうです。

  • iPhone 7

    • 発売:2016年9月

    • 販売終了:2019年9月

    • iOSサポート終了:2022年9月(iOS 15までの対応)

  • iPhone 8

    • 発売:2017年9月

    • 販売終了:2020年4月

    • iOSサポート終了:2023年9月(iOS 16までの対応)

  • iPhone X

    • 発売:2017年11月

    • 販売終了:2018年9月

    • iOSサポート終了:2023年9月(iOS 16までの対応)

  • iPhone 11

    • 発売:2019年9月

    • 販売終了:2022年9月

    • iOSサポート終了:2025年9月?(iOS 18までの対応?)

  • iPhone 12

    • 発売:2020年10月

    • 販売終了:2023年9月

    • iOSサポート終了:2026年9月?(iOS 19までの対応?)

サポート機種が判明するのは、新しいiOSが発表されるタイミング(毎年6月頃に開催されるAppleのイベント「WWDC」)。

なので「2026年9月頃まで」というのはあくまでも予測ではありますが、順当に行けばそうなる可能性が高いです。

セキュリティアップデートの見通しは?

最新iOSのサポート対象外となっても、しばらくは「セキュリティアップデート」の配信は続きます。

ただし、販売終了から7年が経ち「オブソリート製品」に追加されると、セキュリティアップデートもストップする流れが一般的。

iPhone 12は2023年9月販売終了ですから、セキュリティアップデートが完全に終了するのは「2030年頃」だと予想されます。

アプリの対応状況

iOSやセキュリティアップデートはApple側の話ですが、それとは別に「アプリ側の対応状況」も気にしておきたいポイントです。

例えば「LINE」アプリの最新バージョンをインストールするには、「iOS 16.0以降」が必要です。現時点ではiOS 16を最終とするiPhone 8でギリギリですね。iPhone 7はサポート対象外です。

iPhone 12は最新のiOS 18に対応するため、アプリの対応状況が気になってくるのはまだまだ先。

ですがゆくゆくはアプリ側の問題が出てくることも知っておきたいポイントです。

ハード面から見る寿命

続いて、修理対応や部品供給といった「ハード面」からiPhone 12の寿命を考えてみます。

ビンテージ製品とオブソリート製品とは

Appleは、販売終了から一定期間が経過した製品を以下のように分類しています。

  • ビンテージ製品:販売終了から5年以上7年未満

  • オブソリート製品:販売終了から7年以上

ビンテージ製品に追加されると、部品の在庫状況によっては修理できない可能性が出てきます。修理受付は「在庫があれば対応可」というスタンスになるわけですね。

さらにオブソリート製品に追加されると、公式の修理サービスもサービスプロバイダーへの部品供給も打ち切りとなります。

iPhone 12の修理・バッテリー交換はいつまで?

iPhone 12の販売終了は2023年9月ですから、

  • ビンテージ製品:2028年頃に追加?

  • オブソリート製品:2030年頃に追加?

このように予想されます。

Appleは、販売終了から最低5年間は修理サービスの提供を保証しています。ビンテージ製品に追加されるまでは確実に修理・バッテリー交換サービスを受けられますが、ビンテージ製品に追加されると部品やバッテリーの在庫状況に左右されてしまいます。

iPhone 12を長く使いたいと考えている場合は、ビンテージ製品に追加される前に修理やバッテリー交換を済ませておきましょう。

買い替えのタイミング4選

iPhone 12を使い続けるか、それとも買い替えるか──判断に迷ったときは、以下の4つを目安にしてみてください。

  1. バッテリーの劣化が気になってきたとき

  2. 最新iOSに対応しなくなったとき

  3. アプリ側の要件を満たせなくなったとき

  4. 修理できなくなったとき

1. バッテリーの劣化が気になってきたとき

ひとつめは「バッテリーの劣化」ですね。

  • フル充電してもすぐにバッテリーが減ってしまう

  • バッテリー残量表示の挙動がおかしい

  • 勝手にシャットダウンする

最終的には動作が不安定になってきます。こうした場合、

  1. 新しいバッテリーに交換する

  2. 新機種に買い替える

選択肢はこの2つですね。

iPhone 12のバッテリー交換費用は、Apple公式で14,500円となっています。14,500円であと数年快適に使えると考えれば、決して高くないかと思います。

ただiPhone 12は2020年発売ですから、iPhone 16など新機種が気になっている方も多いでしょう。いま使っているiPhone 12を下取りに出し、買い替えてしまうのもありです。

