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私達が見つけたOriHimeの新しい使い方
OriHimeのモニター期間も終了です。
今回は私達が見つけたOriHimeの新しい使い方について活動の成果をシェアしたいと思います。特に、介護現場で働いておられる方や、社会貢献活動を考えている方に読んでもらえると嬉しいです。
【質問】OriHimeといえば、どんな活用を想像されますか?
決まった使い方というのは無いと思いますが・・
身体が不自由な障害者が社会参加やコミュニケーションを支援する目的で活用されることが多いのではないかなと思います。特に、障害や病気などで外出や直接の対面が困難な人が、遠隔地の人とコミュニケーションを取ったりすることができるのは素晴らしいことですよね!
先月、初めて分身ロボットカフェ「DAWN」に伺いました。OriHimeを通じて様々な方に社会参加の機会を提供していることに感動しました。
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私達の取り組み
私達はOriHimeを介して、老人ホームの入居者と傾聴ボランティアが繋がる、傾聴マッチングの仕組みを数ヶ月に渡り実験してきました。
この背景として、老人ホームの入居者は家族と離れて施設で暮らしておられます。入居者によっては話し相手が欲しいというニーズがありました。そこで、施設内にOri Himeを設置し、さらに入居者の話し相手をしてくれる傾聴ボランティアを募ってみてはどうか?という企画がでてきました。傾聴ボランティアは私を含め、ボランティアに興味がある一般の方が参加できるようにしました。
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当初はロボット相手の会話に入居者が緊張気味だったり、耳が悪く聞き取りにくいなどコミュニケーションの課題はありましたが、ゆっくり会話することを心がけたり、傾聴相手の状況を傾聴サポーターから傾聴ボランティアへ情報共有をするなど工夫しながら取り組むうちに効果を実感してきました。
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■入居者にとっての効果
不安感や孤独感を軽減する手助けとなったことです。当初は緊張気味の方も、OriHimeを通じた傾聴を繰り返すうちに自分の気持ちを自然に話せるようになり、ときには泣いたり、歌ったり、笑ったりと、まるで家族や友人と話するように皆さんの接し方が変化してきました。
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■傾聴ボランティアの効果
幸福感が高いということです。Orihimeに限らず、社会貢献を感じられる活動は生きがいの向上に寄与すると思いますが、Orihimeを使うことで遠隔で気軽に参加できる点も良かったのだと思います。私自身「あなたに話を聞いてもらえて生き返った」と言われてとても嬉しかったのを覚えてます。
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■OriHimeを使ってみて
私達の使い方は、オリィ研究所の想定と違う使い方かもしれませんが、OriHimeの存在意義である「孤独を解消する」という点で共通の価値を生み出していると思います。もちろん、OriHimeだけで実現することではなく、老人ホームきぬがさのスタッフの皆さんの「やってみよう!」というチャレンジ精神や現場のアイデアがあって実現した成果だと思っています。
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最後に
正直、モニター期間でこのプロジェクトを終えてしまうのは勿体ない気がしています。なぜなら、私達が取り組んできた仕組みを他の老人ホームや地域ボランティアに展開すれば、幸福度の高いエコシステムができるのではないかと思ったからです。
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私達の取り組みを見て共感いただいた方、介護のお仕事に興味を持たれた方、組織に興味を持たれた方は、社会福祉法人グローのホームページからお問い合わせください。
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