おり桐戦争 #5 闇医者病院襲撃
おりおりたちは、キンニクツーにも連絡をとっていた。
襲撃
俺の名前は渚 玲司。桐野江組に所属する若手極道だ。
先日、星野の兄貴が何者かに襲撃され重傷を負った。
今、兄貴の見舞いに来ているところだ。
今ここにいるのは俺、花ヶ迫の兄貴、ダブルナイフの飛鳥馬こと飛鳥馬の兄貴、舎弟の豊島、そして神代の兄貴だ。
外が騒がしい。何事だろうか。
木村「兄貴ぃ!何者かの襲撃です!」
一同「なにぃ?!」
その場に居合わせた全員が驚愕する。
豊島「まさか真幸さんをやりやがったやつらか?!」「ぶっ殺してやる!!」
飛鳥馬「おい、やめろ!」
しかし豊島は飛鳥馬の兄貴の制止を振り切って外に出てしまったのだ!
そこにいたのは...
バナナキラー「みぃつけた。やっぱりここだったかぁ。」
謎の人間やゴリラたちだった。
豊島「おりゃああああああああああaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!」
豊島はやつらに突っ込む。
しかし。
バナナキラー「動きが直線的で読みやすい。自分からやられにきているとしか思えないな。」
次の瞬間、豊島の足が宙に浮く。
豊島「?!」
なんとおりおりドンキーが豊島の首をつかんで持ち上げていたのだ。
豊島「あ、あにち…タス…けて…くる…し い」
その時、ちょうど外に来た飛鳥馬の兄貴がそれを発見する。
飛鳥馬「おい!なぁにやってんだぁ!!」
おりおり「魔物は退治する。当たり前だ。」
飛鳥馬「おい!魔物ってなんだ?俺らはどっからどう見ても人間だろ!それに豊島を放せ!」
おりおり「人間に化けた魔物だ。俺にはわかる。だからこいつは離さない。」
そう言い放つと首を絞める力をもっと強めた
豊島「あ....あにちいい…しぬ…たすけ…て…」
今にも途切れそうな声で叫ぶ。
飛鳥馬「ええい最後の忠告だ。ここでやめないなら俺らは武器を抜く。そうすりゃ全面戦争決定だ!」
おりおり「俺らは魔物なんかに屈しない。」
そう聞いた飛鳥馬の兄貴は腰からダブルナイフを抜き、雷のような踏み込みを見せる。しかし!!
間にアンバルト、パンタイン、バナナキラー、佐藤の4人が飛び込んできたのだ!
そして次の瞬間、絶対に聞きたくなかった音が聞こえる。
''グきぃ!''
豊島の首が折れた音だ。
豊島の顔がみるみる青くなっていく。もう生気は感じられない。
飛鳥馬「!!」
この瞬間、飛鳥馬の兄貴の中で何かが切れた音がした。
飛鳥馬「ゆるさん。」
おりおりたちは、飛鳥馬の兄貴の何かが変わったのを明確に感じ取った。
飛鳥馬「まずはおまえだ!そこのゴリラ!」
そういいおりおりにとびかかる。
おりおり「ダブルナイフかぁ。それなら俺も!」
そういっておりおりは懐からダブルナイフを取り出し覚醒する。
飛鳥馬「人の武器ぱくんなやぁあああああああ!!さっさと死ねええええぇぇぇぇぇぇ!!!!」
''カキィン!!''
お互いのナイフが当たる音がした。
押されたのは、おりおりだ。
おりおり(なんだこの力は!受けきれない!)
「がはぁぁぁぁぁぁ!」
飛鳥馬の兄貴のナイフがおりおりを斜めに切り裂く。さらに!
お前一生動かなくていいから。
おりおりの足を切断した。((まぁおりおりはセロハンテープで無限に復活するけどね))
飛鳥馬「次は、お前だぁ!」
次の狙いは、パンタインだ。
しかし、そこにいたはずのアンバルトの姿が見当たらない。狙いは、何だ?
パンタインは、一切攻撃をしてこようとしない。
ひらひらとこちら側の攻撃をよけるだけだ。
飛鳥馬(まさか…時間稼ぎ?)
次の瞬間、闇医者の中からカンクンを担いで出てくるアンバルトを見つける。
バナナキラー「今お前らと戦ってもこっちが不利だ。やはり今度万全な時に来ることにしたんだよ。」
飛鳥馬「は?!」
バナナキラー「じゃあな、哀れな桐野江組。」
パンタインはおりおりの足を拾い、おりおりを背負った。
ジャントラックに乗って一斉に逃げ出す。
飛鳥馬「くそっ逃げやがった!」
そう言い終わると倒れている豊島に駆け寄る。
飛鳥馬「豊島、助けられなかった。すまない。すまない…!」
罪悪感と怒りと悲しみをこらえながら、
自分がかわいがっていた舎弟の死。
救えたかもしれないのに自分の実力不足で助けられなかった。
飛鳥馬「お前のことは一生忘れない。しっかり弔ってやる… あの世で先にゆっくり休んでてくれ…」
飛鳥馬の兄貴はそういい豊島の死体を闇医者に運んで行った。
衝撃
なんと病院から星野の兄貴が消えたというのだ。
そのころおりおりたちは。
病院から逃げようとトラックで逃走中だ。
そして今、待ち合わせていたキンニクツーと合流中だ。
キンニクツーを発見する一同。それを拾おうとトラックを減速させる。
しかし。
次の瞬間、おりおりたちをものすごいさっきが襲う。
それにビビったジャンが、トラックを急加速させる。
その場にキンニクツーが取り残される。
キンニクツー「え?」
キンニクツーはさっきのするほうを向く。
そこには。
''星野の兄貴が立っていた。''
星野「2日もあれば俺の傷は治るんだよ。」
まともに動くにはもう2,3日かかりそうだったが、そう言い放つ。
キンニクツー「ビーム!」
星野はそれをよける。
銃弾を絶対にかわす男なのだ。絶対に当たるわけがない。
仮に当たったとしても傷つきなれてる星野のあにきにとって筋肉痛なんて蚊に刺されたようなもの。一切効果はないだろう。
そうなればお互いの身体能力の叩きつけあいになるだろう。
星野の兄貴はドスを抜く。
星野「さあ、どっからでもかかってこいやぁ。豊島を殺した恨みはわすれんからな。」
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