2. 最新iOSに対応しなくなったとき

最新iOSへの対応は、新機能を使いたいという方にとっては重要なライン。

iPhone 12の場合、2026年9月(iOS 19で終了)と予想されます。毎年9月か10月頃には新機種も登場してくるので、そのタイミングで買い替えるのは合理的です。

3. アプリ側の要件を満たせなくなったとき

人それぞれよく使うアプリがあるかと思います。そのアプリの要件を満たせなくなったとき、買い替えを考えるタイミングとなります。

上では「LINE」アプリの要件が「「iOS 16.0以降」とご紹介しましたが、「Netflix」アプリでは「iOS 17.0以降」となっています。アプリによって違ってきます。

要件を満たせなくなっても、アプリによっては旧バージョンを使い続けられる場合があります。しかしセキュリティ的なリスクが高まる可能性があることを考えると、積極的に買い替えを検討したいところです。

4. 修理できなくなったとき

iPhone 12がビンテージ製品に追加されると(2028年頃?)、修理やバッテリー交換できない可能性が出てきます。

もし部品がなく修理できないとなったときは、買い替えざるを得ないこともあるでしょう。

非正規の修理店などで修理・バッテリー交換してもらう手もありますが、その場合は純正以外の部品が使われることになります。特に純正ではないバッテリーは品質にバラツキがあるため、積極的にはおすすめできません。

使い続ける際に注意したいポイント

iPhone 12を使い続ける場合、くれぐれも「定期的なバックアップ」は欠かさないようにしてください。

  • iCloudなどクラウドストレージサービスへのバックアップ

  • パソコンでのバックアップ

長く使い続けると、故障リスクは高くなっていきます。iPhone 12を修理サービスが終了するまで使い続けて、その結果、本体とともにデータもダメになってしまった……というのが最悪のシナリオ。

専門業者にデータの復元を依頼することもできますが、100%のデータを復元できるとは限りませんし、高額な費用もかかります。

「もっと早めに買い替えておいたほうがよかった」となれば本末転倒ですので、定期的なバックアップを欠かさないようにしましょう。

あと「バッテリー交換」のタイミングですね。

上で書いたように、ビンテージ製品に追加されるとバッテリー交換できない可能性が出てきます。使い続ける際はビンテージ製品に追加される前に交換しておきましょう。

いま中古のiPhone 12を買うのはあり?

中古でiPhone 12を手に入れようと検討している方もいるかと思います。そこで、2025年現在において中古のiPhone 12を選ぶメリット・デメリットを整理してみました。

メリット

  • 価格が下がっている:3万円台前半からで購入できる

  • A14チップ + 5G対応:日常使いに十分なスペック、高速なモバイル通信にも対応

  • サポートがしばらく続く見込み:iOS 19(2025年9月頃登場見込み)への対応が期待できる

人気の大手中古ショップ「イオシス」をチェックしてみると、価格は3万円台前半からと安くなっていますね。

またiOS 19への対応にも期待できるので、仮にそうなれば、iOS 20が登場する2026年9月頃までは最新iOSを利用できます。

デメリット

  • バッテリー劣化のリスク:バッテリーの状態が悪い個体も多い

  • 2026年9月で最新iOSサポート終了と見込まれる:中古で購入して数年最新iOSを使いたい方には向かない

iPhone 12の発売は2020年10月ですので、個体によってはバッテリーの状態が悪いものもあるはずです。バッテリーの劣化が心配な方は、「にこスマ」のようなバッテリー最大容量を確認できる中古ショップを選ぶといいでしょう。

まとめ:iPhone 12はいつまで使える?

最後にまとめます。

  • 最新iOSのサポート:2026年9月(iOS 19)まで

  • セキュリティアップデートの配信:2030年頃まで

  • ビンテージ製品への追加(修理できない可能性が出てくる):2028年頃

  • オブソリート製品への追加(修理サービスが完全に終了):2030年頃

あくまでも「これまでの流れと同じならば」という予測に過ぎませんが、iPhone 12をいつまで使えるのかの目安にはなるかと思います。

iPhone 12は、A14 Bionicチップ搭載や5G対応など2025年現在においても十分な性能を備える機種です。購入したタイミングによってはバッテリーの劣化があるかと思いますが、新品バッテリーに交換すればまだまだ使えます。

もちろん、最新のカメラ機能やApple Intelligenceなどの最新機能を利用したい場合は、最新機種に買い替えるのもありです。その際は記事内でご紹介した買い替えタイミングを参考にしてください。


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