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憑き物筋or動物霊の違い
結論から先に言ってしまえば、
動物霊=個人に憑くもの
憑き物筋=家系に憑くもの、血筋に憑くもの
と言う感じで思って頂ければその影響の及ぶ範囲や強さ、違いに関して分かりやすくなって来るかと思います。
私自身が憑き物筋に当たるから、経験からも語れる事でもあるので
この記事を書いてみる事にしました。
憑き物筋で有名なのは、犬神が有名ですかね。
大きく分けて、
・犬神(狗神)
・オサキキツネ
・管狐(飯綱(イヅナ))
このくらいの種類があります。
憑き物筋の家の人と結婚した場合、その憑き物も一緒に嫁いできてしまうという事で自分の家系が無関係でも片方の血筋が憑き物筋であったらそれは
親子代々憑き物を受け継いでいく、血筋間、家系間での継承になります。
私がどの憑き物筋であるかは、仲がいい人だったりクライアント様(心霊案件のご依頼主様)に応じて必要な場合は明かします。※隠す必要性が私の場合は無いので。(心霊案件の対応に当たる時に眷属霊とか呼ばれたりする事と同様でチームとして指令を出して守護や防衛に動いて貰う事があるからです)
犬神(犬神)はキツネと並んで一般的によく知られている憑き物に当たります。
西日本に多い憑き物で、特定の動物の霊を使った呪いの蠱毒(こどく)が元と言われています。
犬神が憑きやすい家系は先祖でそれらを作り上げて使役して契約をした術者や山伏、祈祷者や巫蠱の血筋が祖先に居る事が多くあります。
そしてその父方、母方で霊感が強い人達が多く生まれます。継承権の引継ぎがありその継承に耐えうる環境下になる為に霊能力や霊感が芽生えやすいのです。
私の場合は、母方でした。母方は精神的に不安定だったり憑き物筋だという事が知らされて無かったので霊的な事が日常茶飯事で襲ってくる状態でした。
私自身が霊視できるようになり、認知できるようになり初めてその存在に気づきルーツを辿れば納得という結果に辿り着きました。
先祖に術師が居た家系であるという事が憑き物筋の多くであり、その先祖から家系、血筋間で受け継がれ継承されていくものになり
そこが個人に憑く動物霊との大きな違いになります。
そして憑き物筋への対応はかなり難しく、呪詛や呪術専門の能力者でも対応は渋るというより
命の危険が双方に伴う事でもあるので、やらない、引き受けない方が多く居ます。
餅屋は餅屋の典型例では無いでしょうか。
どのジャンルの憑物も使役しコントロールするにはそれに応じた修行や知識、コントロール力、何がその子の得意なものか見分ける事やお仕事をさせる事が必要になります。
それは決して簡単な事ではありません、先ずそれだけではなく先の事も考えてちゃんと子孫に受け継がれていくからこそ考えて置かないといけない事があるからです。
コントロールや使役力だけでは無いのです。
業を背負い、業を背負わせる、というような覚悟も必要になります。
憑き物筋は血筋間の継承なので、移る(移動される)という事はありません。
憑き物筋だという事を知らされていない事が数多くあります、年数が経てばどこで派生したものかも分からなくなり教えが途絶える事は多くあります。(喜んで打ち明けたい事柄でも無いですからね)
普通の動物霊や憑依だと思ったけれど、蓋を開けてみたら憑き物筋でしたという事が往々にしてあります。
心霊案件に対応する時の鉄則は、勝てる戦いにだけ挑む事だとある方から教わりました。
今でも私はそれを信条として心霊案件の対応に当たっています。
対応に当たり解決するのは必ずしも自分である必要は無いという事。
依頼主にとって何が大切か、適切な対処や対応を取れそれをちゃんと解決できる事が何よりも大事なんです。
サイキックミディアム(霊能者)は、困っている人が居なければ成立しないお仕事でもあります。
病院、弁護士、警察官同様に。
だからこそ問われるのは、ちゃんと出来る解決力なんです。
依頼主の安心なんです。
解決出来るか危うい、対応できるか危うい事柄に望むのは
自分の命も、依頼者の命も危険に晒す事になりかねません。
その時に紹介できるツテや神社やお寺等があるだけで違います。
自分では解決出来ないけれど、此処ならというツテと場所と情報。
犬神なら、神社で犬神憑きを落とせる神社も実はあります。
此方ですね。
心霊案件の対応に当たる上で、自分自身も守れてご依頼主も守れてという前提がある元で依頼に当たる事が何よりも大切です。
そして普通に自覚がない憑き物筋の方と関わる上でもし周囲に憑き物筋の人が居たとしても、人としてちゃんと礼節や礼儀、思いやりを欠いた接し方をしなければ心配する必要はありません。